こんにちは。
明光義塾桃花台教室の大矢です。
さて秋にもなり、勉強に焦っているかたも多いのではないでしょうか。
特に本人よりも保護者のほうが焦っているかたも多いはず。
この時期、ご家庭での勉強の指導で注意しなければならないことがあります。
それは入試過去問の使い方です。
意識が高かったり、焦りがあると
ついつい過去問を買って子供に与えたくなりますよね。
しかし、使い方・声のかけ方に要注意。
なぜなら
・まだ習っていない単元が多く含まれている。
・問題自体が複雑。なのに解答の解説が少ない。
・同様の形式では出題されるが、まったく同じ問題は出ない。
からです。
ではこの時期(秋)に入試過去問の使用する意図とは、
・入試の問題形式を知り、学習に活かす。
―文章量は?答え方は?問題数と配点は?得点の取りどころは?
・苦手分野の把握し、復習するため。
―解き直しをしても複雑で理解できない(一つの知識で解けない)場合も多い。その分野全般をまず復習。
です。
最初に挙げたように、まだ習っていないコアな単元があり過ぎます。
なので正直私はこの時期に入試過去問を解くはお勧めしません。
買って、最初の出題傾向や対策を読むことはお勧めです!
模試のやり直し→苦手分野の復習をお勧めします。(習っている範囲での入試予想問題なので)
過去問は学校で習う単元が終了になる頃、終了間際の1月以降がお勧めです。
そうすれば、意図する部分は変わり、実践の練習ができるようになります。
ご家庭で過去問を取り組んでいるかたは
理解の不完全を許容し、苦手分野全般を学校のワークや塾のワークで復習しましょう!
そうすれば、「時間をかけ過ぎたのに分からない」等の非効率や意欲の低下を招くことはなくなります。