よっちんのフォト日記

Omote Ginza Longitudinal Passage, Azumino City, Nagano Pref.

さてさて、この日（7月26日）のワタクシ達の行程は、長野県安曇野市の燕山荘を出発し、
まずは表銀座と呼ばれる縦走路を歩いて行き、途中で大天井岳への分岐から大天井岳に登り、
次は常念岳の方に向かって行って、常念小屋まで行こうという計画を立てていました。
休憩時間を抜いて７時間ほどの行程ですから、途中で昼食などの休憩をとって８時間半から９時間くらいで
常念小屋には行く事ができるだろうと思います。


表銀座と呼ばれる縦走路は、燕岳から槍ヶ岳までの人気の縦走路を指す言葉です。
比較的起伏が少なく、コースも整備されているので歩きやすい縦走路なんですよ。
進行方向にずっと槍ヶ岳が見えているので、なんだかウキウキするんですよねぇ。


朝の5：35、燕岳に別れを告げて、ワタクシ達は縦走路を南に向かって歩き始めました。


北アルプスの峰々に朝の陽が当たります。槍ヶ岳の右側にあるのは、名峰笠ヶ岳ですね。


表銀座縦走路を歩いていくと、槍ヶ岳の美しさはもちろんですが、南に向かうに連れて穂高岳の雄姿が大きくなります。
北穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳（こちらからは西穂高岳は見えません）が見える穂高岳は、堂々たる山塊です。


振り返れば燕岳の稜線の左側（西側）に、ピラミダルな剣岳と、ドッシリした立山の姿が見えます。
こんなにも素晴らしい光景を堪能し、ワタクシはただただ幸せな気持ちで歩いていました。


南東の方向に目を向けると、雲の中から富士山が姿を見せてくれました。
そして、富士山の右側（南側）に見えるのは、南アルプスの山々です。
写真でいうとちょうど真正面に見えるのが甲斐駒ケ岳、そして右側に見えるのが北岳です。
北岳は標高３１９２mで、富士山に次いで日本で二番目の高峰なんですよ。


これから登る大天井岳のドッシリとした姿が迫ってきます。さほど見栄えの良い山ではありませんし、
なにせ周囲に名だたる名峰が目白押しなので、大天井岳の知名度はさほど高くないように思います。
しかし、標高2922mの山頂は遮るものが何もなく、素晴らしい大展望を楽しむ事が出来るんですよ。


左から順に八ヶ岳の峰々、富士山、そして南アルプスの峰々…ああ、ワタクシはなんと贅沢な時間を過ごしているのでしょう。

PS.この日のワタクシ達が歩いたルートはここで見ることが出来るので、参考にしてください。
https://yamap.co.jp/activity/2176285

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


山に登る時、昔は25000分の１、50000分の１の地形図を持って行く事が多かったですが、
その後、コースタイムなどが書かれている登山用地図を持つ事が一般的になりました。
しかし、最近はスマホの登山用アプリで地図上で自分のいる場所を確認したり、自分が歩いたコースを
記録する事が出来るようになりました。とはいえ、スマホはいつ作動しなくなるかわかりません。
ちゃんと地図を持って行くこと、地図の読図が出来ることは、登山をする者には必須だと思います。


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