よっちんのフォト日記

Gose Machi, Gose City, Nara Pref.

さてさて、奈良県御所市の御所まちを訪ねたワタクシなのですが、コーヒーをいただいた
「ICHINEN」のオーナーさんから、「近くのお寺で、明日は大規模なとんど焼きがあるんですよ。
今頃は準備をしていると思いますよ。見に行かれたら面白いかもしれないですね」と教えていただきました。
せっかくの機会です。ワタクシ、そちらのお寺まで歩いて行くことにしました。


お寺は吉祥草寺という修験宗のお寺でした。このお寺がある茅原という場所は、修験道の開祖である役小角の出生地だそうです。


「大とんど」の準備が行われていました。吉祥草寺のとんどは、奈良県内で最大規模だそうです。
とんどは正式には左義長といい、小正月に行われる火祭りですね。
地域によって「とんど」「とんど焼き」「どんど」「どんど焼き」「どんどん焼き」「さいと焼き」など、
様々な呼び方があるそうですが、関西では「とんど」「とんど焼き」が多いかなぁ。


そういえば「小正月」なんて言葉も、いまではすっかり使わなくなりましたね。
1月15日が「成人の日」とされたのは、かつては元服の儀式を小正月にやっていたからなんですよ。
まあ、いまでは「成人の日」自体が小正月とは関係なく、1月の第２月曜日という訳の分からない日になりましたがね。


悪法というのは多々あるでしょうが、ワタクシは「ハッピーマンデー法」も悪法の一つだと思っています。
無理やり三連休を作って、余暇に金を使わせようなんてどういうことなんでしょう。
体育の日なんて10月10日でなければ、なんの意味も無いと思うのですよ。


吉祥草寺を後にし、次は円照寺へとやって来ました。東御所の街は、この円照寺の寺内町として発展したんです。


円照寺の界隈はよく言えば静かな、悪くいえば寂れた佇まいになっていました。


この日は予定も無く、突然御所まちを尋ねたのですが、この町並みが保存されることを願ってやみません。


是非とも御所市、奈良県という行政側が、この町並みの歴史的な価値に目を向けてほしいと願うばかりです。
いや、それよりも住民側の方から、この町の歴史的な価値の声をあげてほしいです。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


ハッピーマンデー法もひどいものだと思いますが、国民の祝日にも意味がわからないものがありますよねぇ。
「海の日」「山の日」なんてその最たるものだと思いますが、海の日は無理やりこじつけた理由がありますが、
山の日なんて全くなんの根拠もありません。意味の分からない祝日を増やすのなら、
労働者たちが日常的に定時に退勤出来るように法を定めてほしいです。


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