よっちんのフォト日記

Tashiroike Pond, Kamikochi, Matsumoto City, Nagano Pref.

さてさて、長野県松本市の上高地で早朝の散策を楽しむワタクシ達ですが、原生林の中を歩いていくと
突然、ポッカリと空間が広がって、正面に穂高岳がドーンと見えてくる場所があるんですよ。


ここは田代湿原という湿地帯で、6月中旬から下旬だとレンゲツツジを見ることが出来るのですが、
この時期はまだちょっとレンゲツツジには早かったようですね。


そして田代湿原から少し歩くと、そこに田代池という小ぢんまりした池があるんですよ。
八右衛門沢などからの土砂によって流れがせき止められてできた浅い池です。
池のなかには幾つかの島があり、まるで水田地帯のように穏やかな風景となっています。


向こうに見えるギザギザとした頂上部分を持つ山は六百山。周りに高い山が多いので目立たないのですが、
この六百山ですら標高は2400mを超えるんですよ。


田代池は六百山や霞沢岳の伏流水が湧き水となって溜まり緩やかに流れるために、その水は一層清冽で澄み切っています。
また年間を通して湧き水があるために、田代池は真冬でも全面結氷することが無いそうです。


土砂の流入によって田代池は年々小さくなっていると聞きました。この美しい姿は、今のうちに見ておかねばならないですね。


さらに南に下ると大正池の北端に出てきました。正面に朝陽に輝く焼岳の姿が見えます。


立ち枯れの木と焼岳の景観は、大正池を代表する光景と言えるでしょうね。


ではでは、大正池の畔をさらに南に向かって行くとしましょうか。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


上高地の朝は早く、大正池に着いたのは午前6時だったのですが、ボチボチ観光客が池のほとりに集まり始めていました。
通常の観光地よりも、やっぱり朝が早いですね。そういえば私たちが宿泊したホテルの朝食時間が、朝6時45分からなんですよ。
山小屋のように朝5時とはいきませんが、6時45分の朝食というのは相当早いですよね。


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