ザ・ボーイ 人形少年の館 | 大原浩の金融・経済地動説

ザ・ボーイ 人形少年の館

備忘録:映画レビュー:観た映画

 

ザ・ボーイ 人形少年の館

ローレン・コーハン、ルパート・エバンス、ダイアナ・ハードキャッスル、ジム・ノートン

70点

 

「おしい話には裏がある」的な色彩の強い、ホラーである。

 

前半は英国特有の不気味さがうまく表現できているし、舞台を英国にしたことも大正解だ。

 

しかし、前半は結構期待させるのだが、後半はハリウッド映画のホラーによくある「戦闘シーン」でドタバタして、物語が台無しだ。米国人は「心理的な恐怖」では満足できず「実物」を持ち出さないと気が済まないらしい。

 

老父夫婦の人物像をもっと描き込むと、恐怖の度合いが増したのではないかと思う。

 

ストーカーの話を組み合わせたのは新しい試みだと思うが、あまりにも予想通りに物語が進みすぎて興ざめである。

 

やはりハリウッドのホラーは、この程度かと感じさせる作品である。

 

https://eiga.com/movie/84186/