フェイ・グリム | 大原浩の金融・経済地動説

フェイ・グリム

備忘録:映画レビュー:観た映画

 

★フェイ・グリム

パーカー・ポージー、ジェフ・ゴールドブラム、ジェームズ・アーバニアク、サフロン・バロウズ、リーアム・エイケン、エリナ・レーヴェンソン。レオ・フィッツパトリック、チャック・モンゴメリー、トーマス・ジェイ・ライアン他

75点

 

1990年代ニューヨーク・インディペンデント映画界の名匠ハル・ハートリーによる「ヘンリー・フール3部作」の第2作だそうだ・・・。作品を鑑賞し終わってから、この事実を知ったのだが、何となく中途半端な物語なのはそのせいかもしれない。

 

インディペンデント映画らしい、あまり見たことが無い、個性的な物語なのだが、コメディなのか、スパイサスペンスなのか、それとも素人が国際的陰謀に巻き込まれるストーリーなのかの視点が定まらずグラグラしている感じだ。

 

最初、謎が多い段階では期待感が高まるが、徐々に謎が解けるにつれて、「ふーん」という気分になってしまう。

 

米国、フランス、ドイツの合作映画で、ニューヨーク、パリ、ベルリンだけでは無く、イスタンブールまで舞台として登場する。異国情緒を売りにしているのかもしれないが、ホテルの部屋や隠れ家のシーンが多いので、どこで撮影しても一緒では無かったかと思う。

 

ラストシーンも「無理やり作った感」がありありで少ししらけるが、悲しい結末なのかそれとも本当はハッピーエンドなのか少し考えさせられる・・・

 

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