不動産ほど法的問題がからむものはありません。 | 資金繰り 事業再生 M&Aアーク司法書士法人@代表社員 李 永鍋(リ ヨンファ)のブログ

問題点を解決しておく


 不動産ほど法的問題がからむものはありません。

 一つ一つ取り上げるときりがないほどです。

 それほど私たち人間にとって重要な資産ということがわかるとともに、

 生活(周囲の人たちを含めた)が関わってくることがあるからです。





 昔から土地所有者の間では境界をめぐる争いはやっかいなものでした。

 それに植木の枝が越境してきたり、
 
 落葉がまい込んだりしてもトラブルとなります。

 日照権でもめることもあるでしょう。





 最近では騒音やペットの鳴き声やニオイなどでも、

 めんどうな争いとなることが多いようです。

 ご自身のマンションを売るに際しては、

 考えられる法的な問題はきちんと解決しておいてほしいものです。





 めんどうなことは買主が何とかするだろうではいけません。

 いいかげんな処理は、物件売却後の法律問題となり得ます。

 買主の方からの損害賠償請求ということになりかねないのです。




 こうした裁判ほどバカらしいことはありません。

 余計なお金がかかってしかたありません。

 弁護士費用や裁判費用も大変です。

 そのうえに裁判判決で賠償請求が決められるとたまりません。





 特に物件の権利関係は明確にしておいてください。

 抵当権の抹消の準備や権利証のチェックなどもしておいてください。

 物件を相続で取得していたら相続登記をしておくこと。

 共有者がいるときは全員の合意を得ておくこと。





 その他の問題も含め、

 心配な点は正直にすべて売却を依頼した業者に早く相談してください。

 売却のプロである不動産業者は何が問題となって、

 どう対処すべきかのアドバイスをしてくれるはずです。





 万が一、対応が不安な業者のようであれば、

 別の業者に変えるのもよいでしょう。

 そのうえで、買主の方に、

 売却後にトラブルとならないように、

 準備を十分しておくようにしたいものです。





 よりスムーズに、より適正に、

 物件を売却できるようにお願いしたいことです。



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