車検整備-スズキ スイフトスポーツ(HT81S)クラッチオーバーホールも | フリークのブログ

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自動車の整備を、もっと身近に、もっと分かりやすく!!

「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

車検をご用命頂きありがとうございました<(_ _)>


車検整備の内容を、写真付きで解りやすく紹介しております。
整備の内容だけでなく、同時にお車の状況を把握する事も出来ると思いますので、
ぜひ、最後までお付き合い下さい(^^)


◆◆お願い◆◆


本文中に専門用語なども出てまいります。
理解しにくい内容になってしまうかも知れませんが、
解説付きのだらだらと長い文章になる事を避ける為、
専門用語の使用についてはご理解下さい。
なるべく解りやすくお伝え出来る様、努めてまいります<(_ _)>


◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

いつも愛媛帰省の度にお寄り頂いているお客様。

定期メンテナンスはしっかり行われています。

今回の車検でクラッチオーバーホールのご依頼も頂きましたので、

内容はほぼクラッチ関係となりますが、

写真と共に説明させて頂きます。

 

 

 

 

リフトで上げてタイヤを取り外し、

各所点検を行います。

 

各所部品出しをしてからと思っていましたが、

どこもかしこも問題無し。

 

早速クラッチを降ろしにかかる事になりました。

 

 

 

 

 

 

まずはミッションオイルの量点検。

問題無し!!

 

 

 

 

 

ミッションオイル排出。

 

 

 

 

 

ミッションオイルドレンプラグの磁石部分にも、

鉄粉の付着は殆ど無し。

 

 

 

 

 

 

バッテリーを取り外し、どんどん分解を進めて行きます。

 

 

 

 

 

 

上からはボチボチ終わり。

 

 

 

 

 

下からも色々と取り外して、

 

 

 

 

 

ミッション取り外し。

ちなみに、スズキの整備書ではエンジン一体にて取り外した後

切り離す様に指示されていますが、

ミッション単体で普通に降ろせます。

工賃の節約につながります。

 

 

 

 

 

クラッチカバーを取り外しに掛かります。

 

 

 

 

 

 

クラッチカバーに付いているダイヤフラムスプリングの先端には

レリーズベアリングが当たるのですが、

結構摩耗が進んでいるのが分かります。

 

カバー、ディスク、共に取り外します。

 

 

 

 

フライホイールです。

 

 

 

 

 

取り外したクラッチカバー。

 

 

 

 

 

取り外したクラッチディスク。

こちらはフライホイール当たり面側。

 

 

 

 

そしてこちらがクラッチカバー側。

 

 

 

 

 

今回のクラッチオーバーホールは予防整備の意味合いが強いのですが、クラッチディスクの摩耗もある程度進んでいました。

 

クラッチを切る時には多少重みも出始めていましたし、

クラッチ操作時には音も出ていましたので、

時期的には良かったと思います。

 

 

 

 

 

エンジン側は更にフライホイールも取り外して、

クランクリヤシールのチェック。

 

 

 

 

 

汚れてはいますが、オイル漏れや滲みはありません。

 

お客様のお父様は元整備士さんで、

クラッチが下りた状態で一度見に来られたのですが、

クランクリヤシールは問題が無いので交換せずにそのままで!

と言われたのですが、

このブログ、オーナー様が見てくれているので内緒でご報告。

 

 

 

 

 

「分かりました!」と答えはしましたが・・・

ここまで分解して交換しないのは勿体ないと思い、

勝手に交換(^^;

 

 

 

 

 

新品のクランクリヤシールを装着。

交換した事は、内緒にしておいて下さい(^^;)

 

 

 

 

 

続いてフライホイールセンターに装着されているパイロットベアリング。

 

 

 

 

 

 

 

こちらも新品に交換。

クラッチディスクとの当たり面は磨き上げています。

 

 

 

 

フライホイールを装着。

 

 

 

 

 

続いてミッション側。

 

 

 

 

 

 

 

汚れを綺麗に掃除して、レリーズベアリングを取り外し。

この後レリーズベアリングを装着した写真ですが、

どうやら取り忘れた様で・・・

写真がありませんでした(T_T)

 

 

 

 

 

クラッチディスクの新旧比較。

 

 

 

 

 

 

クラッチカバーの新旧比較。

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッチの切れもスムーズになってくれる事でしょう(^^)

 

 

 

 

 

SSTを使って、クラッチディスクをカバーセンターにセット。

 

 

 

 

 

 

フライホイールに装着します。

 

 

 

 

 

クラッチワイヤーも交換します。

 

 

 

 

 

ミッション装着。

 

 

 

 

 

ミッションオイルを充填し、満充填を確認。

 

 

 

 

 

余談ですが、よく固着して外れなくなるABSセンサー。

一度取り外す必要がありましたので、

固着防止の為薄くグリースを塗布して組み付けておきました。

 

 

 

上記交換部品も含め、今回の車検で交換した部品や作業した箇所は、

 

 ・クラッチカバーASSY交換

 ・クラッチディスク交換

 ・クラッチレリーズベアリング交換

 ・インプットシャフトベアリング交換

 ・クラッチケーブル交換

 ・ミッションオイル(WAKO'S RG7590LSD)交換

 ・ロングライフクーラント交換

 ・ブレーキフルード交換

 ・タイヤ前後ローテーション


以上となります。


交換を必要としなかった部品につきましても、
各所点検・調整・清掃・グリースアップなど行っております。


今回の車検ご請求額は ¥ 123,000- です。 
   (内、諸費用は 96,890円です)

 

ありがとうございました<(_ _)>

 
 <参考データ:車両走行距離  46,400km>

 

 

 

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