ATF交換-BMW(320i/E90)トルコン太郎での圧送交換+ストレーナー交換他 | フリークのブログ

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「それって幾らになるの??」にも、明確にお答えします(^^)

徳島県から、BMW E90 のATF圧送交換でご来店頂きました。

 

同じE90で同じ型式のATミッションでも、ATFクーラーホースの装着位置と取り回し方が数種類に分かれています。

 

 

※現在全ての種類に対応出来るSSTを製作企画中ですので、BMWのATF圧送交換作業をお客様に居提供したいと思われているプロショップの方はもう少しお待ち下さい。

 

 

今回のE90は、種類としては少ないタイプの形状ですが、

私が自作しているSSTを組み合わせる事で圧送交換が可能です。

 

 

 

 

 

 

リフトで上げて、

 

 

 

 

 

 

アンダーカバーを全て取り外します。

 

 

 

 

 

 

 

現時点でのATFを比較用の瓶に採取。

 

 

 

 

 

 

ご覧の通り、真っ黒に汚れています。

 

 

 

 

 

 

オイルパンを取り外します。

 

 

 

 

 

 

オイルパンの当たり面は綺麗に掃除します。

BMWのオイルパンは樹脂製ですので、

当たり面の均一化は重要です。

 

 

 

 

 

 

 

オイル漏れを起こすコネクトスリーブを交換する為には、

バルブボディの傍にあるロックを外す必要があります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オイルパンはASSY交換になります。

 

 

 

 

 

 

オイルパンを取り付ける前に、全体を綺麗に掃除します。

 

 

 

 

 

 

トルクレンチを使って、既定トルクで締め付けます。

 

 

 

 

 

 

今回使用するATFはペトロナスです。

 

ペトロナスに付いて簡単に説明させて頂きます。

 

世界的にも有名なオイルメーカーで、

マレーシアの国営企業でもあり、自社で油田も持っています。

「ペトロナス」の名を冠したツインタワーが有名ですよね。

 

エンジンオイルを作るには、どこかの地域から採れる原油を基にする訳ですが、テレビなどでよく見る、真っ黒くてドロッとした原油だけが全てではありません。

 

ペトロナスで使われている原油は産出時点で透明に近い黄色です。

潤滑性能などが非常に優れている為、潤滑オイルとして非常に有効な原油です。

 

これをイタリアのトリノにあるペトロナスのテクノロジーセンターにてオイルを精製しています。

ペトロナスが作った基油を仕入れて自社にて加工・着色などをし、

自社製品オイルとして販売しているオイルメーカーが多くあります。

 

日本ではよく耳にするオイルメーカーでも油田を持っているメーカーなんて殆ど無く、多くは世界的大手のオイルメーカーと契約し、基本となるオイルを購入して自社加工しています。

 

 

ペトロナスは、非常に性質の良いオイルを基に、

最高のオイルを作り上げる技術も持っています。

 

BMWのチューニングで有名なスタディさんが一押しているオイルがペトロナスである事もうなずけます。

 

そして、

ペトロナスは、産出から商品化まで全て自社内で完結する為、

高品質なのにお手頃価格なのです。

 

今回使用するATFも、低価格ながら100%化学合成なのです!

 

 

 

 

 

 

 

ATF圧送交換をする為、トルコン太郎と接続します。

 

 

 

 

 

 

オイルパンを外した際に抜けた量と同量の6リットルをまずは充填。

 

 

 

 

 

 

エンジンをかけて圧送交換を始めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなに綺麗になりました。

 

 

 

 

 

 

すでにATF油温はデータモニターしていますので、

ATF油量調整温度範囲に入っている事を確認し、

オーバーフロープラグを開けて油量調整をします。

 

 

 

 

 

交換前のATFと、交換後のAT内ATFです。

色・透明度・粘度、全てが全く違います。

 

 

 

 

 

 

最後に試運転をし、漏れや滲みが無い事を確認して作業終了です。

 

 

 

 

最近猛暑が続いています。

 

フリークでは、サービススタッフが少しでも快適に作業が出来る様、

今年からサロペットと空調服を採用しました。

涼しい時間帯ではサロペットで、

日中の暑い時間帯などは、サロペットの上から空調服を着用しています。

 

整備士はツナギ! とは、言っていられない様な温度になる時もあります。

軽装に見えるかも知れませんが、命を守る為ですのでご理解下さい。

 

 

 

 

たくさん採れたからと、お客様から立派なゴーヤを頂きました(^^)

 

ゴーヤには、ベータカロチンやカリウムなどのミネラル類、疲れを取り除くビタミンB群などが豊富に含まれています。

 

ただ、あの苦みを苦手をする人も多く、

私の子供達も苦いので嫌がってなかなか食べませんでしたが、

ゴーヤは炒めるのではなく、出汁で煮込んであげる事で、

苦味をかなり薄くする事が出来ます。

 

 

 

 

ゴーヤはしっかり塩もみをしておきます。

その後、塩を洗い流して出汁で煮込みます。

太めのゴーヤ2本分を煮込むのに、300ml程度の水にヤマキのだしの素を溶いたもので煮込みました。

 

※ヤマキは友人も勤める地元企業です(^^)

 

苦味はかなり薄くなり、大人も子供も真夏の新鮮食材を楽しめます。

 

 

 

 

 

今回のATF圧送交換では、

上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・ATオイルパンASSY交換

 ・ATコネクトスリーブ交換

 ・ATF(PETRONAS TUTELA ATF-XP4)交換


今回の修理ご請求額は、 ¥ 112,330- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  147,000km>


■作業メカニック - 野間雄司
■写真撮影 - 野間雄司
■文 - 野間雄司

 

 

 

 

 

 

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