読者の広場:2019年7月号 | こどもクリニック四方山話

読者の広場:2019年7月号

 「読者の広場」はコミュニケーションを目的とし、実際に寄せられたメールと院長のコメントを紹介するコーナー。新聞発行に合わせて、毎月1回提供しています。病院とのかかわりあいのヒントを掴んでください。

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2019年7月 311号: NEWSのPDFはこちら!

 

 先月は 5 通のメールをいただきました。

 

   まずは大和町の吉○さんからです。

 「いつもお世話になっております。吉○ 彩○、穂○の母です!

 旦那が先月から、また風邪からの咳が続いていて、「そろそろかわむら先生 に行ってきなさい!」と話をしていました。明日、旦那は仕事休みなので、診ていただきたいそう です。

 午前中早めに行くと思います。そして、私は仕事なので穂花も一緒に行きます。穂花は元気 なので、つきそいですが ( 笑 )、「子どもは診てもらわないのに、オレだけイイかなぁ」と心配?し ていました。なので、いちお先生にお伝えでした☆よろしくお願いします m(__)m」。

 

   先月もメールをもらった 30 分以上もかけて通ってくる吉○さんのご主人です。小児科は子どもだけと思いがちですが、 感染症は専門分野です。ですから感染症関係の発熱、咳、嘔吐、下痢などはお手の物で、大人子どもで対応が異なる ことはありません。

 大人も子どもも全部診るクリニックもありますが、そんな幅広知識を持っている医師はいません。 だから病院は診療科で分かれているのです。専門外まで欲張って診ることは、ある意味無責任です。生活習慣病など は、内科で診てもらってくださいね。

 ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、大人が独りで来てももちろん大丈夫 です。どうしても恥ずかしいならなら、お子さんに付き添ってもらってください(笑)

 

  次も偶然同じ大和町に住む櫻○さんからのメールです。野球をやっている中学生が腰を痛め整形外科に通院してい

ました。一度症状が治まったのですが、再発したとのことで助けを求めて来院しました。仙台市医師会理事の整形外科医に相談して病院を探して紹介状を書いて受診させました。

 

 「おはようございます。

 先日は紹介状書いて頂き、ありがとうございました。昨日無事に受診して来ました。MRI とレントゲンを当日にも関わらず撮って頂き、とても丁寧に診て頂けました。本人専用のコルセットも作ることに なり、型取りもしてもらい、来週出来上がる予定です。

 先生に高校での 野球を希望してる旨を伝えたところ、「出来ない」とは言われなかったので 少し 安心しました。充秀もその言葉が 嬉しかったようで、日々のストレッチ等を 頑張って高校入るまで 体づくりを頑張るそうです。一応 メールにてご報告せて頂きます。後日また伺わせてもらい ます。ありがとうございました。」

 

 以前も何度か書きましたが、小児科医は子ども病気の総合窓口です。たとえ小児科の病気ではなさそうと思っても、 まずは相談してみてください。実際腕を痛がっている、目やにがひどい、耳から汁が出て来た、泣き方がおかしいなど、 どんなことでも気になれば連れて来ればいいのです。

 小児科で解決できないものは、場合によっては予約を取って、 さらに紹介状を書いてしっかり次の病院につなぎます。

 そうそう当院の紹介状には魔法をかけてあるので、「当日に も関わらず撮って頂き、とても丁寧に診て頂けました」となるのです(笑)

 高校からまた野球ができるように応援しているから!!