高校1年生女子の皆さんへ(HPVワクチン) | こどもクリニック四方山話

高校1年生女子の皆さんへ(HPVワクチン)

 クリニックでは、NEWS、FaceBook、そしてYoutube を通して、子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の必要性を訴え、接種推進に取り組んできました。

 CLINIC NEWS6月号「読者の広場」に、子どもの頃からかかりつけの女子が、通院を動機に看護師を目指し、看護学部入学を機にHPVワクチン接種決めたことを紹介しました。

 

 今月号2面に、理解を深めてもらうためにHPVワクチン関連記事を載せたので紹介します。

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2020年9月  325号: NEWS PDFはこちら!

 

【緊急】高校1年生女子の皆さんへ

 皆さんは子宮頸がん予防ワクチン(HPV ワクチン)を知っていますか。

 このワクチンは定期接種でありながら、現在積極的勧奨が差し控えられています。

 ワクチンの副反応と言われる症状を 呈した子どもがマスコミで報道され、それ以降接種する人が激減しました。

 クリニックでは接種推進の立場で、様々な情報を発信してきました。7 月の厚労省ワクチン分科会副反応検討部会では、情報提供の内容及び方法を見直し、更なる情報提供の充実を目指すことして、新しいリーフレットによる情報を自治体にかかわらず行われるように個別送付するという積極的な姿勢になってきています。

 検討中のリーフレット「小学校6年〜高校1年(相当)の女の子と保護者の方への大切 なお知らせ」(概要版)は、大変わかりやすので、ぜひ読んでください。

 今回【緊急】とした理由は、費用の面です。HPVワクチンの対象者は小学6年生から高校1年生女子となっています。定期接種で無料で接種できるのは高校1年生の場合は 2021年3月31日までとなります。そのためには9月中に1回目の接種を受けなければなりません。定期接種時期を過ぎた場合には、接種料金(1万5千円程度) は自己負担になります。

 

高校1年生のお子さんのいるあなた!

急いで判断してください!!

時間がありませんよ!!!

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《参考資料》

 ・CLINIC NEWS「子宮頸がん予防ワクチン考」2019年3月号

 ・小学校保健便り「子宮頸がんがなくなる?」2019年11月

 ・CLINIC NEWS「読者の広場」2020年6月号

 ・日本産婦人科学会「高校1年生の女子と保護者の方へ(子宮頸がん予防のためのHPVワクチン接種についてのお知らせ)」2020年9月7日