悪者は、いないという観点からです。
人間関係の問題、悩みをお聞きすると、皆「私は間違ってない!向こうが悪い!」というのが殆どです。
この「どちらが悪い」でいくと、この問題はエンドレスです。
もし「あなたが悪い」と周りから説得されて謝罪させられたとしても、何かモヤモヤしたものが残ります。
日本人は平和解決を考える民族だと思います。
ですからこちら側から他国に戦争を仕掛けるようなこともありませんし、もやっとしたものを残したくないのでディベートなども根付きません。
僕が法人の顧問先に行く時も、ご夫婦の相談に乗るときもスタートの観点はひとつです。それが、
「悪者はいない」ということです。 *今回の話は犯罪行為は別です。
皆、それぞれ感じ方、受け取り方が違いますし、思考パターン、行動パターンが違います。
つまり、「当たり前と思うことが本当に皆違っている」ということです。
中立の立場で見ると、見る角度や、相手と自分のどちら目線で考えているか等を加味すると「どちらも大筋では間違っていない」という結論に至ることが多い。
「どっちも間違ってないよ」から始め、その観点の違いを客観的に双方に伝えると意外と早々に和解するものです。
その上で、「こうしてみたらどうだろう?」という提案をします。
ただしその提案も、双方が同じゴールを向いていることが前提です。
会社であれば、「今期売上10億」というのがゴールだとすれば、これは社長以下社員全員、僕達のような外部から参加している人間もこのゴールは同じです。
「この売上10億を達成するために、Aさん、あなたの強みはこうだからこの分野でこういうふうに力を発揮してください。Bさんは逆にこういう面が強いですからこの点で今以上の力を発揮できるはずです。お二人がそれぞれ強みを活かして全力で取り組んで頂ければこの10億は達成できます。お二人とも、できますか?」
というように持っていけば前向きな解決になります。
長いこと争い、揉めている時間というのは組織にとって本当に無駄ですし、給料を払う経営者サイドからすれば、その間は生産性ゼロかつ周りの人間のやる気も奪いますから犯罪に近い行為です。
だからこそ早期の前向きな解決が望まれます。
「悪者はいない」から始める解決策、意識して頂くと流れは変わりますよ。
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