おろかなるひとり言

アコースティックギターとフォークにどっぷりの平々凡々とした日々の雑感を綴る、極めて私的なブログ。

テレキャスターのポット交換

グレコのテレキャスターのボリュームポットのガリが気になりだしました。
トーンポット側はガリは無いのですが、どちらもポットを回した時のトルク感もだいぶ軽くなっているので今回交換に踏み切りました。
1979年製のグレコのテレキャスターですから、いわゆるジャパンビンテージです。
まだまだ本家の再現度が甘かった時代の物なので突っ込みどころは満載ですが、テレキャスの音はしていると思います。

TL_旧こちらが交換前です。
配線がオリジナルですが、お世辞にも上手くありません。よく見ると半田付け部からケーブルが切れそうです。
今回は同じツマミを使いたかったのでミリ規格のポットを買ってきました。
ボリューム、トーンともにSCUDの250KΩ、Aカーブを使いました。
カーブについては色々と好みがあるようですが、オリジナルに合せました。
トーンコントロールのコンデンサは0.022μF(22nF)が付いていました。この容量は一般的にハムバッカーに使われる値です。通常シングルコイルであれば0.047μF(47nF)です。
当時、メーカーに知識がなかったのか?ピックアップに合わせてチューニングした結果なのかはわかりませんが、オリジナルのコンデンサをそのまま使用しました。
同様にテレキャスターではおなじみのハイパスフィルター用コンデンサも0.0022μF(2.2nF)と通常の2倍の値でしたが、同様にオリジナルのコンデンサをそのまま使用。

TL_新こちらがポット交換後です。
ポットを外さないとポットの抵抗値が確認できないので、側面に抵抗値を書いておきました。
見た感じはあまり変わっていませんが、ピックアップセレクターからボリュームポットへ繋がるワイヤーがかなり低品質のものに見えたのでBelden8460に変えました。
Belden8460は本来の用途はスピーカーケーブルですが、ギターの内部配線でも使えます。
結構、評判がいいようです。ギターやエフェクターの内部配線用として有名なBelden8503も持っていますが、Belden8460のほうが太くてこちらの方が良いと思っています。

使用感ですが、当然ですがガリは無く快調です。
ポットを回した時のトルク感もあり、使いやすいと思います。
このSCUDのボリュームは見ての通りALPHA社製のもので、まぁまぁの品質と理解しており、エフェクター製作でも同社のポットを使うことががあるのでなじみ深いです。

ギターのポット交換は簡単なのでガリが気になったら手っ取り早く交換が良いと思います。

D-28の近況

先週は仕事で1週間広島へいっていました。
金曜日の帰りの羽田からの高速バスも渋滞に巻き込まれて帰宅がだいぶ遅くなりました。
そんなわけで土日は疲れが抜けず何をするでもなく気が付けば日曜の夜です。
63歳になっても現役同様に働くのはきついですね。

さて我が家のD-28ですが、ここ2か月ぐらいケースから出してギタースタンドに乗っていますが、マメに手にして弾くようにしています。
このギター、昔は周囲から「よく鳴る」と評判のギターでした。
某ビンテージギター屋の店長はこのギターの鳴りを聞いて鏡を突っ込んでブレーシングを確認しました。
スキャロップブレーシングだと思ったそうですが、正真正銘81年製のノンスキャロップです。
そんなD-28ですが、ずっと気持ちがギブソンに振れていたのであまり手にする機会が無くなってきて、すっかり鳴らないギターになっていました。

しかし、思うところあって2ヵ月ぐらい弾いていたらものすごく鳴ります。
あれ?このギターこんな音だったっけ?と今更ながら驚いています。
ギターも数が多いのですべてを弾き込んでやることができずローテーション状態ですが、やっぱりギターは弾き込んでナンボですね。

このD-28はお茶の水のクロサワで買ったのですが、3〜4年落ちぐらいの中古で買いました。
当時の店長の話では前オーナーは国内でも有名なミュージシャンだったそうです。
名前は教えてくれませんでしたが、「君も知っている有名な人だよ」とのことでした。

Hot Cakeを作る

Hot Cakeを作りました。
といってもお料理の話ではなく、ニュージーランドのCROWTHER AUDIO製のエフェクターのクローンです。

Hot CakeHot Cakeは2ノブ仕様のものと3ノブ仕様のものがありますが、今回製作したのは3ノブ仕様です。
2ノブ仕様のものはPresenceツマミのところにスイッチがあり、生産時期により表記がMid LiftだったりPresenceだったりします。同じ回路に対して表記だけが違うのか、機能が違うのか?は知りませんが、言葉だけで判断すればMid LiftとPresenceでは意味が違いますよね。
今回も可能な限り本家のビジュアルを再現してみました。
ツマミは本家と同じものが入手できたら交換予定です。

HotCake_回路図

回路図はこんな感じで非常にシンプルです。
回路図に記載がありませんが、トゥルーバイパス時のポップノイズ対策の抵抗を追加して製作しています。また電源周辺のZD1はツェナーダイオードですが、ツェナーダイオードである必要も感じませんでしたので通常の整流ダイオードに変更しました。

回路を見てもわかるようにオペアンプで信号をブーストするだけでクリッピング回路は入っていません。なので回路的にはブースターに分類されますね。
通常オペアンプは負帰還をかけてイマジナリーショート(仮想短絡)が成立する範囲で使用するものですが、増幅率が高くなりイマジナリーショートが成立しなくなった状態を作って歪音を作っています。
なので歪音はファズのような少し暑苦しい音になりますが、その暑苦しさの部分はPresenceコントロールで多少はコントロールできるといった感じかと思います。

個人的にはこのペダルはイマジナリーショートがまだ成立している状態もしくは少しイマジナリーショートが崩壊し始めたあたりまでを使うのが良いと思います。
ちょうどこの領域の音はこの前作ったCOT50にも通じるものがあり、真空管っぽいウェットな歪が軽く載って気持ちが良い音です。
世間評判が抜群に良いと言えるペダルではありませんが、使い方次第でお気に入りのペダルになるかもしれませんね。
決して悪いペダルではありません。

手話歌について

前にも1度書いた記憶がありますが
https://news.yahoo.co.jp/articles/745b65f738bf12c0110969f970e0390051989f0b
この記事を読んで思い出したのでちょっと書いてみます。

手話歌というものが正式に認知されているものなのかは知りませんが、以前音蔵で定期ライブをやっていた頃に、オリジナルの歌を歌っている傍らに手話通訳者を置き、歌詞を手話通訳するというパフォーマンスをする人がいました。
その時は2階のPA席でPA操作をしながら観ていたと記憶しますが、非常に白々しく不自然なものを感じました。
何を感じたかというと、運営スタッフはおろか客席にいる全員が健常者で手話を必要とする人はいなかったのです。
この手話通訳者は一体誰に何を伝えたかったのか?全くわかりませんでしたし、それと同時にこれは非常に不謹慎な行為ではないかとさえ思いました。

手話を本当に必要としている人からすれば、手話は生活をしていく中で非常に大切なもののはずです。その手話をおもちゃにしているように見えてしまうのではないか?と思いました。
もちろんそれは演者にとっても不幸なことだと思います。
色々な考えはあるとは思いますが、やはりあれはやってはいけないパフォーマンスだったと私は今でも思っています。

だいぶ前のことですっかり記憶から消えていたのですが、この記事を読んであの時のことが鮮明に思い出されたのと同時に、同じように感じる人がいるのだなぁ..と思った次第です。

ジャズべ VS プレべ

20台の半ばでフェンダーUSAのプレべを買いました。
バンドでベースを弾いていたのですが、それまでは職場の先輩からもらったフェルナンデスの改造しまくりのジャズべを使っていましたが、やっぱりちゃんとしたベースが欲しくてプレべを買いました。
当時はジャズべとプレべの違いもよくわからずとりあえず、「ロックならプレべだろう..」ということで、ジャズべという選択肢はありませんでした。
実はミュージックマンのスティングレイベースが欲しかったんですが、中古でも結構高かったんです。
なので、正確にはスティングレイベースが買えなかったのでプレべを買ったというのが正解です。
その時の値段ですが、8万円でした。傷だらけということもあって、当時でも安かったと思います。
でもこのベース、ピックアップが断線しかかっていてたまに音が出ないことがありました。おそらくこれが前ownerが手放した理由だと思います。
一度ライブの最中に音が出なくなって泣いたことがあります。(笑)
楽器屋に持っていっても異常なしと言われてしまい困っていたのですが、自力で不具合箇所を見つけて自力で修理しました。
プレべのピックアップって1,2弦側と3,4弦側のピックアップを直列に繋いでいますがその部分が切れていて疑似接触状態でした。そこを繋ぎなおして、その後は快調です。

さて、本題です。
最近はほとんど弾くことのないプレべですが、やっぱりジャズべにしておけばよかったかなぁ..と思うことがしばしばあります。

https://youtu.be/JCIT7pPpin4?si=YGGAWzvWWgUqermc

この動画を見て納得ですよ。
やっぱりジャズべにしておけばよかったです。
プレべってネック太いけど、音はいい音で、色々とセッティングに悩むこともないのですが、色々な音が出せないんですね。
そういう意味では不器用なんだと思います。

あ、そうそう
グレコのEB-2(SGベース)のコピー品も持っています。ミンコレ期のものなのですごくモノが良いです。
ロングスケールなので見た目もカッコいいです。
プレべにも負けないベースだと思っています。

最近は多重録音もやらないのでベースはケースの中で眠ったままです。

ワンノブ エフェクター完成

ワンノブ エフェクターといえば、ZVexのSHO(Super Hard On)やLovepedalのCOT50が有名ですね。
SHOのそっくりさんであるLandgrafのCleam Boostは製作済なので今回はCOT50を作りました。

COT50今回も外観の再現度は高いと自負しています。
商売ではなくあくまで自分用に作っているのでこういった外観を本家に似せるのも楽しみの一つではあります。
これを商売でこれをやったら怒られます。(笑)

回路は簡単なトランジスタの増幅回路にダイオードのクリッピング回路を追加しただけでちょうどSHOにダイオードを追加しただけのようなものですが、SHOはトランジスタといってもFETを使っていたりするので、まったく別物になっています。

このCOT50の回路を検索するとすごくたくさんの回路が出てきますが、音に影響する部分で言えばクリップダイオードがゲルマニウムのもの、シリコンのもの、ショットキーバリアのものがあります。
おそらく本家のCOT50も色々なバージョンがあるようなのでどれも正解ではないかと思っています。
ただ、調べてみるとオリジナルはゲルマニウムダイオード(1N270)だったようです。
今回はショットキーバリアダイオード(BAT46)で作りました。理由はBAT46での作例が多かったというだけですが、ショットキーバリアのVF(順方向電圧降下)はシリコンより低めでゲルマニウムに近いのでオリジナルに近い音になったのではないかと思います。

出音ですが、世間ではオールドマーシャルアンプのプレキシサウンドが出せるという触れ込みです。
まぁ、プレキシサウンドがどんなものか?もよくわかっていませんが太い音で歪みます。
ストラトを繋いでクリーン設定のアンプで弾いてみるとなかなか良い音です。
でも、レスポールや335のようなハムバッカーのギターを繋ぐと音が太すぎていまいちな気がします。
世間でもシングルコイルとの相性がよいと言われていますね。

COT50はワンノブなのでBiasつまみを回していくと歪が増えていきますが、一緒にトーンも明るくなっていきます。
ワンノブで歪とトーンが変化します。
そういった意味では不器用なペダルではありますが、ストラトのセンターピックアップでノブを左に回し切った状態では軽〜く歪んだバイト感のある気持ちの良い音も楽しめます。
音が太いので使いにくいと言われているストラトのリアピックアップとの相性も◎です。

とても簡単な回路なので回路の組付けは楽ですがその割に結構楽しめるペダルです。
エフェクター自作初心者には良いかと思います。

今回はパネルのシールを上下逆に貼ってしまい、シールの作り直しという大失態がありました。
当たり前ですが、作業は常に気を抜かず丁寧にやらなければだめですね。

ワンノブ エフェクター

現在、エフェクターを作っています。
実はその前にひとつErsatz Verbenというスラップバックディレイを作ったのですが、出音のバックグランドノイズがどうしても気に入らず、箱詰めは断念しました。
エフェクターの部品で一番高価なのがケースとフットスイッチなのですが、どうせ使わないエフェクターにお金をかける気になれなかったということです。
このErsatz VerbenというエフェクターはFSB(Free Stonp Box)という海外コミュニティーサイトで公開されたものでコミュニティーメンバーで回路設計したというものらしいです。
要は市販されていないエフェクターなんですね。やはりそういう意味では詰めの甘い回路なのだと思います。
FSBの掲示板でもこのバックグランドノイズの消し方が議論されていたりもしますし、自分でも色々と試してみましたが納得のいく音にならず、断念しました。
あらためてBOSSなどの市販エフェクターの完成度は凄いと思います。


そんなわけで、前置きが長くなりましたが、今年2台目のエフェクターを作っているというお話です。
エフェクターケースそのケースがこちらです。
ケースの穴加工を見てわかるようにワンノブのエフェクターです。
ワンノブのエフェクターは多くの場合、回路も小規模で使われている各素子の色が色濃くでるような気がします。エフェクターとしては多少不器用でもギターの信号にダイレクトに反応してくれる印象がありますね。

ということで、この3連休で回路の箱詰めまでやってしまうつもりではいるのですが...
一体何を作っているのかって?...ワンノブの有名エフェクター...アレですよ、アレ。
お楽しみに!

拓郎の恋の歌

拓郎の古い歌で「恋の歌」というのがあります。
はじめて聞いたのは中学生の時で、当時買った朝日ソノラマから出ていた33回転3枚組のソノシート「 '70真夏の青春」の中の1曲でした。

とても短い曲ですが今でも好きな曲です。

この曲はラニアルズに提供したものだとは知っていましたが、そのラニアルズのライブ音源を見つけました。

4分13秒あたりから曲の紹介がありますが、「吉田拓郎っていう無名の作曲家が作曲した..」というくだりがあります。
恋の歌のリリースは1973年5月20日だったのでその時はもう無名ではなかったとは思うのですが..

このラニアルズには山本コウタローとウィークエンドのマネージャーをやっていた見崎さんが所属していたんですね。
知りませんでした。

髪を切りに行く

最近、仕事が忙しいことはないのですが妙にストレスを抱えるような案件が多く、結構参っています。
給料減っちゃったし、仕事は相変わらずしんどいし..なかなかモチベーションを維持するのが大変です。
そんな日々を過ごしているのですが、昨日は午後仕事を休めそうだったので気分転換もかねて休みをとり、髪を切りに行きました。

気のせいだと信じていますが、年をとるにつれ髪が伸びるのが遅くなっているような気がします。
床屋さんに行くと店内は老人ばっかりでした。
「まぁ、平日の日中に髪を切りに来るのはそりゃ年寄りだけだよなぁ..」
となんとなく納得していたのですが、よく考えたら自分もそのひとりでした。

ノーブランド半導体の闇

エフェクターを作っていると突き当たるのが半導体の「廃品」という壁です。
ある程度技術力があれば他品番の半導体で代替品を探すことになりますが、100%同性能とは言えないのが実情です。
なので実際に使用される回路を見て、その半導体の違いでどんな影響があるのか?それとも影響は無いのか?を判断する力量が必要になります。

代替品が見つからない、もしくは代替品は使いたくないという場合は、製造が中止になってしまい、希少在庫が法外な値段で取引されているものを買うか、製造元が不明な「ノーブランド」で同じ型番のものを買うことになります。

エフェクター自作界隈でよく見かけるFETでフェアチャイルドのJ201というものがあります。
だいぶ前に廃品になっているので、売られていても法外な値段で取引されています。
回路部位によっては代替品で対応しますが、キモになるところではやはりJ201というオリジナル通りのFETを使いたくなるのが人情ですね。
Amazonでよく中華ノーブランドのFETを販売していますが、ほとんどの場合捺印詐欺で中身が違うFETのことが多いと聞きます。
ちなみに、同じ中華製FETでも秋月電子通商などでは、中華メーカー発行のデータシートが公開されているのでこちらは安心です。

さて、このJ201ですが秋葉原のラジオデパートでノーブランド品を在庫限りでお安く販売していたので買ってきました。
ノーブランドではありますが、エフェクター関連の部品を多く取り扱っていることで有名な店なので大丈夫だろうと思い買ってきたものです。
でも後で確認するとAmazonで売ってる中華ノーブランドのJ201と同じロゴが捺印されていたので、嫌な予感がしたことは事実です。
昨年の夏のことです。

昨日このJ201を使って回路を動かしてみようとしたところ、全然動きません。
数個のJ201を試しましたが全滅です。
やられた..まとめ買いしましたが、全部ゴミかも..

そのあと諦めきれず色々と考えていたのですが、ひょっとしたら捺印詐欺で中身が違うのであれば、中身はピン配列の違う別のFETかもしれないと思い、FETのピンを入れ替えて実装して調べたところS(ソース)とG(ゲート)を入れ替えると問題なく動くことが確認されました。
これはJ201と性能が近いと言われている2SK30と同じピン配列です。

とういうことで、このJ201は性能が近い2SK30にJ201の捺印をして販売しているものではないか?というのが私の推論です。
2SK30もすでに廃品になっているので2SK30もしくはピン配列の違うJ201ということで使うのが良いかな..というのがオチでありました。

まぁこのJ201も使い道がありそうなのでヨシとしますが、ノーブランド半導体の闇は深く今回は勉強させられました。

実は別の店でノーブランドの2SK30を買ってあるのでこちらも興味があります。(笑)

自作キャビネット

自作キャビネット現在、VOXのMV-50を2台所有しています。機種はBoutiqueとCleanです。
キャビネットは自作で8インチのスピーカーを積んでいますが、そもそもこのキャビネットを作ったいきさつは以下の通りです。

マーシャルのVS-15という初心者向けアンプのジャンク品を買ってきて再生というかフルレストアすることにしました。
どちらかというと実際にそれを使うというよりも「再生するプロセスを楽しむ」という目的だったように記憶しています。
その時にせっかくだから..ということでスピーカーを奢ってセッレッションに交換しました。
その時に余ったVS-15のオリジナルスピーカーを使ってキャビネットを作り、MV-50のヘッドアンプで鳴らしていました。
それはそれでよかったのですが、その後2つの不満が出てきました。

<不満 その1>
VS-15はガッツリ歪ませて大音量で鳴らせばそれなりにマーシャルっぽい音が出てきますが、所詮初心者用アンプです。音はいまいちです。
最近、増幅回路がヘタってきたのか出力が下がってきたような気がします。
極めつけはリバーブを搭載していないので使いにくいアンプです。
その後Blackstarの真空管アンプを購入したこともあり、利用頻度はほぼゼロ。
そろそろ廃却して綺麗なクリーンサウンドの出るアンプに入れ替えたい..

<不満 その2>
MV-50はそれなりに良いアンプだとは思いますが、いまいち音抜けが悪い。
これはきっと自作キャビネットが原因と思われる。
自作キャビネットを廃却してVOX純正キャビネットを買おうか..

そんな2つの不満を抱えながら新しいキャビネットやアンプを物色する毎日が続いていました。

そんな時、ひらめいたことがあります。
VS-15に搭載したセッレッションのスピーカーを自作キャビネットに乗せてみたらどうだろうか..

やってみました。

自作キャビネットを繋いだMV-50の音が一気にグレードアップしました。
ダイナミックレンジが広がって特に高音が綺麗です。また、スピーカーのサイズも一回り大きくなった印象です。
MV-50 Cleanはフェンダーアンプの音を狙っているようですが、いい線いってますね。
MV-50 Boutiqueもこんないい音だったんだ..とちょっと驚きです。

反対にオリジナルスピーカーに戻されたVS-50はとことんポンコツな音になりました。
残念ですが、部品取りの後に廃却かな?
でもアンプの筐体だけは次のキャビネット制作に使えるかな...
なんてまた余計なことを考えていたりもします..

湯たんぽを買う

相変わらず在宅勤務が続いています。
もう完全にライフスタイルが変わって、週に1回程度出勤しますが、それも必要があってというよりも家族から「たまには会社に行け」と言われて出勤しているような状況です。

そんな在宅勤務での部屋の暖房ですが、今まではファンヒーターやエアコンを使っていましたが、12月頃からは湯たんぽを膝にのせてひざ掛けを使っています。
意外にこれが快適で部屋空気は冷たいので頭がさえるというか、調子いいのです。
暖房費もかからず快適!ということで喜んでいたのですが、よく考えたら使っている湯たんぽは10年以上前に買ったプラスティック製です。
調べたら湯たんぽって材質にかかわらず3年〜5年ぐらいで寿命が来るんですね。
お湯が漏れてやけどをしたら話にならないので湯たんぽを新調です。

調べてみると最近の流行は「充電式湯たんぽ」です。
水枕のような物に何やら液体が入っていますが、それをヒーターで温めて湯たんぽにするという代物。なので厳密には充電ではありません。加熱は5分ぐらいで終わるので便利とのこと。
早速それを買ってみたのですが暖かいのは最初の30分ぐらい。あとは冷めていくばかり..
全然使い物にならず、結局お湯を入れる従来型の湯たんぽを買ってくることになりました。

ということで紆余曲折ありましたが、今年の冬の在宅勤務ライフは湯たんぽで快適に過ごせそうです。

年末だよ!全員集合!

他愛ない話です。
全員集合昨年から始めたエフェクターの自作ですが、作ったものを全部並べてみました。
全部で19台あります。
それ以外にもDIやミニギターアンプなんかも作りましたね..

2年先の完全リタイア後のライフワークでエフェクター作りをやろうと思い、そのお試しのつもりで始めましたが、有名なエフェクターは殆ど作ってしまった感はあります。

正直、19台も作ると自分の好みに合うもの、合わないものがありますね。
そうう意味では常に万人に好まれる音のエフェクターを世に出しているBOSSはすごいと思います。

訳あってこの中の1台は知人にプレゼントする予定です。
自作エフェクターを販売したり有料で作ることはしないつもりですが、こういった形で誰かにプレゼントすることは今後もあるかもしれません。

ちなみにあたらに5台分のレイアウト設計は既に終わっており、正月休み明けに一気に部品手配を始める予定です。

ギターアンプスタンドを作る

今所有しているアンプの中でBlackStarのHT-5Rというのがあります。
チューブアンプなのでとても重く、以前からキャスター付きの台を作りそれに乗せて部屋の中で移動させていました。
今回、そのアンプ台を作り直してアンプスタンドを兼用できるようにしました。

Blackstar_1正面から見るとこんな感じです。
2×1の木材を切って作ったものですが、大きめのキャスターが付いているので部屋の中での移動が楽です。
キャスターで嵩上げしたのでアンプの下にフットスイッチとアッテネーターボリュームが綺麗に収まります。

Blackstar_2ポイントはこちら。
背もたれが付いているのでアンプを傾斜させることができます。
このアンプに限らないと思いますが、アンプの音は真正面に向かって飛びます。
特に指向性の強い高音成分はアンプの真正面でないとしっかり聞こえてきません。
試しにアンプを床の上に水平置きして鳴らすと低音ばかり聞こえてきて変な音になります。
なので世の中にはアンプスタンドというものが売られていてアンプに傾斜がつけられるようになっています。
今まではアンプを何かに立てかけたり、アンプの前に座り込んで弾いていたのが、立っても椅子に座ってもベストなポジションで音を聞くことができるようになりました。

使ってみた感想ですが、
「このアンプ、こんなにいい音してたんだ..」
という感じです。
2×1の木材なので費用も安く抑えられました。600円ちょっとです。
今回はボンドも一切使わずすべて木ネジで組付けたので組直しや改造も楽にできると思います。

陽水の「夢の中へ」

そういえば中学1年の時、最初にギターで練習した曲は「夢の中へ」でした。
全然弾けませんでしたけど..

実はこの歌、気になっていることがあります。
1番の歌詞に出てくる「カバン」と「机」の順番が逆なことがあります。

https://youtu.be/zIxBzIgdPeE?si=ahEGULy15VR-4-CH


https://youtu.be/i0hth0mrUI8?si=2iT8OQAmvJbrZYQV

こちらは「かばん」が先です。
シングル盤と同じだと思うのでこれがオリジナルの順番かと..

https://youtu.be/rQ3aZkBju3g?si=zquGa-StECulW4Tf


https://youtu.be/zXENptQ9yys?si=c08OcyAdIiKYwTF7

こちらは「机」が先です。
なんか聞いていて違和感あるなぁ..と思っていたら順番が逆だったんですよね。

本人はあまり気にしていないのかな?
でも、私はとても気になるのです...

ギターの弦も高いのに..

ギター弦の話です。
以前はマーチン弦をアメリカから個人輸入していたので結構安くギターの弦は調達できたのですが、マーチンがアメリカ国内の小売店との契約を変更して、海外への販売を禁止してしまったのでアメリカから個人輸入もままならなくなりました。
ということで、最近はみんなも大好きなダダリオのEJ16で落ち着いています。
(不思議とダダリオは個人輸入するとかえって高いので国内で買っています。)
最近はライブもやっていないので弦交換の頻度もだいぶ下がったのでまぁ、ヨシとします。

前置きが長くなりました。
ということで、昨晩D-28の弦を交換しました。
1弦が不良でした。
弦を張ってチューニングを始めたら1弦のボールエンドが外れてしまいました。
以前なら笑って済んだ話ですが、弦の価格は高騰し、延長雇用で給料が激下がりの現在では痛い話です。
まったく絶望的な気分になりました。
仕方なく、ずいぶん前に買ったバラ弦があったのでそれでごまかしています。

ダダリオ君!
品質管理しっかり頼むよ...マジ...(泣)

ギターを1本だけ残すとしたら..

だいぶ前ですけど
「ギターを1本だけ残すとしたら?」
と問われると、迷わず
「マーチンのD-28」
と答えていました。
器用になんでもできる優等生的なところが気に入っていたんだと思います。

そのあとギブソンのSJ-200を買ったら、
「ストロークした時の低音、キモチイイ!」
「マーチンはちょっと音が甘いんだよね。」
と思い、人生最後のギターはこれだと決めていました。

それから10年もしないうちにギブソンのハミングバードを買ったら
「ハミングバードのハニートーン、最高!」
「SJ-200、ちょっと音が固いよね」
自分の葬式の時はこのギターを飾って欲しいと言っています。

結局最後に買ったギターが一番気に入っているのかな?

不思議と、マーチンのD-45や拓郎と同じ67年製のギブソンのJ-45は出てきません。
自分にとってこの2本は弾くのではなく、所有することに意味があるギターのような気がしています。

カミさんからは自分の体が動かなくなる前にギターも断舎利するように言われていますが、D-45やJ-45は早めに手元を離れていくような気がしてなりません。
まだだいぶ先ですけど..

そんなこと言いながら、「ギルドも欲しいなぁ..」なんて小さな声で言ってます。(笑)

Little Green Wonderを作る

今年最後のペダル製作になると思います。
フィンランドの有名なエフェクトペダルメーカーMad ProfessorのLittle Green Wonderを作りました。
Mad Professorのペダルは以前Deep Blue Delayを作ったので2台目となります。

Little Green Wonder外観はこんな感じです。
LEDの色は本家は赤のようですが、ペダル名にちなんでグリーンのLEDをチョイスしています。
このペダルはグリーンのLEDをクリッピングダイオードに使っているのが特徴ですが、そのクリッピングに使っているダイオードと同じものをパネルに配置しました。
グリーンのLEDをパネルに使っているペダルはあまり見かけませんが、個性的で良いと思います。
パネルのシールの色は本家の色合いに合わせるべく、画像ソフトで何度も色調整しました。

Little Green Wonder_1基板はこんな感じです。回路規模としては実装に苦労することもなく良い感じです。
グリーンのLEDが2個実装されているのがわかると思います。
オペアンプはTI社のTLC272が指定されていますがすぐに入手できなかったので同社のTLC2772を使っています。
TLC2772はTLC272の改良版で特性も似ているようなのでこれでヨシとしました。
Little Green WonderのキモでもあるBodyコントロールは2連のボリュームを使っています。
2連ボリュームは入手性もあまりよくなく、気に入った抵抗値と抵抗カーブのものが手に入らないこともままあります。
今回たまたま希望の2連のボリュームが手に入ったのでLittle Green Wonderを作ったと言っても嘘ではありません。

出音ですが、回路図をみるとわかりますがいわゆるTS系に分類されるペダルかもしれません。
名前もOver Driveとなっているのであっち系の音かと思いきやガッツリ歪みます。
ディストーションからファズぐらいの領域までカバーするペダルです。
音はTS系ではないです。
LGW schematic

Bodyツマミは歪の倍音成分をコントロールするもので、左に回すと音の重心がぐっと下がり、右に回すと音の重心が上に上がってきます。
イメージとしてはBlack StarのアンプのISFコントロールのような感じです。
注意しなければいけないのはBodyツマミを回すと歪の深さや全体ボリュームも変わってしまいます。
Bodyツマミを回したらあとの2つのツマミの調整も必要かと思います。
全体的にローの押出しが非常に強く、ダークなイメージの音だと思います。なので、この辺も好みが分かれるところだと思います。

海外のネット記事を読むとBodyツマミの2連ボリュームを個別の2つのツマミに変更した方が音作りの幅が広がり、使い易いようです。
将来的には改造してみようかと思っています。

結構な割合でプロギタリストのペダルボードに搭載されていると言われるこのLittle Green Wonderですが、「どうしてもこのペダルでないと..」という感じでもないと思うので立ち位置が微妙なペダルかもしれません。
ネット上での自作例がほとんど無いのもそういった理由かも知れませんね。

ペダル製作はここでいったん休止に入ります。
正月休みには次回以降の制作のための基板レイアウト準備や部品の調達をするつもりです。

昔、「新人類」と呼ばれた世代ですが..

今週の金曜日、息子の会社では忘年会だそうです。
私の職場ではコロナ以前からいつの間にか忘年会や新年会な無くなっています。
飲み会が嫌いな私には全くもって結構なお話です。
昔は社内旅行なんてのもありましたが、何も知らない新入社員の時と、順番で旅行幹事をやらされた時の2回しか行っていません。あの雰囲気がなんとも嫌だったんです。
周囲の大人たちからは若者が「新人類」と呼ばれていた時代です。

近所の自治会でも毎年年初の事務引継ぎを兼ねた新年会がありましたが、コロナ禍を機に事務手続きだけをやってそのまま解散となっています。
一昨年は新年会を復活させるか否かで大論争となりましたが、復活支持派は
「酒を飲んでみんなとゆっくり話したい」
とのこと。
急先鋒の私は
「酒飲まなきゃ話ができないのか!」
「そもそも今だってこんな話を1時間も話しているじゃないか、あと何を話すんだよ!」
「全員が酒を飲みたいわけじゃないんだよ。飲みたいやつだけで飲みに行けばいいだろ!」
と応酬。
結果、新年会は行われず事務手続きだけの簡単な寄り合いとなりました。

というわけで、私は60歳も過ぎて相変わらず周囲からは「新人類」と見られているのかもしれません。

ギターも高くなっているが、電子部品も高くなっている件

最近、ギター価格の高騰ぶりは物凄いものがありますが、電子部品の値上がりもかなりなものです。
私がエフェクターを作る時のモットーは「なるべく安く作る」ということで、特に音に直接関係しないケースやフットスイッチ、基板はAmazonで大陸から取り寄せています。
特にケースは有名どころのハモンドやタカチに比べて半額に近い値段で売られているので助かります。
もちろん大陸製の安物なので、いろいろと問題があり、特にケースはバリや腐食があったりするのは当然で離型剤が付着してベタベタだったりもします。
なのでケースはどうしても全体を洗浄して磨かないと使えません。
基板は見たことが無い毛筆体の漢字が書いてあり、問題は無いのですが心が萎えるので漢字の部分は見えないように切り取って使っています。
そんな風にひと手間かけながらエフェクターを作るわけですが特にケースの価格上昇がすごいです。買う度に値上がりしています。

今まで、普通のエフェクターペダルだったら部品代は3,000円ちょっとでできるかな?
と思っていましたが、電子部品諸々の値上がりでおそらく4,000円ぐらいにはなりそうです。
そういう意味では中華パクリペダルとあまり価格差がなくなってきており、プライスレスな「作る楽しみ」だけで作っているということになりそうです。
まぁ、元々そういうつもりで作っているのでいいんですけど、やっぱりちょっと複雑な気分です。
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    Profile

    雲國斎

    外資系自動車部品メーカー勤務。20年以上エンジン制御用コンピュータの設計をやっていました。
    70年代のフォークブーム以来、ギターばっかり弾いています。
    最近はエフェクターの自作もやっています。

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