西京極 紫の館

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新人女性自衛官物語  シロハト桜/著  潮書房光人新社

2019年05月20日 19時00分27秒 | 西京極の本棚
【紹介文】
「嫌だったら辞めて帰ろう」  18歳の甘い考えは、入隊早々打ち砕かれる。髪は刈り上げ、化粧なし、朝シャンなし、食事時間は七分、おまけに肌は日焼けで黒光り…プライベートほぼゼロの集団生活も明るさと根性、同期との熱い絆で乗り切って、目指すは「班長」みたいな素敵な自衛官!新人自衛官の成長物語。

【総合評価】 ☆☆☆★★(満点は☆5つ)
  実用性 ☆☆★★★
  独創性 ☆☆★★★
 読み易さ ☆☆☆☆★

【西京極の読後感想】
憲法9条改正が現実味を帯び始めてきた昨今、自衛官それも女性自衛官の日常について知るのも良かろうと手に取った本作。著者の体験談をエッセイにした内容ですが、時代は昭和の終わり。つまり30年前のお話で、自衛隊に限らず「根性論」がデフォルト。厳しいルールを守り、キツイ訓練を根性で乗り越えていく姿は僕らオジサンには共感しやすい。でも現代の自衛官は…こんなじゃないかもしれませんね。どちらにしても国を守ってくれる自衛官の方々には感謝の気持ちしかありません。でも領土問題を〝戦争”で解決しようなんて思ってるアホな人は政治家にはいても自衛官にはいない事を祈ってます…って、アレ?これじゃシビリアンコントロールにならないんじゃ?(怖っ!)

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