西京極 紫の館

【声の出演】
　のん　　 （北條/浦野すず）
　細谷 佳正 （北條周作）
　岩井 七世 （白木リン）

【ストーリー】
1944年、すずは結婚して広島県の呉に行き、夫の周作やその両親たちと新しい生活を始める。次第に戦況は悪化し生活にも影響が出始めるが、彼女は日々知恵を絞って生きようとする。ある日、道に迷ったすずは遊郭でリンという女性と出会い、嫁いで来て初めて知り合った同年代の彼女と打ち解ける。そして1945年3月以降、呉はたびたび空襲を受けるようになる。

【西京極の評価】
2016年公開時に未収録だったすずとリンの心の交流シーンを加えた補完版。前作では観る者が「こういうことかな？」と推測するしかなかった部分が明確になっていたり、気付かなかった人間関係が描かれていたりと満足できる内容になっています。円満に思えていたすずと周作夫婦の関係も危うい状況があったのですねぇ。そしてそこにはリンとの意外な関係が…。前作が好きな方には是非ご覧頂きたいです。上映時間３時間なのでトイレの近い方はご注意を！

【総合評価】　☆☆☆☆☆（満点は☆５つ）
　ストーリー　☆☆☆☆☆
　演出/演技　☆☆☆☆☆
　映像/特撮　☆☆☆☆★
　音楽/音響　☆☆☆☆☆