ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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エジプトステーション的大英博物館 ~ ミイラの祝福

2018年09月17日 | いいことも起きるにきまってる旅行記

”大英博物館に行ったら、古代エジプトの展示に行くべし。”を実践。
(
渡英まで一カ月のサプライズたち(ポールの新曲まで出た))

~ 大英博物館の古代ギリシャとローマの展示をテーマにして書いた
 「バロックかゴシックか(I Don't Know)」に続く大英博物館の続編は、エジプト・中東編です。

大英博物館のあるブルームズベリー(Bloomsbury)エリアの北部には
今回なじみの深かったユーストン駅の他にも、セント・パンクラス駅や、ハリーポッターに登場するキングズ・クロス駅がある。
(メリルボーン駅とアッシャーの記憶(旅行用に図鑑づくり))
南へ抜けるとSOHOエリアだ。

( ↓ )1998年に大英博物館から分離独立した大英図書館から歩いてすぐのセント・パンクラス駅
パリやブリュッセルとを結ぶユーロスターの発着駅でもあるゴシック様式の建物。

医師であり、考古学者や旅行家でもあった18世紀のハンス・スローン卿のコレクションが国に寄贈されたのが
大英博物館創立のきっかけになったらしい。
同じ18世紀末のイギリスにいたスウェーデンボルグ関係の展示を
大英図書館で見ることを愉しみにしていたのだが、
なぜか話が通じず、見つけることができなかった。
(イマジンの世界観)
Yesterdayの手書き歌詞原稿もなく、She said , she saidの手書き原稿の展示があった位。
She said,も好きなんだけどねぇ。


かつて大英図書館があった場所に建てられたグレートコート。


視線の高さに来るギリシャ・ローマ彫刻も気になりましたが、(バロックかゴシックか(I Don't Know))
やはりミイラの展示に興味が向きます。

幽霊好きだったりもするイギリス人のスピリチュアルぶり、
性と死は人間の根源に関わる何かがあるのでしょう。


博物館の展示を遺物としてではなく、今に復元して来るものとして観る。

左:「女神官ヘヌトメヒトの棺」

 

「ミイラ肖像画」の制作年度は紀元前30年ごろから3世紀にかけてであって、
それ以降は制作されなくなったというから、これもまた3世紀より以前に制作されたものなのか。
なぜにこうもマンガのように鮮やかなのか。



頭部に残っていた髪が赤毛だったことから、ジンジャーと名付けられたミイラ。
本来のミイラとは違って、埋葬された場所で自然にミイラ化してしまったもの。

 


これが一番なまめかしかった。

生っぽくて、やばい感じがするが、匂いは展示されていない。

 

グレートコートの北側に鎮座していたモアイ。

 

(↓)左:ラムセス2世(エジプト/BC1250年頃)
   右:アッシリアの守護獣神像(Assyrian gateway figures)(イラク北部(メソポタミア))

(↓)アッシリア宮殿のレリーフ。

イギリスでは伝統的に美術や文化は大陸からやって来るものであったというが、
時代や国境を越えた膨大なコレクションを有する大英博物館を観ていてもそのような側面を感じます。
イタリアのルネサンスやバロック、フランス古典主義の後塵を拝していたイギリスは
18世紀になってから、ようやく自国の文化を発展させていくことになったという。

 

ポールの新作「エジプト・ステーション」の収録曲の数々には
何度も聴きかえしたくなる、くすぐるような魅力がある。

たとえば「パイプス オブ ピース」を初めて聴いた時のような

バーン!って感じの分かり易い感動や衝撃とは違って、
そこに歌われているクールなフィーリングや感じ方のようなものを何度もなぞってみたくなる。

Paul McCartney - Hand In Hand (Full Lyrics)

Hand in hand                 手に手をとって
Walking through life     人生を歩いて行こう

We can make this dream come true この夢は実現できる
Only if we want it to          そうなることを望んだ時にだけ それは起こる

Paul McCartney - Do It Now (Full Lyrics)

古代エジプトに死者の書というのがあるが、
ずっと昔に分離した精霊と魂が、エコーしながらメッセージしてくるような歌だ。

Do it now, do it now   今実行しろ
While the vision is clear ビジョンがはっきりしている間に

Do it now        今実行しろ
While the feeling is here フィーリングがここに在るうちに


世界を形作っているストーリーを発見せよ


 <追記>

2018/9/17に本稿をアップした翌日9/18に
「エジプト・ステーション」がビルボードのアルバム・チャートで「タッグ・オブ・ウォー」以来、
36年ぶりに全米1位になったというニュースが飛び込んで来ました。しかも初登場での1位。

ファラオの呪いどころか、ミイラの祝福です。

なんだか、サプライズだらけの渡英を挟んでの夏でありました。

 ( 図書館戦争 " 歪んでいるのは世界なのか " )

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