タケカワユキヒデさんの出身地である浦和の小さな会場でのLIVEに行って来ました。
”鳶色の雲はつづれ織りに 君を不思議な小径へと誘う”
カトマンズ(この日のLIVEでも歌われた。)に出てくるフレーズ。
このようなフレーズを生み出す感性を育んだ土地に住まう喜び。
(武蔵野線の走る武蔵浦和や東浦和、東川口辺りも広い意味では武蔵野なのかと思ったが、
「武蔵野」を書いた国木田独歩の記述によると、
”武蔵野の範囲は現在の東京23区西部と立川以東の市部、
埼玉県川越市以南の中南部、神奈川県川崎市北部のごく一部ということが推測される。”とある。
やはり武蔵野台地のある荒川の西側辺りまでのようです。)
うちからクルマで30分、浦和駅あたりはまだ荒川の東側ですから、武蔵野とは言わないのかもしれません。
(少なくとも「武蔵野台地」ではなさそうです。)
( ↓ ) LIVE会場の浦和フォーラムがある柏屋楽器のビル。
あんまり興味はないみたいだけど、この土地が生んだバイブレーションのようなものを伝えたくなった。
今の身体実感をベースに、それにピッタリくるものだけでなくて、
スペースに押し込んでおくことで、いつか受肉することが起きることだってある。(アデルの倍音)
「成人の日のプレゼント」はまた冬になった頃に。)
Open時刻の前に到着。ほんとにこじんまりしてて、間近でLIVEを体験できそう。
( ↓ ) こんな風なピアノの弾き語りを期待していましたが。。
タケカワユキヒデ CMソンググラフィティメドレー
LIVE名称が「カヴァーズPart22 & CMソンググラフィティ2」となっていて、その通りの内容。
( ↓ ) Twitterで事前に公開されてたセットリスト。
正直、カバーなんか歌うのではなく、ゴダイゴの曲をもっと演ってほしかったのですが、
オリジナル(CMソンググラフィティ2)のほうは、
同じタイトルのアルバムと曲順までぴったり一緒でした。
看板に偽りなし、ファンに対する誠実さの証しのような気がするほどにそのままです。
LIVEの雰囲気を伝えたくとも、会場内は撮影禁止ですので、会場に着いた頃のスタッフによるツイートから。
本番ではグリーンのジャケット姿に変わり、キツ目にオーダーするという衣装トークまで舌好調。
話好きで自然体な感じのタケカワさんは前半カバー曲の合間はずっと喋りっ放し。
”ギターでこの曲のフレーズをちゃんと弾けたことないんだよなあ、今日はちゃんと出来んのかなぁ”
って感じで若干おじさん落語会的な雰囲気の前半。
会場の物販コーナーで、タケカワユキヒデの素顔に迫るマネージャーをやってた方の本を購入。
ピアノ弾き語りなし、練習中というギターを抱えてのLIVEは、
カバー曲のせいだったりするのかもしれません。
ピアノ演奏を任せられた若いお兄さんが、
ドラムなし、タケカワさんのギターと2人編成のサウンドをコーラスを含めて支えておりました。
(名前を忘れてしまいましたが、”君たちはどう生きるか”の主人公( ↓ )にそっくり!
というのが、まーくんとつまの一致した意見。)
後半のCMソンググラフィティ2は素晴らしかった
前半と違って曲間のお喋りも殆ど無く、純粋にその秀でた音楽性に惚れ惚れしてしまった。
他のジャパニーズ・ポップスとは違う独特のバイブレーション、雰囲気がある。
「美しさは君のハートのなかに育てるものだ ~ ゴダイゴ ♪」で採り上げたタケカワ ユキヒデさんのデモ音源集、
今回のLIVEのEncoreでは、この中から「ユニコ」(vol 9に収録されている)が歌われた。
手塚治さんの連載マンガ「ユニコ」の20分程の短編アニメが試作された際に作られながら、
未発表のままになっている作品だ。
ゴダイゴはほんとうに好きでこんなのも持ってる。
今回、ゴダイゴの有名曲があまり演奏されなかった中で、
光っていたマジック・カプセル。
私はピアノ下手なただのおじさんだが、こんな風に音楽を愉しめたらいいなぁ、と思える映像です。
ピアノに向かって曲作りしているシーンとかとてもいい。
MAGIC CAPSULEができるまで