１つのドラマがロングランシリーズになることはとても難しい。
いろいろな要素があってなり得ることだ。
しかしある時期からマンネリ化が始まり、ドラマの人気を落とすことはある。
あるいは、このドラマは何度にも渡るメンバーチェンジが入ることで、マンネリ化は防止できたのかもしれない。
当然あるシーズンに思い入れがある。あるキャラに思い入れがある。それがなくなってしまえばドラマから気持ちが離れることはある。これも１つだ。
けれど少人数でキャラの成長を見届けることより、メンバーを入れ替えた方がストーリー自体の思いがけない広がりはあるのかもしれないと、残念ながらシーズンフィナーレを迎えるドラマを見るたびに思うこともある。
米ドラマが終わる場合、そういう視聴率が落ちたという単純な理由で終了になるわけじゃないという条件は常にあるわけだけど。
それと同時にギブスが妻子を殺され、その復讐を果たしたことも、実はドラマの上ではすでに終わったストーリーになっているのではと思うようになった。
ギブスが初めてスローンにそれを告白したとき、あれがあのストーリーの終了を意味していたのかもという気がしてきている。
今のギブスは年齢を重ね過ぎて、その話を再度持ち出すのも……という感じの展開になってきている。
そういう気がしてきただけですが、それで許されるのもどうなんだろう。
犯人側にいろいろ悪い条件があったというのもあるんだけど……仇討ちをしてそれで終わりというのもどうなんだろう……と思ってもこれも私が決めることではないからね。
それでも元々最初のジャンプアップとして、ケイトリンの死を使ってドラマを盛り上げてきたことは事実だ。
それ以降もキャラの死を使ってドラマを盛り上げ、その都度ギブスを追い詰めてドラマに緊迫感を作り、ストーリーをあおってきた。
そういう意味では、これからもギブスは常に追い詰められて、ストーリーは展開していくのかもしれない。
ここだけは変わらないのかもしれないと思う。
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