仕事が忙しくて休みが取れなかったり、お天気に恵まれなかったりで、この春はハナモモのお花見をする機会になかなか恵まれなかったのですが…。

先日、ようやく時間を見つけてハナモモを見に行くことができました。
はなももは、モモの木に八重の花がたくさん咲いたような姿をしています。
色も、白、赤、ピンク、絞りとさまざまで、大変に見栄えのする木花です。
こんなハナモモ、私が勤務している揖斐川町の花になっており、揖斐川町内各地に植栽されています。
私がいつも見に行くのは、揖斐川町上南方を流れる桂川の岸辺です。
桂川に沿って隙間なくはなももが植えられており、そんな花の下を歩くのはとても幸せな気持ちにさせられます。

はなもも01

桂川とはなもも。
前日が雨だったので、桂川は増水していました。
満開は過ぎてしまっており、やや色あせた感が無きにしもあらずでしたが、春らしい情景ですね。

はなもも拡大

花をアップにするとこんな感じ。
八重桜に鮮やかな色がついたような印象です。
中国原産で、モモを品種改良して作られた栽培種です。
小さな実は生りますが、食べることはできません。

はなももと水車

散策路途中にある水車とハナモモ。
のどかな春の日です。

川面とはなもも

川面に届きそうなほど枝が伸びている木もありました。
午後の光に川面がきらめいて、ようやく訪れた春を実感させてくれます。

ハナモモが散ると、今度はフジの花が咲きます。
揖斐川町では、栽培種よりも山に自生している野生のフジが目につきます。
5月、揖斐川に沿って車を走らせると、至る所に薄青いフジの花が咲いており、とても美しい眺めですよ。

ハナモモは、もう盛りを過ぎていますので、恐らく週末まではもたないと思います。
初夏の揖斐川町を訪れる方は、野生のフジを楽しみにおいでください。