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猫とウサギと釣りのブログ

ウサギの親子に育てられた先代猫を引き継ぎ、ロップイヤーの親子と同居するキジシロ猫の兄妹の日常と、筆者の趣味の釣りに関するブログです。(主に釣り、自動車関連の記事もあり)

 
Category: 釣り   Tags: 釣り  三崎港  城ケ島  サビキ  北条湾  ウルメイワシ  マダイ  真鯛  稚鯛  チャリコ  

【城ヶ島・三崎港・北条湾】サビキ釣りなのに鯛尽くしな釣行となりました(2019年11月24日)

こんにちは。

徐々に冬に近付いており、この週の金曜日などは日中の気温が10度に届かない日もあり、釣りをするにも本格的に寒さ対策をしなければならない時期に入って参りました。

私は未明に釣りに行くことが多いので、未明から朝マヅメに向かってグングン気温が下がっていく中、アタリも無く釣れないと何とも惨めな気持ちになります。

そんな身体や心への寒さ対策をしなければならない中、釣りキチには心温まるハッピーなニュースがこの週は入ってきました。



2020年1月着工…一瞬、だいぶ先なように思えましたが、翌々考えると、年明けの1月着工。

つまり二ヶ月強で工事が始まります。

とはいえ、規模の大きな工事なので、完成は2027年頃を目処にしているようです。

場所的には、現在利用出来なくなっている本牧海釣り公園の先端から垂直に埋め立てていくイメージです。

本牧ふ頭はA埠頭、B埠頭、C埠頭、D埠頭とあり、今回埋め立てる場所は本牧D埠頭の先端(D突堤)になり、現在横浜シンボルタワーがある辺りです。

完成までにはまだ時間が掛かりますが、今年の巨大台風で周辺の海釣り施設が一部解放や未だ利用出来ない所もあり、少しでも早い完成が待たれるところです。

そんな嬉しいニュースがあったこの週ですが、週末は天気がスッキリしない雨を中心とした予報。



潮回り的には、土日共に中潮で問題ありませんが、土日共にほぼ終日雨と言って良い予報です。

土曜日に至っては、気温も低めで風も強い。

この週末はカレンダー通りの二連休だったので、出来れば土曜日に釣りに行きたかったのですが、低めの気温と風、そしてトドメの雨で土曜日の釣行は諦めました。

なぜ土曜日に釣りに行きたかったのかと申しますと、雨量はそれほど多くないとはいえ金曜日の冷たい雨、そして土曜日も金曜日ほど気温が低くないとはいえ気温が低めの中のほぼ終日雨。

しつこいくらいに申し上げておりますが、北条湾は湾の最深部に川が流れ込んでおり、ウナギの寝床のような細長い地形の湾です。

海水が淀み易く、湾内の潮の流れも早くないことから、冷たい長雨が降ると一気に海水温が下がってしまうことがあります。

こうなると、北条湾内のイワシ類達は冷たい海水を嫌い湾内から出て行ってしまいます。

これが、去年までなら一時的に海水温が下がっても、数時間から数日で北条湾内の海水温が元に戻ればほとんどの群れは戻ってきましたし、出ていかない群れも水深の深めの場所に避難して海水温が上がるのを待っていました。

ところが、今年の秋以降顕著なのが、海水温の変化や大型魚の襲来があると、例年に無かった行動なのですが、あっさり北条湾内から出て行ってしまいます。

これは、北条湾周辺の他の海域の水温も徐々に上がってきたため、北条湾以外の餌場や逃げ場所があることを物語っていると思います。

結果的に、北条湾や三崎港城ケ島周辺に、今現在でも外海に出て行かず居付いているイワシ類の数は例年と然程変わらないのに、群れが散り散りになり北条湾に居付いている群れの数が減ってしまっていると思います。

気温が下がった方が、何となくイワシ類も釣れないんじゃないか…

恐らく、こうお思いの方が多いと思いますが、去年までは全く逆で、イワシ類達が北条湾以外に行く所が無いので、言ってしまえば生け簀にサビキ仕掛けを入れて釣りをしているのと同じで、10月中旬くらいの海水温が下がり始めた頃から、活性の上がるタイミングを狙っていけば、30分ほどしか釣りをしない弾丸釣行が多かったんです。

こういった海水温であったり、大型魚であったり、とにかくイワシ類が嫌う状況になり易い週末だったため、釣りをしたい…というよりは雨による海水温の変化や、大型魚の寄り付き具合を早く確認したく、本当は土曜日に釣りに行きたかったんですが…

さすがに冷たい雨、強風…状況的に釣りにならないことが想定される中、バカ面こいてビショビショに濡れて悲惨な釣果…

これは避けたい…ということで、この週もいつもと同じ日曜日に釣りに行くことにしました。

土曜日の午後には、晴れ間も少しあり、夕方以降も然程気温が下がらず、徐々に気温が上がってきているのを肌で感じました。

しかし、弱まらない風、再び降り始めた雨、これがどうなるか…少しでも落ち着いてくれることを祈りながら床に就きます。

釣りに行った日曜日は、午前3:09が満潮の潮止まり。

この潮止まり以降から朝マヅメを狙い、少し余裕を持って午前1時起床で釣りの準備をし自宅を出発。

雨の日曜日のせいか、普段より車も少なく、保土ヶ谷バイパス、横浜横須賀道路などを走っていても大半が商用車しかいません。

スイスイと走り、予定より早めに北条湾付近に到着。

さすがに、この雨の中釣り座に困ることはないだろう…と、この日は北条湾へ行く前に城ケ島へ渡りトイレを済ませます。

時間的にも潮止まりまでまだ余裕があったので、久しぶりに城ケ島側の釣り場を見てみますが、釣り人は疎らでほとんどいないと言って良い状況です。

北条湾へ到着すると、案の定釣り人はほとんどおらず、お好きなところでどうぞ状態。

前述の通り、釣り人がほとんど居ないので、久しぶりにお気に入りのいわき丸さんの前の釣り座が空いていました。

この日はここに釣り座を構え降りしきる雨の中、釣りの準備を開始します。

雨の中、私は釣りはやらん…という家内の無言の抵抗に合いながら、粛々と釣りの準備を続けます。

準備をしながら海の様子を伺おうとしますが、この日は花暮岸壁に停泊していた大型の漁船の船首、船尾から勢いよく水が排水されていて、その排水音で細かい魚の気配の音がかき消されてイマイチ様子を掴み切れません。



海水温は想像していたほど下がっておらず、前週より1度低い18度。

1度くらいの変化は、普通に雨が降っても起こることなので、然程気にせず釣りを開始します。

アタリも無く、引き続き海の様子を伺っていますが、何やら海の中から海面に向けて魚の群れが上がって来ては再び潜って行く…を繰り返していました。



恐らく、冷たい長雨のせいで、海の表層付近の海水温が下がり、ウルメイワシの群れが深い層に逃げていたのを大型魚が下から突き上げていたようです。

これはサビキ釣りにとっては一番最悪なパターン。

しかも、この日はトウゴロウイワシの群れが北条湾から離れたのか、見渡せど1匹もいません。

降りしきる雨…

絶望的な目の前の海…

車中でスマホを弄る家内…

全てに見放されたような感じで、一気にテンションが急降下。

そして、サビキで魚が釣れない事をご丁寧に告げに来てくれた釣りのお供がやって来ます。



釣りのお供のアオサギです。

北条湾に釣りに行かれたことがある方でしたら、夜間帯や未明に「ギャーギャー」と汚い鳴き声で鳴きながら飛んでいる鳥を見たことがあるかと思います。

それがアオサギなんですが、アオサギはほぼ毎日北条湾で魚を獲って食べています。

主に、少し小さめの個体と大きい個体の二羽います。

彼らは普段は自ら海の表層付近を泳ぐ魚を獲って食べています。

その二羽のアオサギは私に慣れていることは事実なのですが、釣りに行く度毎回寄って来るわけではありません。

そして、このアオサギが寄って来ることが物語っているのは相反する二つのパターンの時なんです。

一つは、イワシ類を始めとし、海の表層付近に魚は寄って来るものの、魚の活性が高過ぎて(動きが素早過ぎて)上手に自ら魚を捕まえられない時。

もう一つは、表層付近に魚が全くいないので、魚を獲りようがない時。

前週の釣行時のように、トウゴロウイワシが表層付近を泳いでいる時などは、アオサギが私の傍へ寄って来ることはありません。

この日は後者で、原因は何にせよ、表層付近に全く魚がいないことを物語っています。

アオサギは私なんかより北条湾のことは知り尽くしていて、基本的には人間の力に頼りません。

海水温も適度で、イワシ類の活性が高ければ、活発にエサを追い駆け、その過程で表層付近にも魚は姿を現します。

普段はそのタイミングで食事をしています。

しかしどう見ても、この日は魚の活性が高いとは言えず、アオサギ的に見ても魚が獲れない=魚が釣れないことを物語っていました。

雨が降る中、全てに見放され、アオサギに煽られ、アタリを待ちますが竿先が動くことはありませんでした。

そんな中、見たくない決定的な状況を目にします。



足元をサイズの違う大型魚が泳いでいるのを目撃します。

恐らく、ワカシとイナダだと思われますが、活餌にする魚も釣れず、ただただ呆然と数匹の大型魚が泳ぐ姿を眺めていました。

もうこなると壊滅的にサビキは釣れません。

今シーズンのパターンからすると、キレイにイナダやワカシは朝マヅメまで北条湾内に居ます。

陽が昇り切る頃、北条湾から出て行くのが最近のパターンです。

サビキ釣りが絶望的になった今、気力を振り絞り最後の頼みのチョイ投げに全身全霊を注ごう…と、チョイ投げの竿を巻き上げてみます。

ややっ!重い!もしや!

そして、釣れたのは…

※節足動物や釣りの生エサのイソメ、ゴカイ系が苦手な方は画像を拡大しないで下さい。



ウミケムシです。

まだ、ゴンズイなら一応魚ですが、この期に及んでウミケムシとは…

怒りを通り越し、ただただ脱力。

帽子とカッパから滴る雨が余計に惨めさを際立てます。

ちなみに、最初はクセで動画を撮って投稿しようとしましたが、動画を見てあまりにキモイので画像にしました。

わざわざそんなキモイもん投稿しなくて良いだろ!とお叱りを受けそうですが、実はこのウミケムシ、毒を持っているんです。

昼夜を問わず、投げ釣りなど主にイソメやゴカイ系のエサを使った釣りで釣れますが、見た目からこのウミケムシをいきなり鷲掴みにする方はいないと思いますが、素手で絶対に触らないで下さい。

腹側の太い毛ではなく、背中側の細い毛に毒があります。

そして、その毒毛はかなり長いです。

コチバサミやペンチ等で釣り針を外す際にも、毒毛が長いので誤って刺されてしまうこともあります。

また、軍手などでは隙間から簡単に毒毛が通ってしまいます。

あまり無理に釣り針を外そうとせず、最悪はハリスを切って針は付けたまま海へ返して下さい。

間違っても釣り場(地上)には放置しないで下さい。

他の釣り人や、鳥や猫などの自然界の動物に被害が及ぶ可能性もありますので、生きていようが死んでいようが海へ返して下さい。※

※これは他の毒針や毒毛などを持った魚なども同様です。

そして、このウミケムシが釣れたあたりでは家内も釣りに参加してくれていたのですが、私同様家内も大型魚が小魚を追い回しているのを目撃しています。

降りしきる雨、動かない竿、気温は然程低くないとはいえ、流れる空気は非常に寒く、たまにはボウズでした…チャンチャンで帰ろうかな…天気が回復する見込みもないし…と考え始めた時…



ようやくそれなりのサイズのウルメイワシがヒットします。

おーし!きたか!

ここから朝マヅメまでガンガン釣れてちょうだい!

と、思うものの、後が全く続きません。

これは…

釣果はウルメイワシ1匹でした…は、ボウズでした…より逆に恥ずかしいのでは…

このままウルメイワシ1匹だったらアオサギに…と思うものの、あまりの釣れなさにアオサギにも見放され、既にどこかへ飛んで行ってしまっていました。

では、我が家の兄妹猫に半分ずつ分けて朝食に…

城ヶ島くんだりまで釣りに行って、猫のエサ用のウルメイワシを1匹…

これは、顔から火が出そうなくらい恥ずかしいのでは…

この日は、この時点でなんだか釣れる気が全くしませんでした。

一つ一つの要素は大して大きな事ではないのですが、若干海水温が低い、ウルメイワシの群れはいるけど数が多くない、大型魚が数匹湾内に入って来ている…

時間が経つにつれ、少しずつウルメイワシの群れが湾内から出て行っているのも分かりました。

きっと、朝マヅメまでガッツリ大型魚はウルメイワシを追い回します。

そして、朝マヅメあたりで一気にアタックします。

これが、今シーズンの傾向なのですが、これをやられると明け方北条湾内がもぬけの殻になってしまうことが多いんです。

大型魚も明け方いなくなりますが、同時にイワシ類も居なくなってしまう…

あともう一声言うならば、今シーズンは日の出以降、北条湾内に小魚がたくさんいると、大型魚と入れ替わるように「海鵜」が良く現れます。

自然界の中でも、北条湾に今の時期に小魚が居ることが知れ渡ったのかな…なんて思う今シーズンです。

そして、悪い事は重なるもので、そんな時にサビキ仕掛けを付けていた一つの竿のリールが動かなくなります。

トドメは風が強まり竿受けに置いてある竿が飛ばされそうに。

だいぶ帰る方向に傾きかけていたその時。

チョイ投げの竿がズズズッ…と引きずられます。

これは間違いなく魚のアタリ!

大きく合わせると、こ気味良いグイグイ引く感触が。

最低でも絶対ウミケムシではない!

でもゴンズイの可能もある…

そんな事を考えながら巻き上げ釣れたのは…



マダイ稚鯛チャリコ)です。

近々では一番サイズも大きく、引きも強かったです。

陸っぱり(おかっぱり)から、昔は様々な投げでの鯛釣りにハマりましたが、鯛系の魚のあの力強い引きにハマりました。

すばしっこく泳ぐのではなく、まるで鯛と綱引きをしているような力強い引きがたまりません。

小さいですが、引き方はやはり鯛でした。

これでテンションも若干上がり、気持ちを持ち直しなんとか形にしようと、ダメ元でサビキ釣りに奮闘しますが、思うようには釣れてくれません。

雨も弱まりなんとか釣ろうと奮闘していると、その努力をあざ笑うかのように大型魚が暴れ始めます。



日の出の時刻まであと約30分。

状況が劇的に変化し、急にウルメイワシが爆釣れ…ということは100%無いのは分かっていましたが、日の出までも残り時間もあと僅か。

諦めて釣りをしなければ、そもそも釣れるはずはない。

あと1匹で良いからウルメイワシよ…釣れてくれ…と願っていると…

ガツン!と、竿先が一気に海中に潜るほどの大きなアタリが!

前回サビキ仕掛けにイナダが掛かり、竿を持っていかれそうになったのを彷彿とさせるような大きなアタリが。

慌てて竿を掴み引き上げようとすると、まずウルメイワシでは絶対にない、なんだ?ワカシ?いや、ワカシの割りには走らない…イナダほど大きくもない…なんだ?

すると、だんだん大好きな感触が手にジワジワ伝わってきます。

この力強い引きは鯛?

念のため、家内にタモを用意してもらいます。

そして、浮かんできたのは銀色の魚影。

やはり鯛系の魚です。

そして釣れたのは…



ヘダイ(平鯛)です。

シロチヌとも呼ばれ、一昔前は東海以南で良く釣れる魚で関東近海ではあまり釣れませんでしたが、海水温の上昇などの影響もあってか、近年では関東近海でも良く釣れているようです。

マダイやクロダイより体高が高く、銀色の体色に背ビレ付近に黄色の点があるのが特徴です。

少々余談なのですが、サビキ仕掛けでそれなりの大きなサイズの魚が掛かってしまった時の釣り上げ方ですが、ワカシなどの魚体が細長い魚は元気な内は縦横無尽に走ります。

ある程度体力を消耗させ、上方向に魚が走った時に一気に引き上げればタモ無しでも釣り上げることが出来ます。

一方、鯛系の魚の場合、下に潜る傾向が強く岩の根などの障害物の近くに潜ろうとします。

障害物の近くに潜られないようにコントロールし体力を消耗させ、ある程度浮いてきたらタモを使うほどの大きさではなくても、鯛系の魚は極力タモを使って釣り上げた方が無難です。

これは、細長い魚体の魚は急に頭を反転させることが出来ませんが、鯛系の魚体の魚は急に頭を反転させることが出来、その小刻みな動きにプラスして力もあるので、頭を急に反転させた時にハリスが切れてしまうことが多いです。

あまり、サイズが大きくないから引き抜けるだろ…と油断するとバラすことが多いです。

後ほど貼る、この日のライブ配信の動画でも、今回のヘダイも家内にタモですくってもらっています。

今シーズンは8月の初旬にサビキでワカシを釣りましたが、この時はタモを使わず釣り上げました。

サビキ仕掛けは針も小さく、ハリスも細いので釣り上げる時は鯛系の魚に限らず、タモをお使いになることをお勧め致します。

マダイ、ヘダイと思わぬ釣果に嬉しさもありましたが、思うようにウルメイワシが釣れず、来週以降がどうなるのか…という不安が残る釣行となりました。

そんな、なんともスッキリしないこの日の釣果はこんな感じです。

2019年11月24日 釣果


無駄の無い釣果…と言えば聞こえは良いですが、やはり数的にはかなり寂しい感じです。

こちらはこの日釣れた魚種です。

2019年11月24日 釣れた魚種


上からヘダイ(平鯛)、マダイ稚鯛チャリコ)、ウルメイワシです。

寂しい釣果の中、唯一の良い事と言えば、この日釣れたウルメイワシは何れも20cm級で丸々太っていました。

これが数釣れてくれると嬉しいんですが…

そして、この日の我が家の兄妹猫の朝食は…

トウゴロウイワシが釣れなかったのでナシ…ではなくあるのですが…

当初、家内が「今日はトウゴロウイワシが釣れなかったから、ウルメイワシをあげよう…」と寝惚けたことを言い出し、サイズも良くこんなに丸々太ってるのに猫じゃなくて人間が刺身で食べます!と却下し、刺身で三枚に卸した後のウルメイワシの「アラ」を全て焼いてあげることにしました。

兄妹猫の朝食は釣りたてのウルメイワシのアラを焼いたもの


先ほどの、無駄の無い釣果ではありませんが、この日はこの通り刺身にしたウルメイワシのアラを全て兄妹猫に焼いてあげたので、他の魚料理を含め捨てたのは腸のみ。

猫と人間で無駄なく釣った魚を食べました。



最初は「ごめんな…釣れなかったから魚のアラなんかで…」と思ったのですが、ウルメイワシの腹骨を取り除いた時の腹身など、結構美味しそうな部位もあり、意外と美味いんじゃない?などと思っていたら、やはりトウゴロウイワシを焼いたものより美味しいようで食い付きが非常に良かったです。

そして、人間用の魚料理はと言いますと、まずはマダイはサイズ的にも無駄無く美味しく食べられるので、今回も鯛めしにしました。

研いだお米の上に鯛をのせる


まずは研いだお米の上に腸を取り除いたマダイをのせ、普段白米を炊く時よりも多めの水で炊いていきます。

そして、炊き上がりがこちら。

炊き上がった鯛めし


炊き上がったら、マダイの身をほぐしお米と混ぜ合わせます。

お茶碗に盛れば「鯛めし」の完成です。

鯛めし


ほんのり香り、ほんのりお米にマダイの風味があり、やはり小さくても鯛でした。

非常に美味しかったです。

そして、次はウルメイワシのお刺身です。

ウルメイワシのお刺身


ここのところ毎週お話ししているかもしれませんが、今の時期のウルメイワシは絶品です。

しつこくない脂感と甘味が最高で、週を追う事に甘味が増していると思います。

そして、最後にヘダイですが、今回は開きにしてみました。

背開きにしたヘダイ(表)


ヘダイを背開きにします。

こちらは表側。

裏側はこんな感じです。

背開きにしたヘダイ(裏)


背ビレの脇から包丁を入れ、中骨の上に包丁の刃を沿わせる感じで開きます。

今回は、軽く1時間程度干す…というより水切りをしましたが、一番美味しいのは一夜干しにし、一晩干してから焼いて食べると旨みも凝縮し美味しいと思います。

元々、ヘダイはマダイにも劣らない味で、クロダイよりも身に臭みがなく旨みが多い魚です。

ヘダイが釣れたら、一夜干しや今回の鯛めしの要領で炊き込んで食べてみて下さい。

その辺の居酒屋のつまみが食べられなくなると思います。w

そして、開きを焼いたものがこちら。

ヘダイの開き


焼いていても滴る脂が焼ける匂いがたまりませんでした。

今回は捌いて1時間程度で焼いてしまったので、若干水っぽかったですが、一晩干して水気を飛ばせば絶品だと思います。

今の時期は空気も乾燥しているので、干物を作るには最適です。

是非、お試し下さい。

そして、最近勝手に恒例にしている、本日の北条湾定食はこちら。

2019年11月24日 北条湾定食


もう少し、品数が欲しいところですが…

来週はいよいよ師走…12月に突入しますね。

今年も北条湾でイワシ類が越冬してくれ、お正月休みを楽しませてくれるか心配なところです。

潮回りは中潮と悪くありません。

二週続けて数が釣れていないので、来週は何とか賑やかな釣果のご報告がしたいと思っています。

そして、この日のライブ配信動画です。

如何にアタリが無かったか…や、ヘダイが釣れた時などの映像をご覧頂けると思います。

宜しければ、ご覧下さい。



また、ご報告させて頂きます。

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本ブログの著者について

Koichi Otsuka

Author:Koichi Otsuka
犬派なのに猫とウサギと住んでいる、釣りと酒をこよなく愛する50代のオッサン。釣り歴は小学1年生(6歳)から40数年…■神奈川県内を中心に陸釣りに奮闘中。■釣行先は気分によって変わります、予めご了承下さい。■元自動車整備士ということもあり、極稀に車の記事が突然掲載されることがあります。■釣り専用Twitterアカウントにて、釣行時のリアルタイムな情報を配信しております。■釣行時、ツイキャスよりライブ配信もしております。詳細は【釣行時のライブ配信につきまして】をご覧下さい。

釣り歴が長いこともあり、今まで渓流、川、湖、そして海、ルアー、フライ等々あらゆる釣りを経験し、原点回帰とでも言いましょうか、最近は生まれて初めて魚を釣ったサビキ釣りにハマっております。一周回って更に深く掘り下げて釣りを楽しんでおります。本ブログは基本的にビギナーの方でも分かり易く書いているつもりです。そのため、余計な注釈や説明があり文章全体が長い構成になってしまうことを予めご了承下さい。

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