未払賃料請求事件2 | 中国地方の大家の不動産賃貸業日誌

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それぞれの言い分などは訴状と答弁書に書いてあるということで、



裁判官「分割払いってことでいいですよね?」



という感じで和解して終わりましょう感から始まり、


まあ払ってもらえるなら特に言うこともないので、


被告人に滞納の理由と分割払いを希望する理由を聞いて了承しました。


ここまでサラッと和解できるくらいなら裁判の前に話し合えば良かったと思うのですが、


恐らく裁判まで行かずに逃げ切れると思ったのであろうと思われます。


後は請求額を確定すべく、


裁判官が計算して、これでいいですか?


というマッタリムードの中、請求額と分割払いの額を確認して終了です。


ただ、和解の場合、


訴訟手数料や交通費は各自負担になることが多く、


今回手数料は請求しましたが、


交通費は請求しませんでした。(交通費の方が高いけど)




今回の訴状によっていくつか学びたいことがあったのですが、


争点もなく和解に至り、


強制執行にもならなかったので、


とりあえず訴訟の流れと雰囲気が掴めたっていうことが経験値になりました。


内容証明が届かない場合にレターパックで証拠になりうるのかっていうのは気になっていたのですが、


相手が「知らない」っとか言わない限りは認められたような感じがしました。


少額訴訟の雰囲気的には不動産屋さんに間に入ってもらう感じとあまり変わらないですね。


とりあえず滞納家賃は回収できそうなので、


これにて一件落着。


訴訟の少ない世の中になりますように。