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「永遠の命と思って夢を持ち、今日限りの命と思って生きるんだ。」

 本日は、昨日に続いて、7年前に「慧妙」に掲載された私の記事をご紹介させて頂きます。転載をご快諾された方々に心より厚く感謝申し上げます。

カルト創価を斬る 第12回

元愛媛大学助教授・農学博士(東大) 福本潤一

元文化本部副書記長・芸術部書記長 小多仁伯

創価の尽きない犯罪行為

より巧妙化した創価の言論操作

小多仁 この七月下旬に宝島社から刊行された『池田大作と暴力団』は、ノンフィクション部門で一位に入るぐらい注目されています。このことから思い出されるのは、昭和四十五年の創価による出版妨害事件です。

 あの時は、国会でも激しく糾弾されましたし、大手新聞の一面で、連日、大きな見出しで創価の反社会的事件を批判する記事が載(の)りました。

福本 あの出版妨害事件を総括し、昭和四十五年の総会における池田講演では、「迷惑をかけた方々には、直接お会いしておわびしたい」と、心から反省したように言っていましたが、その後、関係者に池田がお詫(わ)びをした事実はありません。むしろ逆に『新・人間革命』では、あの事件を正当化しています。池田の得意とする、その場しのぎの謝罪だった、といえましょう。

小多仁 二〇一二年の初頭、かつて藤原弘達著『創価学会を切る』で出版妨害を受けた日新報道から『創価学会を切る――41年目の検証』という本が出版されました。どんな時代になろうとも、言論の自由を守る基本は風化させてはいけませんが、カルト創価の体質は四十年前とあまり変っていませんね。

福本 あの出版妨害事件の後、学会の出版業界を押さえ込む方策も、巧妙になってきています。最近では、地方出版業組合から、池田大作に対する感謝状が出され、聖教新聞で報道されることまであります。

小多仁 出版業界やマスコミを押さえ込む方策が変化していることは、今般の『池田大作と暴力団』の本でも紹介されています。全部で四つのPARTのうちPART2の「支配されたメディアと知識人」がその部分で、五章もあります。例えば「聖教新聞の印刷利権に牛耳(ぎゅうじ)られ、池田大作の〝提灯(ちょうちん)記事〟を載せる朝日・読売・毎日」とか「創価学会系広告出稿ランキング」などで、五名の気鋭のジャーナリストによる執筆です。

政・官・財を侵食する〝創価精神〟

福本 さらに、PART3では「池田大作亡き後の跡目争い」、PART4では、「池田大作亡き後の日本支配」となっており、小多仁さんも私も取材された部分です。

小多仁 ここでは、東大卒業生四百名あまりが、官僚をはじめ法曹界・政界・学界など、政官財へ進出している度合いについて触れられていますね。その中で、福本先生は、公明党内〝伸党〟(95年新進党で初当選の十一名の参議院議員)の監督教育担当だった長谷川重夫第一庶務室長(当時)が言った、池田カルト化を象徴する言葉を紹介していますね。

 長谷川は池田の執事とも言われる人物ですが、いまやカルト化推進の中心人物に成り下がりました。

福本 あの「御本尊様を信仰している人は学会には残れない。池田先生を尊敬する人が創価学会に残れる」という言葉ですね。これは、何人かの創価学会幹部に話しても、「まさか、そんな事を言う創価最高幹部がいるなんて、信じられない」と言っていました。

小多仁 とにかく〝池田本仏論〟の典型例ですよ。さらに調査したところ、婦人部では三十年以上前から、「御本尊様より、すごいのが池田先生よ」という指導が幹部に徹底されてきた、とのことで、呆(あき)れました。婦人部が真っ先にカルト化していったのも、うなずけます。

福本 結婚詐欺(さぎ)師に騙(だま)されている女性に、「騙されているのよ」とか「あの人は結婚詐欺師なのよ」と真実を告げても、善意の忠告をした人の方がうとまれ、憎まれる。それと同じくらい池田カルトにはまっていますからね。

小多仁 そうなんです。だから、カルトに気付いて奥さんを説得しようとしても、逆恨みを買ったりするようです。香川大学の高倉教授も、池田教に偏(かたよ)っている夫人を何とか正常に戻そうとして、自分のプライベートな日記を見せて説得しようとしました。ところが、その日記が創価の最高幹部たちに渡り、彼らは個人のプライバシーなどお構いなしで、これを問題視し、創価弁護団まで使って夫人に離婚訴訟を起こさせました。これと同じように、実際に夫婦が引き裂(さ)かれた例をかなり知っていますが、本当に、創価学会は家族崩壊の信仰になり果てました。

福本 池田側近の多くは、池田のまやかしに気づき、この池田教のままでは、学会員が不幸になる、という実感にかられているでしょうが、一般の会員は情報も閉鎖されたまま、不幸への道へ邁進(まいしん)させられているのにも気付かず、可哀想ですね。

小多仁 高倉教授の裁判は、その典型例ですね。池田大作の実像をオープンにし、学会変貌の実態を世界中に広く発信するキッカケになるかもしれません。

福本 さらに、創価の選挙の実態が認知されるといいですね。

選挙活動は「池田先生のため」

福本 高倉教授の準備書面の「原告の日記に書かれた創価学会の選挙について」では、創価公明党の選挙支援の不法行為を、要領よくまとめられています。それによると

(1)戸別訪問(2)買収事案(3)替え玉投票(4)住民票の移動(5)連れ出し作戦(6)見舞い作戦(7)当日運動の禁止違反(8)地域幹部による監視

の八項目です。教授は、さらに、「選挙活動の思想、行動基準」として、

「池田先生のために」の一言がすべてにおいて優先し、選挙活動に邁進する

断わられても、断わられても、執拗(しつよう)に説得を繰り返すのが、選挙活動の基本となっている

普段は、脱会者に対し悪口雑言(あっくぞうごん)を浴びせているが、選挙になると、臆面(おくめん)もなく近づき、作り笑顔で投票を依頼する

投票の意思があいまいな人に、公明党への投票をしつこく迫る

相手の気持ちの忖度(そんたく)などしない。嫌がっている相手にも、しつこく投票を依頼する

一票でも多く取ることが功徳になり、怠(おこた)ると罰(ばち)が当たる、と信じている

相手の気持ちなど忖度せず執拗に説得を繰り返すことが選挙活動の基本となっており、このことがかえって人間関係を壊(こわ)すことになるが、そのことも一切気にしない

と指摘しています。

小多仁 言いかえれば、創価学会に入会することは、公明党に投票する責務を強要されるようなものですね。政教一体と言う以上に、投票の自由の束縛であり、参政権行使の自由がないような状況ですね。

 今年度中には総選挙も取り沙汰されていますが、学会員においては、選挙活動を見境なくやらされ、逮捕されて公民権停止処分や家族に多大な迷惑をかけた、悲しい活動家が過去にたくさんいた、ということを知るべきですね。

福本 昔、公明党の時局講演会のTVドキュメントがありましたが、その中で、学会女子部がインタビューを受けた時に、「私は生まれながらに公明党です」と答えていたのを見て驚いたことがあります。「生まれながらに創価です」ならまだしも、支援政党が生まれながらに決められている、ということが異常です。それが異常だという自覚がないまま成長してきた、ということなんでしょうね。

公明党の〝不透明経理〟にメスを!

小多仁 『池田大作と暴力団』の中で、公明党の「政党資金収支報告書」の使われ方、特に公明党が〝調査・研究費〟を異常に支出し続けている謎の調査会社「JTC」についての「告発スクープ」記事がでていましたね。これは大きな問題になると思いますよ。今後とも追及していけば、国会で取り上げてもよいような案件です。

 この謎の調査会社「JTC」の事務所は、信濃町にある「戸田記念国際会館」裏手のビルに存在しているようです。法人登記によると、取締役はエバラ・オフィス(日蓮正宗誹謗の出版を続けている出版社)代表の井原武人のみで、公明党は二〇〇六年七月から支出を開始し、それまで調査・研究費は数百万円程度だったものが、一気に十倍以上の五千万~七千数百万円が支払われているようです。

福本 この問題は、かなり複雑ですから、マスコミや各政党で取り上げていくべきですね。何が問題かと言うと、この井原などが、政党交付金を使い、創価学会の反対勢力に対して世論工作を行なう資金源にしている、という疑惑ですね。井原が公明党(政党交付金)の資金を使い、ジャーナリストとして著作に励んでいたとするならば、マスコミや一般からの疑問に答える必要があります。政党交付金は国民の大事な税金を配分しているのですから、明確にしていかねばなりません。本人は、マスコミからの取材に対して雲隠れしているようです。

小多仁 実は、この井原武人君は、私の昔の学生部時代に面倒を見た後輩なんです。また記事に出てくる「未来書房」海野安雄君も後輩で、彼等は友人関係でしたね。彼らの仕事が、創価公明党の裏面の手先となっていることは、大変に残念なことです。

 井原君は、新宿創価の副本部長の要職にも就(つ)いており、また日蓮正宗対策の教宣部長でもあります。信仰が狂った結果である、と反省を促(うなが)すものです。

福本 今年は、総選挙が行なわれる予定です。公明党が真の政党になるためには、内部の矛盾(むじゅん)を全部出す覚悟で出直していくべきでしょう。そうしなければ、日本の未来はさらに混沌としてくることを、強く世論に訴えていきたいと考えています。

明日からは、最終講義に寄せられたご感想、ご意見を、このブログでご紹介させて頂きます。

 

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本名:髙倉良一(たかくらりょういち)
性別:
男性
職業:
大学教員
趣味:
思索と散歩と映画鑑賞
自己紹介:
HN:希望
大学と各種の専門学校で、法律学、哲学、社会学、家族社会学、家族福祉論、初等社会、公民授業研究、論理的思考などの科目を担当しています。
KJ法、マインド・マップ、ロールプレイングなどの技法を取り入れ、映画なども教材として活用しながら、学生と教員が相互に学び合うという参画型の授業を実践しています。現在の研究テーマの中心は、法教育です。
私は命ある限り、人間を不幸にする悪と闘い抜く覚悟です。111歳までは、仕事をしようと決意しています。
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