甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

ラストチャンスに笑顔を!

2020-05-30 | 2020 夏季高校野球

先日、日本高野連から各都道府県高野連が検討している大会へ
開催を前提としたガイドラインが発表になりました。

実施要項では
①緊急事態宣言が解除されていること
②各地の教育委員会の休校措置、部活動制限の枠組みの中で実施すること
③原則として無観客試合
④試合時期は8月末までに終了すること

運営面では
①感染リスクを下げるために組み合わせ抽選会は代理抽選が望ましい
②1回戦のみ行う、トーナメント方式など試合方式やベンチ入りの人数、大会名も都道府県高野連が決める
③選手の健康管理を目的にイニング短縮、時間制限なども可能
④1週間500球の投球制限は導入する

感染防止対策ガイドライン
①参加校全員の検温や「3密」(密閉・密集・密接)の徹底的な回避
②球場に消毒液を置き、運営スタッフはマスクを着用する

大会は都道府県高野連が主催し、日本高野連と朝日新聞社は後援
都道府県高野連に総額1億9千万円の財政支援をする
「すべてを都道府県連盟に任せるのではなく、高校野球の社会的責任を考え、
ともに開催に向けて進んでいくことが大切だと考えます」と日本高野連の八田会長。

本当に宜しくお願いします。

また、高校生のスポーツ大会中止により実施検討されている各大会について支援をする発表がありました。
高校生にとって大きな後押しになりましたね。

開催が決定された県、ほぼ決定された県と多々ありますが、内容が発表さた大会について。

徳島県は、「徳島県高等学校優勝選手権大会」を7月11日から8月2日までの土日で開催が決定されました。
大会名については年号や回数を入れず、今回限りとしたいという願いが込められているそうです。
選手権大会と同様にトーナメント方式で行うとのこと。
球場も徳島球児の夏に相応しいオロナミンCスタジアムとJAアグリあなんスタジアムが使用されるそうで、
3年生部員への配慮もあり、ベンチ入りメンバー20人を3年生に限っては試合ごとの入れ替えを認めてくれるそう。
無観客で行われるようですが、控え選手と学校関係者、そして親御さん方もスタンドへの入場が認められるとのことで、
これは嬉しい。
開催されても親御さん方の観戦が可能かの部分はまだ決まっていないところも多く、
広いスタンドに無観客なら3密を避けられる条件は整うと思うので、
3年生の親御さん方だけでもどうか観戦させてあげてほしいと願います。
また、徳島県高等学校優勝選手権大会では開会式は行われないですが、
第1試合前の始球式を、徳島県で唯一の女子選手である3年生の吉本りりかさん努められる予定だそうです。
りりかさんにも素敵な思い出深い夏がやってきます。
「特に3年生には1日でも長く仲間と野球ができるように頑張ってもらいたい」と、徳島県高野連会長の言葉がありました。
徳島球児のみなさんも楽しみですね。
抽選会は6月29日です。
がんばって下さい☆彡

昨夏、野球旅をした長野県は、「新型コロナウイルス感染症拡大の危険性が高まらないこと」
「平常の学校生活が送られていること」を前提に硬式、軟式ともに7月18日の開幕を目指すとのこと。
球場の確保などはこれからのようですが、必ず各チーム1試合は行うと、必ずという言葉は心強いです。
練習が再開する様子も見られてとても嬉しかったです。
長野県は毎年全試合をネット中継があり、私も遠く離れた長野球児の夏を楽しみに観ています。
今年は中継があるか分からないですが、今夏も遠くからですが長野球児の夏へエールを贈りながら応援したいと思います。
高野連は、「3年生の思い出づくりの試合ではなく真剣勝負の場。
選手たちの声を反映できる形で努力を続けていきたい」と。
そうですよね!やるからには長野の夏の頂点を全力で目指して球児たちは頑張ることだと思います。
まずは、それができるように大会の開催が決定されることですね。
凛とした長野の空気の中、長野球児たちにとって思い出深く素晴らしい夏になることを願います。

新潟県では、地方大会のような形ではない独自の試合を開催する方向で検討
今後、再開された部活動の練習状況や対外試合の解禁などを含めて、
関係機関との調整を行いながら、可能な範囲で開催できるよう準備を進めていくとのこと。

山形県は、独自大会の開催に向けて準備、日程や大会の形式などはこれから決めていくそう。
「これまで積み重ねてきた努力を発表する場を用意したい。
野球部員に新たな目標を持たせ、充実した学校生活を送らせたい。
3年生に関しては高校生活の区切りを作って、2学期以降の進路実現に向かう意欲や態度を育成したい」と。

栃木県は県独自の大会を開催することを発表
試合は、7月18日、19日、23日~26日、8月1日、2日の期間で行われる予定とのこと。
「今年の場合、1日の試合数を考えなければならないでしょう。
例年使っている球場で戦ってほしいという気持ちがあるので、他の場所も考えていません」
参加校数によってトーナメント大会ではなく、各校1試合限定での実施になるかもしれないようですが
それでも仲間と青空の下で笑顔と汗を流せる時間ができることは貴重な経験になることだと思います。
6月1日から通常登校が始まり、一部の学校では時間制限はあるものの部活動の練習も始まるそうで
元気な声が戻ってきそうですね。
栃木球児の夏、楽しみですね。

埼玉県は、一定の準備期間を踏まえてから開催したいとの意向で8月中に開催することへ全会一致したとのこと。
「夏の甲子園が中止になり、日々努力をしてきた生徒たちに野球をやり切ったという思いを感じてもらえる場を用意したい」
無観客での実施のようですが、大会が開催されれば公式戦としての扱いとするとし、
記憶と記録が素晴らしく残る大会になるように頑張ってほしいですね。

福島県は、3年生の進路に影響する記録を考慮し、トーナメント方式による公式戦扱いの大会を目指すとのこと。
授業や試験の時期を考慮し7月18日以降の土日、休日、8月が夏季休業となれば、
平日を含み8月10日頃までの期間で開催を検討されておられるとのことです。
6月12日の理事会で詳細が決定されるとありましたので楽しみに待ちましょう。
また、福島県内の軟式は1校のみなので、東北他県を含めて協議を重ねられるとのことです。
軟式球児にも希望の光りが届きますように。

宮城県は、6月上旬に協議がされるとのこと。
県高校総体の代替大会も各競技で開催を検討中のようです。

香川県は、「大会に向けて前進するということは確認できた。
今日議論したことを踏まえて、5日に(理事会の)承認をいただけたら」と、
土日祝を中心に開催へは前向きに検討されておられるとのこと。
香川には選抜甲子園も中止となり、夢舞台の土を踏むことができなかった尽誠学園があります。
お知り合いの息子さんが居ますので、夏は絶対に甲子園へ!と気持ちを切り替えて頑張っていた
ことを身近に感じていたこともあり、選手権中止に言い表せない気持ちになりました。
同じく選抜甲子園出場を絶たれた選手たちは選手権大会の中止に二重の悲しみとなってしまい、
やり切れない気持ちでいっぱいでした。
都道府県大会の先には甲子園はないけれど、3年生のラストチャンスの場で笑顔が戻ることを願います。

千葉県は全試合無観客とし8月に開催する方針。
控え選手や親御さん方の入場について、1回戦のみかトーナメント方式で行うか、
ベンチ入りの人数なども協議されるそうで、1週間で500球の投球数制限の導入もされるとのこと。

石川県でも7月中旬から8月上旬にかけて県の大会を検討中。

また広島県は、「選手含めた大会にかかわるすべての人が安心して大会にかかわれる、
そういう状態をいかにして運営する我々が作ることができるのかという部分が特に話で多かった。
最大限努力して1日でも早い結果をいい形で迎えられるようがんばっていきます」と、
今回の理事会では開催可否の結果は次の理事会へ持ち越されたとのこと。
広島球児へも希望の光りが届きますように。

近畿地区では奈良県も7月11日から26日までの土日祝に
各校1校づつ試合を行う対抗試合の開催を実施するとのこと。

「普段は子どもたちに夢をあきらめるなと言いながら、
いざこういう時にリスクがあるからと大人があきらめるのは違う。
結果はともかく、絶対にあきらめない姿勢は高校生に見せたい」
と、大阪の吉村知事が絶対に諦めないと心強い姿勢を示して下さった大阪大会ですが、
その先の近畿大会開催へも、先日、「せっかくの聖地なので有効活用したい」と
代替大会の開催などに協力する考えを表明された阪神球団へ近畿大会での使用協力を働きかけて下さっているそう。
近畿2府4県全ての大会が開催され、各府県の賛同もあることが前提だと思いますが
吉村知事の考えに夢が膨らみました。

しかし、高校球児への希望の光りが少しづつ増える喜びの一方、残念な結果もあります。

開催が決まった県の中で辞退のあった高校もあります。
各高野連毎に開催が検討されることと同じように、各高校が置かれる様々な事情もあるので
残念ではありますが、それぞれ慎重に検討した結論が必要であると考えます。

女子硬式高校野球は、第24回全国高等学校女子硬式野球選手権大会が中止となりました。
「何とか代わりになる大会を開催したい」と、第2波、3波など感染が拡大していないことを前提に
代替大会の開催が検討されるとのこと。
ぜひ女子球児たちにも輝ける場ができることを願います。

また、元高校球児の第17回マスターズ甲子園2020の中止が決定されました。
マスターズ甲子園の設立趣旨、マスターズ甲子園大会理念には高校野球支援を掲げておられ、
「全国全ての高校球児が最後の舞台に立ち、各チームそれぞれの集大成となるこの夏を迎えられることが、
高校野球の恩恵の上に成り立つマスターズ甲子園大会と高校野球OB組織としての切なる願いです」
と、今年度は各都道府県高野連で検討されている独自の大会への援助を主とした支援事業に注力する方針。
高校野球の大先輩の方々の球児たちへ懸ける想いに感動し、心強く感じました。


少しづつ進歩...

8月末までの期間が定められたことで、3年生球児にとってのラストチャンスの場には

残された時間が明確になり、具体的な開催日が示された決定が多くなってきました。

期間が決められたことで開催がより難しくなったところもあるのだろうと思いますが、

できる限り最大限に、より多くの3年生球児たちへラストチャンスの場ができることを願いたいと思います。



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