涙のクリスマスパーティ

今年も大盛り上がりで踊って来た、ティナターナーの「ローリング」。
この曲は老若男女問わず全員が髪を振り乱して踊る曲である。

パーティの２週間前、私は店長に呼ばれた。
「まだ誰にも言うてへんから黙ってて欲しいんやけど、来年の４月で引退する事にしたから。あんたには先に言うとく」と店長は言った。

泣きながら車を運転して帰った２週間前。
言葉に出来ない思いがこみ上げ、悲しくて仕方なかった。
でももう引退させてあげたい。
往復２時間かけて会社に来る店長、膝の痛みも増して来て、車を運転するのも苦痛だと半年前から言っている。
感謝の気持ちで送り出したいから「了解」とだけ言った。

この曲をもう店長と一緒に踊るのは今年が最後。
だからか、店長は皆が狂って踊る姿を携帯でビデオに撮影していた。
きっと記念にするのだと思うと、私はこの曲中に涙が止まらなかった。
それでもスタッフ全員と輪になって泣きながら踊った。
店長があと４か月で去る事を知っているのは私だけであるから、皆は私がこの曲が好きすぎて泣いていると思ったようであった。
まあそれでエエ。

来年は私にとっても転機となるであろう。
感謝の気持ちを述べ、２０１８年のクリスマスパーティは終わった。
残り４か月間の１日１日を大事にする。