子供が通う空手教室は儲け度外視の教室である。
先生は皆、無給で子供達に空手を教えてくれている。
空手の素晴らしさを伝えたい、教えたいという思いだけで教室は今日まで続けられてきた。

子供クラスの先生は2人。
この先生達を見ていると、空手に対する想いをただ子供達に教え伝えるという事に熱心に取り組まれている事がこちらまで伝わって来る。
毎度練習を見るのが私も楽しみで、先生達には毎週感謝の気持ちが募って来る。

しかしながら、練習を見ているのは私だけ。
別の母親はとにかく取り付かれたように携帯に夢中で、他の保護者は連れてくるだけでどこかへ消えてしまう。

そんな中、うちの子供達と同じ日にお試しで体験し、そのまま空手教室に入った男の子2人がいる。
4歳と9歳の兄弟で、お試しの日であっても母親は見学さえせず消えて行った。

さて先日、ちょっと早めについてしまった私と子供達が道場に入ると、すでにこの母親が来ていた。
子供クラスの先生は2人いて、うち1人の先生に何やらクレームめいた事を言っていた。
先生は相手にしていない様子であったが困った様子であった。
母親は「あの先生(もう1人の先生)はゲイではないですか?通常は男性がしないような指に指輪をしている。ゲイならうちの息子に触れて欲しくない」などと言っていた。

あほぅ発見・・・
そもそも、我が子をお試し体験の日に初めて会う他人に任せ、45分間も出て行けてしまうアホが何をごちゃごちゃ言うとんねん・・
練習を1回でも見たら分かる。
先生がどれだけ一生懸命に教えて下さっているかが・・・
コツコツピンヒールを鳴らし平気で土足で道場に入り、ゲイに見えるがそうか?と詰め寄る。
だったら何なのか・・

散々「うちの息子に触れて欲しくない」などと言い、時間になったらアッサリ消えた。
結局、いつものように練習終了2分前に戻って来て、ジロジロ人を見渡すのである。
この母親の息子がまたやる気ゼロの屁理屈少年で、苦手な練習は避けて座り混む。
「胴着は買いません」と言い、1人だけアディダスのジャージを着ている。

長年、子供を教えて来た先生達である。
きっと頭のオカシイ母親など初めてではないと思うが、しかし私はこの女が嫌いで仕方がない。
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