もうすぐ息子の誕生日であるが、町に唯一ある玩具屋も閉まっているので、誕生日プレゼントはアマゾンで購入した。
昨日それが届いたのであるが朝、郵便局の方が手紙やチラシなどと一緒に持って来てくれた。

まず玄関のドアがノックされた。
ドアを開けると3メートルほど離れた所に車が停めてあり、車の脇に郵便配達員の方が立っていた。
「玄関の中にいて下さい。私が荷物を玄関前の床に置きますので、私が車に戻ったら玄関の外に出て来て受け取って下さい。すいませんね、こういう時期だから・・」と言った。
いつも手袋はしていない配達員さんであるが、使い捨て手袋をしていた。

濃厚接触を避けるため、徹底されているなと感じる。
スペインの状況も悪くなりつつあるニュースを見ると、他国の事と思えない。
遺体を引き取る専門者が来るまでに2週間かかるというニュースを見て、本当に現実なのだろうかと、未だ自分の身には起こらないような気さえする。

公園も完全閉鎖。
街中の公園には警官が見回っているとママ友から連絡が来た。
幸い、うちの村には村専用の公園があり、他に子供が住んでいないのでうちの子供が独占で遊ぶ事が出来るが、張り紙がしてあり遊具は使用禁止となっている。
隣の御主人が孫娘さんをワケあって養子縁組し幼女にした際、何もなかった村の雑草地を公園に変えてもらう嘆願書を書き、公園になったのである。
その後、子供がいなくなり誰も遊ばなくなったが、うちの子が生まれて子供が2人増え、今も存続されている。
これが今の我が子にとって救いである。

やっと長く暗い冬が明けた。
今の時期しか太陽と青空が見られない北部の人間にとって、この時期に外に出られないのは酷である。
しかし、皆で我慢するから我慢できる。
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