今日は娘のクラスメイトのお友達を1人我が家に一緒に連れて帰り、夕飯を食べさせる事になっている。
お母さんは会社経営で夕方5時半まで仕事がある為、「午後3時のお迎えにどうしてもいけない」と先日この女の子のお母さんとお茶に行った際に言っていたので私から申し出た。

ロックダウン中、この私の友人と友人の夫の母親とモメた。
今も修復されておらず、本来なら仕事でお迎えに行けない際は夫の母親に頼んでいたのであるが、それを頼むのが「嫌や」という事情を私が知っており、こんな運びとなっている。

友人の両親は肺に疾患を持っているため、ロックダウンに入る前のコロナという名が蔓延し始めた時から自宅に軟禁状態になっている。
友人は自分の両親を守るため、今も尚徹底して会いに行く事もなく、買い物も全て玄関先に置いて帰宅する生活を続けてきた。
であるから、友人は夫の母親にも同じく買い物は玄関先に置いて帰るという事を続けていた。
特に友人の夫は1型糖尿であるため、ロックダウン中はかなり神経質になっており、母親であっても外部の人間は入れないと徹底していた。

そんな中、夫の母親がロックダウン中でまだ人を訪ねてはいけません状態の時、友人に「こんなに長い間孫に会わせないなんてどういうつもり?私から孫を引き離そうとしているとしか考えられない。このままじゃあ、孫が私を避けたままになってしまう。孫に会わせないならこっちから行ってやるわ!」と電話をかけて来た。
そうして自分で車を運転して乗りこんできたのである。
家の中に入り、自分で紅茶を入れ、トイレを使用し、庭で日向ぼっこをするなど6時間ほど過ごして帰って行った。

友人は「孫をあなたに会わせないのはアナタを守るため、自分の夫を守るため、私の両親への平等もあっての配慮である」と言ったが、義母は「悪意に満ちている」と言ったまま、電話で暴言を吐いた事を今も謝罪していない。
そんな経緯があった為、今も関係は修復しておらず、お迎えを義母に頼みたくないという背景がある。

先日、イギリスのニュースでロックダウン後に別居や離婚希望者が去年の2倍になった理由は、ロックダウンで共に過ごす時間が密になった事、不安や孤独感から平常心ではいられなくなった事が原因ではないか?とあった。
実際に家庭内暴力や虐待件数も増えたとニュースで言っていた。
在宅の方の場合は仕事をしながら両親と子供の希望にも答えねばならず、気持ちの負担はかなりあったはずである。

友人は「義母が私に謝罪しない事が許せない」と言うが、義母という生き物が謝罪などするはずもない。
友人の話を聞きながら、ここにもまた最強義母を持った人がいるのかと思う。
私がロックダウンを機に義母から学んだ事、それは孤独や不安というものをどれだけ案じて時間を共に過ごし、話をどれだけ聞き出してやったとしても、その孤独や不安、不幸せ感は決して緩和出来ないという事である。
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