熟メン茶々丸の「毎日が美びっとカルチャー」

DVD ザ・バニシングー消失ー

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映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、スタンリー・キューブリック監督が絶賛した1988年制作のサイコ・サスペンス「ザ・バニシングー消失ー」です。

本作は、88年制作ですが、93年に監督自らによりサンドラ・ブロックとキーファー・サザーランドでハリウッドリメイクされています。僕自身は、この映画の存在を知らず昨年に日本公開されたのをラジオで知りましたが、上映館も少なく期間も短ったこともあり今回のDVDで鑑賞となりました。

キューブリック監督が3度鑑賞し絶賛し、ラストへの旋律がサイコや、セブン、ゴーンガールを超えると言われてました。

物語は、オランダからフランスへの小旅行中のカップルのレックスとサスキア。ドライブインの給油中に忽然とサスキアが失踪。手がかりが得られることなく3年の月日が流れ彼女を忘れられないレックスのもとに犯人らしき男から手紙が届き始めます。

今回の作品は、恋人も忘れられない男と殺人を犯した男とのある種の静かな戦いが描かれています。なので、サスペンス作品として期待した人にたぶん不評だと思いました。しかし、犯罪心理においては、その境界線を越えるかどうかをテーマにすると犯人の二面性または三面性が、恐ろしくラストでピークを迎えます。そこが、とてもに日常に起こり得そうで恐怖が増してきます。また、レックスの行動には、どこか失踪したサスキアへの思いとは別のどこか自己執着への完結を感じます。

そう考えるとキューブリック監督が絶賛するのも理解できます。評価の良しあしは観た人が判断することなのでラストは伏せておきたいと思います。

 

 

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