熟メン茶々丸の「毎日が美びっとカルチャー」

映画 1917 命をかけた伝令

オスカー監督サム・メンデスによる戦争スペクタル作品「1917 命をかけた伝令」を観てきました。

本年度アカデミー賞で撮影賞、録音賞、視覚効果賞の3部門を受賞、もしパラサイトがなければ、間違いなく作品賞、監督賞を受賞していたと思います。

舞台は1917年の第一次世界大戦のイギリス対ドイツの戦線。若きイギリス兵の二人が、最前線にいる部隊に重要な命令を伝達するために敵のいる戦地を歩いて抜けていくというもの。一番に注目は、ワンカットごとの撮影が長回しで描かれていること。見えない敵を相手に進む二人の兵士の緊迫感が伝わり、さらに戦地の悲惨さを泥に埋もれた死体や大きなネズミの姿だけで表現されていて、無駄なものを省略したことで兵士の恐怖を増幅しています。

主人公の一人、スコフィールド上等兵を演じたジョージ・マッケイは、僕が作品として印象深い「はじまりへの旅」で森の中で社会と隔絶した家族の長男を演じてました。演じ方は違えどクールな顔立ちと正反対の生存能力を感じる演技でした。

前線で戦う兵士を救う伝令。歩みを進め、走り抜き、泳ぎ、砲撃をものともせず駆け抜ける姿にシンプルに感動を覚えます。パラサイトブームが日本を席巻していますが、今年の観るべき映画のひとつです。そして、劇場で観ずしてこの作品の凄さを感じれないです。新型コロナを恐れずマスク着用で観てください。

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