無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

自然菜園スクール3月【長野校】「自然育苗タネ採りコース」踏み込み温床の踏み込み&土のブレンドと種まき

2020-03-23 05:33:19 | 自然菜園スクール

期間限定無料配信動画キャンペーン第3弾。
「どんどん良くなる!?菜園プラン」

1週間限定無料コンテンツで、もっと土に触れていこう~

本日、の予報。


昨日は、自然菜園スクール【長野校】「自然育苗タネ採りコース」の2回目でした。

自然育苗講座も2回目で、育苗の基本、土について、そして春の野菜の個性を学びました。
自然育苗は、野菜の気持ちになって、野菜を育てることの大切さをお伝えしております。






3種類のアブラナ科を中心に同時に交雑を防ぎ自家採種する防虫ネットトンネルを見学していただきました。

遺伝子組み換え作物(GM)の雑草化とゲノム編集作物(2019年10月解禁)が世に出ているので、交雑しないように品種を維持して自家採種する必要性があります。

交雑した1年目は、被害者ですが、2年目そのまま交雑種を開放(無防備)すると今度は、加害者(交雑汚染を広げる人)になりますので、
遺伝子組み換え作物(GM)の雑草化とゲノム編集作物が広がらないように、今後の自家採種は、最低限の防備(交雑を防ぐ方法)が必要です。





踏み込み温床は、埋め込みタイプなので、掘った穴に、1㎝位保温と通気性を持たせるために、底にもみ殻を敷き詰め、米ぬかを軽くふっておきます。






そして、保温と通気性を保つために、ワラを敷き詰めます。








予備発酵させた発酵し始めた堆肥を一輪車で、踏み込んでいきます。










堆肥の中心温度は、50~60℃位あるので、昼間なのに湯気が立ち込め、手と足の裏で発酵熱を感じながら、

夏野菜が風邪をひかず、元気に育つ苗床「改良橋本式踏み込み温床」をみんなで踏みながら行きました。


後は、クン炭と土を2~3㎝敷き詰め、水平にしてトンネルをかけたらいよいよ育苗開始です。














後半の実習は、育苗土のブレンド、水分調整、土詰め、種まき、水やり、発芽までの保湿の方法など育苗に必要な最低限のルールとコツを実践して見せ、実際にやってもらいます。

育苗を通じて、野菜の気持ちになって自然に育てることの大切さが伝わればいいなーと思います。




薪ストーブで温めて置いた温かい部屋で、一服しながら、
最後に、自家製桜餅のおやつを食べながら、シェアリングと質疑応答。

拙著で伝えきれない実際の現場と、デェテール(詳細)とリアルな野良仕事を観ていただき、体験してもらい、質疑応答して交流を重ねる。
私が師匠たちに教わって、実体験を通して学んできたことを圧縮ファイルですべてお伝えしております。

せっかく来ていただいているので、書籍や雑誌が2次元であれば、3次元以上の立体的な伝え方を心掛けております。

踏み込み温床は大変な技術と作業ですが、その中には、発酵の仕組み、野良仕事の所作、生き物目線、微生物の活動による発熱、そして何より楽しさが詰まっております。
自然菜園スクールを通じて、持続可能な生き方の根本である安心安全な食べ物を永続的に育てることをお伝えできればと思っております。

次回>『自然育苗タネ採りコース』
4月12日(日) PM:自然育苗講座③「順化と定植」
実習:苗の順化&定植、夏野菜の鉢上げ&ウリ科種まき(キュウリなど)
『自然農園 自給自足コース』と合同開催。+1,000円で午前中から参加できます。



★2020年度からの新講座の案内【長野市】★
◆◇◆2020年『自然菜園 根本講座』開始◆◇◆
無農薬・無化学肥料で野菜がすくすく自然に育つ環境づくり講座。
城山公民館講座の続編で、「自然菜園入門講座ではお伝えしきれなかった、無農薬・無化学肥料栽培で、野菜が自然に育つ環境づくり」をテーマに、
毎月各野菜のどのように育てるのか、野良仕事のポイント、自然菜園ならではの無農薬・無化学肥料栽培の基本講座を行います。

場所
長野県教育文化厚生協会(4F第1会議室)
※お空いていない場合は、第2会議室などに変更する場合がございます。
〒380-0838 長野市県町593  TEL 026-237-8115  
Googleマップ

4/16(木)
「畝を極める」畝の立て方、野菜の根の張り方
「カボチャの育て方」ネギくらつき、草マルチ
5/14(木)
「通路を極める」緑肥mixとは? 緑肥mixの育て方
「ダイコンの育て方」間引き方、収穫適期
6/4(木)
「支柱を極める」支柱と誘引 収穫量と野菜の質アップ法
「ナスの育て方」誘引と摘果、収穫、草マルチ、補い
7/2(木)
「草マルチを極める」草マルチとは、補いとは
「キュウリの育て方」脇芽かき、草マルチ、補い、後作への影響
8/6(木) 
「育て方を調整する」 摘芯、脇芽かきで変わる野菜の収量
「トマトの育て方」ミニトマトと大玉トマトの育て方、一葉残し
9/3(木) 
「水を極める」 リーチング、ストチュウ水、植物ホルモン
「ハクサイの育て方」定植、葉面散布、草マルチ、不織布

1)基本、第一木曜日ですが、4月5月は、異なります。
17:30~(開場)準備
前半:17:50~18:50(講座50分+質疑応答10分)
後半:18:50~19:50(講座50分+質疑応答10分)
20:00~20:30(Q&A30分)
参加費:通し2,000円(後半のみの場合1,500円)

2)駐車場
①会場には、1階部分に、10台程度のお車を無料で停めることができます。
1階に駐車する場合は、2階の事務所に車のカギを預けに行ってください。
②会場のお向かいの長野合同庁舎第一駐車場も駐車することができますが、20:00に施錠されるので、20時前に車を1階部分にご移動ください。

3)この会場は、Wi-Fi設備があり、動画配信サービスを検討しております。
4月にテスト配信を行い、5月から有料にて、質問には参加できないかもしれませんが、ご自宅のPCやスマホからネット動画で受講できるサービスを目指しております。コロナウイルス騒動などで集合できない場合や、お仕事や遠方などで参加できない方もご参加いただけ、無農薬・無化学肥料栽培をサポートできるサービスを目指しております。

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自然菜園スクール2020 
   
◆3月の長野校開催内容
3/11(水)【のら】 踏み込み温床準備(育苗土の掘り出し) クン炭焼き
3/14(土)【自給】ガイダンス、果樹(支柱建て、桃の定植&水脈整備)など
3/15(日)【自給・種苗】AM:ミニ菜園見学会&クン炭焼き
          PM:自然育苗講座①、(踏み込み温床予備発酵)
3/22(水)【種苗】自然育苗講座②「春の育苗」実習:春野菜苗(キャベツ、ソラマメなど種まき)踏み込み温床②(踏み込み)
3/25(水)【のら】 果樹の移植準備(定植)、キウイ棚仕上げ


自然菜園スクール2020募集はじまりました!!
※単発体験参加で4月からの途中参加でも受講しやすいように、毎回完結の講座です。

NEW【長野校】自然菜園のらのらコース誕生しました!!
教えないで、一緒に野良仕事を通じて伝える平日限定のセミナーです。

【長野校】
 ◆自然菜園見学コース
 ◆自然稲作ベーシックコース
 ◆自然育苗タネ採り集中コース
 ◆自然菜園平日のらのらコース
 ◆自然菜園 自給自足コース

【安曇野校】
 ◆自然菜園ベーシックコース
 ◆自然菜園マスターコース
関東エリア
 ◆自然稲作おおつき棚田コース【大月校】(半日)
 ◆自然菜園入門コース【町田校】(1日)
※町田校は、現在年間受講生はキャンセル待ちです。午前の座学のみの単発体験参加は受講可能です。

新年度もよろしくお願いいたします。

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【ニュース】
最近注目の無料動画ユーチューブ『自然菜園LifeStyle』に、最新刊の表紙にもなったナスのコンパニオンが紹介されています。
竹内さんが語る「3分でわかる自然菜園」

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4 コメント

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Unknown (ゆっぴ)
2020-03-27 21:24:22
食用ホオズキの育苗・定植後の管理について

竹内さん、こんにちは。昨年、自然菜園見学コースの最後の見学会(10月)で頂いた食用ホオズキがあまりにおいしかったので、自分でも育ててみようと種取り用に頂いたものから種をとり、播種したところ無事発芽しましたが、分からない点がありますので質問させてください。

最初の質問は間引き・鉢上げのタイミングと育苗時の温度管理についてです。72穴セルトレイの内2穴に2粒ずつ離して蒔き、全部(4株)発芽しました。1株ずつ間引いて1穴1株にした方がいいと思うのですが、間引きと鉢上げのタイミングはそれぞれ本葉何枚くらい出た頃が良いでしょうか。それから温度管理ですが、トマトのように昼も夜も低めにすべきか、ナスのように昼は高めだが夜はやや低めなのか、ピーマンのように昼も夜も高めなのか、どのように管理すべきでしょうか。

次に、定植後の管理について質問させてください。まずは草マルチですが、ナス科なので梅雨が明けるまでは地温を上げるため薄めで、梅雨明け後は乾燥防止に厚く、で良いでしょうか。それから仕立て方と整枝ですが、↓このリンク先の方法で良いでしょうか。
https://yamatonoen.co.jp/information/special/701/
それともトマトの1葉残しのように、自然菜園に向いた方法があるのでしょうか。

自然菜園の食用ホオズキ、本当に美味しかったです。「講座殺し」とも言われるのも納得です。できれば自分の市民農園でも作りたいです。
春の育苗シーズン&講座も始まり多忙なところ、たくさん質問してしまい申し訳ありませんが、お時間がある時にでも教えていただけたら幸いです。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-03-30 19:41:03
ゆっぴさんへ

そうでしたか。食用ほうずきは、南国のフルーツの味がして美味しいですよね。

ほぼナスのように育てていただければけっこうです。

仕立て方と整枝法は、以前に「田舎暮らしの本」2018年6月号?あたりに載りました。

手元にないことと、整枝法をコメント欄で伝えるのが難しく、ナスのようにとい感じで育ててみてください。

細かく伝えるのが、難しくてごめんなさいね。
Unknown (ゆっぴ)
2020-04-02 17:52:33
教えていただきありがとうございました。

双葉はナスに似て幅があったので水が好きかと思いましたが、トマトのように茎に細かい毛がたくさんあったので乾燥を好むようにも思えて、育苗方法に迷っていました。
これで迷いなくお世話できます。ありがとうございました。

「田舎暮らしの本」は確か図書館にバックナンバーがあったはずなので、探して読んでみます。
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-03 07:37:52
ゆっぴさんへ

ナイス観察ですね。
南米ペルーなどが原産地の食用ホウズキは、まさに、温かい気候の高山植物で、トマトとナスの間、(ナス寄り)の野菜です。

生育初期の育苗は、基本ナスで、中盤より後半の生育は、ナスよりも寒暖の差を好み、乾燥、低温に強い印象です。

「田舎暮らしの本」2018年6月号あたりの栽培ナンバー5に載っていると思いますので、参考にしてみてください。

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