無農薬・自然菜園(自然農法・自然農)で、持続できる自給自足Life。~自然な暮らしの豊かさの分かち合い~

信州の大地で自然農と自然農法で育てる自給農園で、日々の営みや生命を通して感じることや想うことを発信するブログ。

無農薬・自然稲作「温湯消毒と塩水選」はじまる

2020-04-02 09:06:28 | 日々の自然菜園

本日、のち

いよいよ4月に入り、夏野菜の種まきに加えて、お米の種まき準備も始まりました。
1回目の種まきは、自然菜園スクール『自然稲作ベーシックコース』の第1回目4/11(土)予定です。

このコースでは、実際に、一緒にお米を苗から育てながら、体験しながら学ぶもので、
4月11日(土) は、以下の予定をしております。
PM:稲作講座①(育苗)
実習:種の温湯消毒、塩水選、浸水、種まき、育苗など
『自然菜園 自給自足コース』と合同










今回は、4/11(土)に種まきするコシヒカリの準備として、先行して温湯消毒、塩水選を行いました。

詳細は講座で行いますが、無農薬稲作では、病虫害、悪天候に負けない健康な稲作の一歩として、
病気にならず、発芽率を高める苗作りが大切だと日々感じておりますので、
今回も念入りに行いました。

お湯、塩、酢の3つのアイテムによって、お米のやる気をしっかり引き出すのが大切です。

お米が自給できると、とっても安心できるので、超気合が入ります。

塩水選などで取り除いたお米は一粒も無駄にせず、うちの鶏さんのエサになります。

今年も無事お米が収穫できるように、精進したいです。

↓ちなみに、Zoomでも始める長野講座は以下です。4月からテスト配信です。

★2020年度からの新講座の案内【長野市】★
◆◇◆2020年『自然菜園 根本講座』開始◆◇◆
無農薬・無化学肥料で野菜がすくすく自然に育つ環境づくり講座。
城山公民館講座の続編で、「自然菜園入門講座ではお伝えしきれなかった、無農薬・無化学肥料栽培で、野菜が自然に育つ環境づくり」をテーマに、
毎月各野菜のどのように育てるのか、野良仕事のポイント、自然菜園ならではの無農薬・無化学肥料栽培の基本講座を行います。

場所
長野県教育文化厚生協会(4F第1会議室)
※お空いていない場合は、第2会議室などに変更する場合がございます。
〒380-0838 長野市県町593  TEL 026-237-8115  
Googleマップ

4/16(木)
「畝を極める」畝の立て方、野菜の根の張り方
「カボチャの育て方」ネギくらつき、草マルチ
5/14(木)
「通路を極める」緑肥mixとは? 緑肥mixの育て方
「ダイコンの育て方」間引き方、収穫適期
6/4(木)
「支柱を極める」支柱と誘引 収穫量と野菜の質アップ法
「ナスの育て方」誘引と摘果、収穫、草マルチ、補い
7/2(木)
「草マルチを極める」草マルチとは、補いとは
「キュウリの育て方」脇芽かき、草マルチ、補い、後作への影響
8/6(木) 
「育て方を調整する」 摘芯、脇芽かきで変わる野菜の収量
「トマトの育て方」ミニトマトと大玉トマトの育て方、一葉残し
9/3(木) 
「水を極める」 リーチング、ストチュウ水、植物ホルモン
「ハクサイの育て方」定植、葉面散布、草マルチ、不織布

1)基本、第一木曜日ですが、4月5月は、異なります。
17:30~(開場)準備
前半:17:50~18:50(講座50分+質疑応答10分)
後半:18:50~19:50(講座50分+質疑応答10分)
20:00~20:30(Q&A30分)
参加費:通し2,000円(後半のみの場合1,500円)

2)駐車場
①会場には、1階部分に、10台程度のお車を無料で停めることができます。
1階に駐車する場合は、2階の事務所に車のカギを預けに行ってください。
②会場のお向かいの長野合同庁舎第一駐車場も駐車することができますが、20:00に施錠されるので、20時前に車を1階部分にご移動ください。

3)この会場は、Wi-Fi設備があり、動画配信サービスを検討しております。
4月にテスト配信を行い、5月から有料にて、質問タイムにはご質問できないかもしれませんが、ご自宅のPCやスマホからネット動画で受講できるサービスを目指しております。
コロナウイルス騒動などで集合できない場合や、お仕事や遠方などで参加できない方もご参加いただけ、無農薬・無化学肥料栽培をサポートできるサービスを目指しております。

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自然菜園スクール2020 
   
◆3月の長野校開催内容
3/11(水)【のら】 踏み込み温床準備(育苗土の掘り出し) クン炭焼き
3/14(土)【自給】ガイダンス、果樹(支柱建て、桃の定植&水脈整備)など
3/15(日)【自給・種苗】AM:ミニ菜園見学会&クン炭焼き
          PM:自然育苗講座①、(踏み込み温床予備発酵)
3/22(水)【種苗】自然育苗講座②「春の育苗」実習:春野菜苗(キャベツ、ソラマメなど種まき)踏み込み温床②(踏み込み)
3/25(水)【のら】 果樹の移植準備(定植)、キウイ棚仕上げ


自然菜園スクール2020募集はじまりました!!
※単発体験参加で4月からの途中参加でも受講しやすいように、毎回完結の講座です。

NEW【長野校】自然菜園のらのらコース誕生しました!!
教えないで、一緒に野良仕事を通じて伝える平日限定のセミナーです。

【長野校】
 ◆自然菜園見学コース
 ◆自然稲作ベーシックコース
 ◆自然育苗タネ採り集中コース
 ◆自然菜園平日のらのらコース
 ◆自然菜園 自給自足コース

【安曇野校】
 ◆自然菜園ベーシックコース
 ◆自然菜園マスターコース
関東エリア
 ◆自然稲作おおつき棚田コース【大月校】(半日)
 ◆自然菜園入門コース【町田校】(1日)
※町田校は、現在年間受講生はキャンセル待ちです。午前の座学のみの単発体験参加は受講可能です。

新年度もよろしくお願いいたします。

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【ニュース】
最近注目の無料動画ユーチューブ『自然菜園LifeStyle』に、最新刊の表紙にもなったナスのコンパニオンが紹介されています。
竹内さんが語る「3分でわかる自然菜園」

【無料動画YouTube】新春 自然菜園セミナーのお知らせ
自然菜園Lifestyleにご登録いただきますと、無料で最新のYouTubeの動画が見えるようになります。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (西出)
2020-04-03 08:29:32
竹内様

自家菜園についてご質問です。
土作りで、畝作成後に刈草を畝の上に敷いておきました。
しかし、強風のため刈草が全て飛んでしまいました。


刈草が飛ばされないようにするために、出来る対策などありますでしょうか。
寒冷紗をして、刈草が飛ばないようにするが私が思いついた案です。


また、こちらのコメント欄に質問させて頂くで問題なかったでしょうか。。


西出
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-03 13:20:54
西出さんへ

そうですね。春は風が強く飛ばされやすいことと、
畝立てそのものは、秋に作って始めるのがベストです。

1)私は、秋や春に草で養生(草マルチで覆って畝を守ること)する際には、刈り立ての青草の時に、竹や鉄の棒などを置いて飛ばされないようにしております。

刈れてからだと飛ばされやすいからです。

寒冷紗があればそれはそれでいいと思います。

2)春先の少ない刈草は、あえて畝の上に被覆せずに、通路や植えた野菜の周辺に草マルチするぐらいにして、あえて畝全面に草マルチをしておりません。

春先に新しい枯草が全面敷いてあること自体不自然ですので、ハコベの移植などにし、露出したのままに、野菜を植えたり種まきしております。

その方が、地温が高くなりますし、野菜根付くことで、草マルチが引っかかり、草マルチできるようにこれからの時期だんだんなってくるからです。

コメント欄で大丈夫ですよ。

ちなみに、金~月曜日は、スクールの準備、開催、休日なので、ブログのコメント欄のご質問への返答が遅くなりがちです。
Unknown (西出)
2020-04-04 18:41:20
竹内様

ご返信ありがとうございます!!
刈草を棒等で押さえる。
アドバイスありがとうございます!


頂いたコメントでさらに疑問が出てきました。


①市民農園1年目で、3月から畝立て&土作りを始めている状況です。
現在は、畝立て時に1年目ですきこむ物を入れる。
1ヶ月間を、養生させている段階です。


養生期間、刈草を敷くのは地表を乾燥させないため。
地表が乾燥すると、微生物が死滅してしまうからの認識でした。
刈草を敷く目的の認識は、合っていますでしょうか。


②春に刈草を敷いて、枯れ葉になった場合のリスクは何がありますでしょうか。
春の湿度と暖かい温度で、カビが発生しやすい。
枯れ葉で日の光が遮られて、地温が上がりずらい。
以上の可能性があるのかなと考えました。



③ハコベを移植するについて。
春の自然に近い状態で、乾燥防止と土作り理解しました。
ヒメオドリコソウや、カラスノエンドウでも同じになりますでしょうか。


移植の仕方は、根から抜いて畝に移植で活着しますでしょうか。
また、畝立て時に畝を締めらすだけでも、乾燥防止効果は十分でしょうか。


④秋が畝立ての理由。
自然界の場合、枯れ葉が落ちて秋から春にかけて分解。
その間に益虫が住んだり、枯れ葉が分解されて土の養分になる
以上の理由かなと考えました。


質問に答えて頂けるだけでも、とても助かります。
返信は、お時間ある時で大丈夫です!


西出
Unknown (安藤 淳一)
2020-04-04 20:30:04
いつもありがとうございます。
田んぼをいっしょにやっている仲間が、3枚ある田んぼのうち一番小さい田んぼ(6畝位)にもち米を作りたいと言ってきましたが、3枚の田んぼは横並びにあります。
昨年までは3枚ともコシヒカリを植えていましたが、
隣り合う田んぼでもち米を作ることは可能でしょうか?
よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-06 07:03:15
西出さんへ

そうですね、生き物目線で、田畑仕事をすることを、野を良くすることに仕える=「野良仕事」です。

「畝立て」をして、しっかり鎮圧することで、土の表面が締まり、保湿され、水持ちがよく、畝という形状から、水はけがよく、空気を多く含まれ、太陽に温められ、野菜の根が張りやすい環境が生まれます。

その上に、
1)秋~春にかけては、まずは
9~3月まで7ヵ月と、半年以上あり、乾燥しやすく、寒く、生き物の活動がゆっくりの期間なので、
落ち葉が落ちて、春まで大地を潤すように、
刈った草を畝の上にしっかりしいて、養生すると、その方がいきもの(微生物や益虫)が越冬し、活躍しやすくなります。

2)春は、ゆっくり気温が高くなり、さらにゆっくり地温が高くなっていきます。
3月頃、梅が咲く時期になると、昼間微生物などが活動してくれます。

春先は、3mおきのハコベなどの移植により(生きた草マルチにより)、春一番でも飛ばされず、露出した地表面は、温められやすくなります。

3)
そんな感じで、①はよいと思います。
②に関しては、リスクは飛ばれやすく、草がない時期で、無理に草マルチすることよりも、畝立て後しっかり鎮圧し、地温をあげた方が自然です。
③は、やってみた感じとしては、ステージ3の草がよく、ハコベが一番よく、なければイヌフグリやオドリコソウでもよいです。

移植ゴテやシャベルで、地上部と同じ位の土をつけたまま、苗の移植のように、根鉢を崩さずに、丁寧に植えてから鎮圧します。

④はその通りだと思います。
ご質問ありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-06 07:09:08
安藤 淳一さんへ

お久しぶりです。もち米いいですね~。

異種のお米が混ざるかどうかは、
1)開花時期がおなじ
2)距離が5m以内
3)モミやワラで種が混じる
という感じなので、

もち米でも、しっかり距離をとれば、
1)隣接している5mのものは種籾にしない。

2)脱穀の際に、種が混ざらないようにする
3)また、もみ殻やワラを田んぼに戻す際に、もち米とウルチ米が混ざっていると、田んぼで発芽するので、植えていない稲が生えてきて混じることもあります。

そのため、もみ殻やワラは、それぞれの田んぼに戻す方が無難で、混ぜないようにするのもポイントです。

そのため、我が家はうるち米の種もみ圃場地区なので、もち米は、禁止されております。
Unknown (西出)
2020-04-07 17:32:24
竹内様

ご返信ありがとうございます。


①春先での、畝立てについて
ハコベ等を移植して、生きた草マルチでの養生がベスト。
鎮圧だけでも問題なく乾燥防止され、地温が温まり微生物は活動する。


以上のように、理解致しました。


②枯れ草と、生きた草マルチ
枯れ葉は、ダウンコート。
ハコベ等の草マルチは、春ジャケット。


地温が上がる春先は、程よく風通しの良い生きた草マルチが土にも優しい。
自然の流れにも沿っている。
枯れ葉だと、春先では蒸し暑い。

そんなイメージとして、理解しました。


③畝立てを秋にすると、1年目にすきこむのも不要?
秋〜春にかけて、土が豊かになるから。
自然の循環だけで手に入るものだけで、土作りが可能なのでは?


④秋に畝立てが、本来の理由
本来、秋蒔き野菜は無く、夏野菜が一区切りだったからか。
秋蒔きしても、冬には花は咲かない。

昔は夏野菜後は、春に向けての土作りをしていた。
以上の理由なのではと、想像しました。


もし、理解にズレがありましたら、ご指摘頂けると幸いです。
ご丁寧な返信ありがとうございます!

西出
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-08 07:03:32
西出さんへ

面白いですね~。感覚が似てますね。
あっているかどうかは、野菜や草が答えているので、★で感想を述べさせていただきますね。

①春先での、畝立てについて
ハコベ等を移植して、生きた草マルチでの養生がベスト。
★ベター位ですね。その後、ネギ、カブやニンジン、夏野菜など引き継ぐものが来るとベストですね。

鎮圧だけでも問題なく乾燥防止され、地温が温まり微生物は活動する。
★問題がないかどうかはわかりませんが、それなりに微生物が活動すると思います。

以上のように、理解致しました。

②枯れ草と、生きた草マルチ
枯れ葉は、ダウンコート。
ハコベ等の草マルチは、春ジャケット。
★素敵な感覚ですね~。

地温が上がる春先は、程よく風通しの良い生きた草マルチが土にも優しい。
自然の流れにも沿っている。

枯れ葉だと、春先では蒸し暑い。
★詩的ですね。春先は草が少ない時期なので、無理に草を集めてくるのは不自然なだけ

そんなイメージとして、理解しました。

③畝立てを秋にすると、1年目にすきこむのも不要?秋〜春にかけて、土が豊かになるから。

自然の循環だけで手に入るものだけで、土作りが可能なのでは?

★畑は、自然界ではありえないくらい、豊かすぎる場所です。

むしろ、秋は落ち葉が落ちる時期なので、春までにゆっくり分解できるので、1年目の畝立ての際には、ちょっと多めで、深くまで補うとよいでしょう。(春先は、表面5㎝位と浅く、少な目が無難です)

④秋に畝立てが、本来の理由
本来、秋蒔き野菜は無く、夏野菜が一区切りだったからか。
秋蒔きしても、冬には花は咲かない。

昔は夏野菜後は、春に向けての土作りをしていた。
★本来、カブもダイコンもニンジンも春野菜ではなく、夏から秋にかけて生育する野菜たち。

夏野菜は5~10月の霜の降りない時期に、半年以上長期間、草マルチをしながら、草を抑えながら、微生物や分解者など生きものを殖やし、天敵が棲みつくので、自然菜園では夏野菜を育てながら、野菜が育つ環境を育てます。

といった感じです。
Unknown (西出)
2020-04-09 18:56:54
竹内様

ご返信ありがとうございます。
コメントを頂いたお陰で、理解が深まりました。
まだまだ分からない事だらけですが、自然の循環を考えるのがとても楽しくてたまりません!


細かな質問を色々してしまい恐縮ですが、今後も宜しくお願い致します!

西出
コメントありがとうございます。 (竹内孝功)
2020-04-10 07:24:55
西出さんへ

そうですね、私もわからないことが多いですが、新たな発見や、理解が深まった瞬間嬉しく楽しいものです。

野菜と草の間に答えへのヒントがあると思いますので、これからも自然観察を深めていってみてください。

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