私は、日経新聞の電子版を読んでいます。(隅から隅までというわけではありませんが💦)
その中で、岸見一郎さんという方のコラムを2つ読みました。そして、自分が漠然と、「こうするのが正解」 と感じていたことを、言葉で表してくださっていることに感動しました・・・。
岸見一郎さんは、「嫌われる勇気」という著書(共著)で有名な哲学者の方です。
アドラーについての著書も多いです。
今回の日経新聞のコラムでは、
組織の中のリーダーは
部下を叱るのをやめよう
部下をほめるのをやめよう
と言っています。
叱ってもほめても、リーダーは部下に
「自分には価値がない」 と思わせてしまう、とのこと。
アドラーは、
「自分に価値があると思える時にだけ、勇気を持てる」
と言っているそうです。
この場合の「勇気を持てる」、とは、「課題に立ち向かっていく勇気を持てる」、という意味です。
叱るのもほめるのもダメなら、どうすればいいのか、というと、
折に触れて 「ありがとう」と言う。
そういわれて貢献感を持てた部下は、自分に価値があると思えて、仕事に取り組む勇気を持つことができる、とのこと。
ダメダメな部下にも、「今日もありがとう」ときちんと言葉で言う。
出社して仕事をしてくれれば助かるのだから。
これ以外にも、「叱るのではなく評価する」とか、「~してくれると助かる」と言う、「上司は部下を対等に扱う」 等々、短いコラムなのに、とても納得できました。
これを読んで、私は
これは当たり前のことだよ
でもそれがどうしてなのか、今まで言葉で説明できなかった!
・・・と、感動しました
私は過去のブログで、何度か「ほめて育てた」と書いたけど、「ほめて」という言葉にいつも引っ掛かりを覚えていました。
「ほめて」ではないんだよなぁ、って。
私は、子どもに、
あなたには価値がある、
ってことを、言っていたんだ。
具体的には、子どもが言ったりやったりしたことに対して、
「嬉しいなぁ」「ありがとう」「助かったよ」「それ好きだなぁ」 などと口に出して言っていました。
このコラムを読んで、私は、ほめられた気がしました。
あっ、違うな
自分は価値がある、と思えました
私は子どもたちを、対等に扱っていたんだなぁ・・・
(沢山失敗もしていますが)
仕事上の関係と、親子関係は違うかもしれないけど、どちらも人間関係、ですものね😊
私、いい上司になれるかも笑