10/12の猛烈な台風。
故郷にも大きな被害がありましたが、
過去の経験が今の対策となり、
大難が小難になり、小難が無難となった私の故郷。





成人するまで育った家とお別れをすることが
決まりました。



家族の色んな変化と共に、
祖母が一人で暮らしていた実家も
祖母が施設に入ることになった今年は空き家でした。


祖母が帰る家としてそこにあった家も
台風の影響で、ベランダの屋根が劣化により
飛んでしまいそうになり、消防のお世話に。



父もこの一件で心が固まったのか
お家とさよならすることに。



色んな思いが詰まった家。



ありがとうをするタイミング。



次々にくる自然災害で、
きっとお家をありがとうする間も無く
無くされた方も多いかと思います。



家・家庭は生きるための土台で、
安らぎの場所。
帰る場所。



ありがとうと伝えられないままお別れをした方々は
どれほど辛かったのでしょうか。




私は、ありがとうと伝える機会があり
本当にありがたいことだ思います。



育った家がなくなってしまうのはとても寂しく
実家の写真を見ては涙があふれますが、
老朽化も進み、今後空き家の我が家が
何かご迷惑をかけるきっかけになっては
申し訳ないし、ずっとずっと頑張って
家族を支えてくれたお家に



ありがとう



とお別れです。







しばらくブログをお休みしていましたが、
人の記憶は都合よく消えてしまったり、
失ってしまうことも多く、
数年前のことでさえ忘れてしまうことがあります。



そんな時、どんなことをしていたかな?と読み返すと
心の潤いになったりすることもあります。



お家とのお別れは私にとって大きな出来事。



今この気持ちをここに記して、
感謝と共に
次にその土地に住む人の幸せな場所となるよう
お祈りしたいと思います。





危ない、危ない、
と言われながらも
瓦屋根に登り、空を眺めるのが好きだったな。



昔ながらの大きなベランダで
夜風に吹かれながら空を見るのも好きだったな。



ベランダにつながる部屋が姉と私の部屋で
そこからカーテン越し差し込む
月明かりが好きだったな。



海外にでて、結婚して、
私の荷物は全てと言っていいほど
海外に持ってきてるので
卒業アルバムくらいしか残ってないけれど
大切な思い出は胸に、
いつまでも刻まれると思います。






どんな時も誰より私の気持ちを考えて
動いてくれる姉にも感謝して、
実家とさよならです。