昨日、散髪に行きました。
20年通っている理髪店。
そこで、衝撃の発言を受けました。
6月末で閉店する、と。
私はこれからどこの理髪店に行けばいいんでしょうね。
70歳の夫婦で営んでいた店。
ご主人は15歳、中卒で散髪の道に入り、以来55年、この道一筋に歩んできたそうです。
自分の店を持って40年。
気が遠くなるような長い年月を、髪を刈り、顔を剃り、シャンプーをして過ごしてきたのですねぇ。
話を聞くのもするのも好きな人で、私は毎回、ご主人を相手に、いわゆる床屋政談を繰り広げてきました。
元気そうに見えましたが、寄る年波には勝てず、胃がんになってしまったそうです。
これからは月に何度か、高齢者施設に散髪に行くアルバイトをしながら、のんびりと暮らすそうです。
人生の戦いをほぼ終え、これからは世の中の移り変わりを眺めながら静かに暮らすのでしょうか。
ご主人の老後が幸多いものであることを祈ります。
さて、来月、私はどこの床屋にいくのでしょうね。
10分、千円とかいう所だけは嫌です。