ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

待ち遠しい

2019年06月17日 | 文学

  休日が はや待ち遠し 月曜日

 ネットで偶然みつけた川柳です。

 サラリーマンも学生さんも共感するのではないでしょうか。

 森鴎外は軍医としてトップの地位にまで上り詰めながら、多くの文学作品を残しました。
 軍医としての仕事を、芝居をしているようだ、と嘆いています。

 夜、執筆に励んでいる自分こそが本当であり、軍医としての自分は、その役割を演じているに過ぎない、というわけです。

 その気持ち、よく分かります。

 私は家に帰ってからの執筆活動など、とうの昔に止めてしまいましたが、ただテレビを観るだけでも、風呂に入るだけでも、そこには本当の自分がいるように感じます。

 職場にいる自分は、しょせん、与えられた役割を演じているにすぎません。
 大方の人は、それぞれ与えられた役割を演じているに過ぎないのではないでしょうか。

 役割を演じなければ、収入を得られないとは、悲しいことですね。

 でも中には、仕事にのめり込み、仕事中の自分こそ本当の自分だと感じている人もわずかながらいるわけです。

 うらやましいかぎりです。

 冒頭の川柳のように、月曜日から毎日、次の休みが待ち遠しいのは、生来の怠け者なのか、仕事嫌いなのか、私の悪い思い癖です。

 それでいて、土曜日はともかく、日曜日の午後くらいになると、早くも翌日からの仕事を思って憂鬱になるのですから、損な性分です。

 今の仕事に、のめり込むような面白さを感じることは無いでしょうね。

 かといって、やりがいを求めて転職するには年を取りすぎました。

 今年50歳になりますから、転職しても給料も待遇も悪くなるだけでしょう。

 今さら後悔などしても仕方ありませんが、もし大学生の自分に出会えたなら、木端役人だけは止めときなさい、と忠告するでしょうね。

 では何が向いているのかと問われると、難しいところではありますが。

 憂愁濃い月曜日がやっと終わります。
 明日こそは、明るい気分で働けたらと、切に願います。
 


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