頭皮ケア効果は本当にあるの?重曹シャンプーの魅力と効果を徹底検証 ←---クリック(こちらのリンクから転載させていただきましたm(_ _ )m

 

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重曹シャンプーとはどのようなものか

重曹とは「炭酸水素ナトリウム」のことで、近年この重曹がもつ洗浄効果や消臭効果が注目されています。その効果を活かそうとシャンプーに流用したのが「重曹シャンプー」です。

重曹は主に薬用、食用、工業用に使われていますが、入手しやすいのはスーパーやドラッグストアでも市販されている食用の重曹でしょう。安全性が高いので食品からボディケア、掃除まで汎用性の高い使用ができます。

重曹には油脂を乳化する(※)作用があるので、毛穴に詰まった皮脂の除去効果が期待できます。また悪臭を中和分解する作用もあり、頭皮の臭いが気になる人にも向いています。 
※乳化:水や油など混ざりにくい物質同士をうまく混ぜ合わせて、乳のようにドロドロと溶け出した液体にすること。

人の肌、そして髪も弱酸性ですが、重曹は弱アルカリ性です。そのため重曹シャンプーを使っただけでは重曹の性質により、キシキシとした感触が残って毛髪を傷めます。重曹シャンプーのあとはクエン酸をリンスとして活用し、髪をもとの弱酸性の状態に戻すことで髪をダメージから守る必要があります。 
さらにクエン酸リンスは髪のキューティクルを引き締める効果も期待できるので、髪のコンディションを良好にする点でも優れています。

重曹シャンプーのここが魅力

重曹の特性を活かしたシャンプーには、どんな効果があるのでしょうか。重曹シャンプーを使うメリットをご紹介します。

毛穴に詰まった皮脂や汚れを落とす

重曹は油脂の乳化作用に加えて、スクラブクリームのように微細な粒子があるので、毛穴に詰まった汚れを効率的に洗い流す効果が期待できます。市販のシャンプーほどの泡立ちや爽快感は薄いものの、充分な洗浄効果があります。

頭皮の嫌な臭いとかゆみを取り除く

頭皮のかゆみや臭いの主な原因は残留した皮脂です。頭皮に残った皮脂が酸化することで炎症を起こしてかゆくなることがありますし、また脂っぽい臭いの原因になります。こうしたトラブルを起こす皮脂や汚れは酸性なのですが、重曹はアルカリ性なので、中和分解によって皮脂トラブルを解消できます。また重曹には抗菌作用もあり、悪臭を吸収します。

抜け毛・薄毛の改善に効果が

酸化した皮脂による炎症が改善されれば、頭皮環境が良好になって血行促進にもつながり、健康的な毛髪が発毛しやすい状態になります。また炎症に悩む人は無意識に頭を掻く傾向があり、この行動が抜け毛を助長しているとみられています。炎症がなくなれば自然と頭を掻く回数も減っていくので、これも頭皮環境の改善につながります。

肌にやさしい洗い上げ

市販の高級アルコール系シャンプーは、強すぎる洗浄効果によって頭皮を傷める可能性があります。 
人によっては深刻なトラブルの原因になることも考えられます。しかし重曹シャンプーによる洗浄なら、必要最低限の刺激で汚れや臭いの原因のみを取り除くできるので、デリケートな頭皮の人も使用しやすいでしょう。泡立ちや洗い上がりの爽快感では市販のシャンプーに及びませんが、肌へのやさしさを優先するのならば重曹シャンプーはひとつの選択肢となりうるものでしょう。

重曹シャンプーとクエン酸リンスを作る

 

重曹シャンプーとクエン酸リンスの作り方を紹介します。クエン酸リンスは重曹シャンプーの使用後に、髪のコンディションを整えるのに欠かせません。そちらも合わせて活用しましょう。

用意するもの

・材料:重曹(大さじ一杯※1回分)、クエン酸(30ml※1本分)、容器(500ml) 
・備考:重曹シャンプーだけでは髪がきしみます。クエン酸リンスも組み合わせて洗髪したいので、重曹以外にクエン酸も用意します。食用のものであればどちらもスーパーやドラッグストアで購入できます。 
またリンス原液は作り置きできるので、保存用に500mlの容器も用意します。中を洗って乾かしたペットボトルで充分です。

作り方

・重曹シャンプーを作る(毎回) 
洗面器に入れた1リットルのお湯に重曹大さじ1杯(約10g)を溶かしてよく混ぜます。これだけで重曹シャンプーは完成です。 
重曹シャンプーはお湯に溶かす都合上、髪を洗うたびに作る必要があります。

・クエン酸リンスを作り置きする 
先にクエン酸リンスの原液を作ります。ペットボトルに500mlの水とクエン酸大さじ2杯(約20g)を入れ、よく振って混ぜます。これでクエン酸リンスの原液は完成です。長時間置いておくとクエン酸が沈殿していくので、使用前には毎回、軽く容器を振りましょう。 
※使用する際に分量をはかるので容器にめもりを書いておくと便利です。

洗い方

・入浴前にブラッシングする 
重曹シャンプーに限らず、一般の入浴時でも事前に髪をブラッシングしておくことで髪表面の埃や汚れが浮かび、落としやすい状態になります。

・ぬるま湯で1~2分洗う 
40度以下のぬるま湯で流しながら、毛穴から汚れや脂を揉み出すイメージで頭皮をマッサージします。事前に頭皮の余分な皮脂や、汚れを落としやすくなり、洗浄効果が高まります。

・重曹シャンプーで頭皮を洗う 
洗面器などに作った重曹シャンプーを少しずつ手に取り、髪よりは地肌、頭皮を洗うイメージで、揉み込むようにシャンプーをします。作った重曹シャンプーを使い切るまで、これを何度か繰り返します。

・クエン酸リンスで髪をケアする 
クエン酸リンスを使用する際は、まず水やお湯で原液を希釈してください。作ったクエン酸リンスの原液10ml程度を、水かお湯が容量の3分の1ほど張ってある洗面器に入れます。原液をしっかりと混ぜた後に、薄めたリンスに浸るよう洗面器に髪の毛を入れ、クエン酸リンスを馴染ませるのです。 
髪をリンスに馴染ませ終えたら、しっかりと洗い流しましょう。

重曹シャンプー、クエン酸リンスともに作り方、使い方は難しくないとご理解いただけたと思います。ただし、使い始めるにあたっていくつか注意しなければならない点があります。

重曹シャンプーの注意点

 

重曹シャンプーを使う場合、性質をしっかり理解し、注意点を把握することが大事です。間違った使い方は思わぬトラブルを招きます。重曹シャンプーを使う際の注意点を確認しましょう。

急に重曹シャンプーに切り替えない

いきなり重曹のみを頭皮に使用すると、刺激を感じることがあります。まずは今までのシャンプーに重曹を混ぜたもので洗うことから始めて、徐々に頭皮を重曹に慣れさせましょう。そこからだんだんシャンプーの量を減らして、最終的に重曹のシャンプーのみで洗うようにします。

頭皮を強くこすらない

重曹シャンプーの洗浄効果は高いので、髪や頭皮の汚れは、強く洗わなくてもしっかりと落ちます。また重曹には研磨作用もあるため、力を入れてゴシゴシと勢いよく洗うと、頭皮や髪を傷める原因になります。両手の指の腹を添えるようにあて、やさしくマッサージするイメージで洗いましょう。

重曹・クエン酸をしっかりすすぎ落とす

通常のシャンプー同様、重曹やクエン酸のすすぎ残しは頭皮にダメージを与える原因になります。洗い終わったあと、念入りにすすぎ落としましょう。 
またタオルドライの際、強くこすって水分を拭き取ることもNGです。タオルは髪に押しあてて水気を吸い取るイメージで、残った水分はドライヤーの冷風で乾かすことで、髪を傷めずに済みます。

重曹シャンプーの特性を充分に理解せずに使用していると、トラブルを誘発します。頭皮を慣らしていく、強くこすらない、しっかりすすぐ、以上の注意点を意識して使いましょう。

実際に重曹シャンプーを使って感じたこと

ネットで少し検索をすると、重曹シャンプーについての体験談や効果は多く見つかります。しかし、重曹シャンプーは頭皮に本当に良いのかどうかということは、自分で実際に使ってみなければわからないものです。そこで実際に重曹シャンプーを作り、自分の髪がどのように変わるのか確かめてみました。

・初日

近所のドラッグストアで道具を一式揃え、重曹シャンプーを作成。基本的に混ぜるだけなのでとくに迷うことはありませんでした。使用感としては、洗っている最中は重曹が少ないのか、泡立ちが妙に少なく感じました。正直な感想としてはお湯で薄めたシャンプーで髪を洗っている気分です。また、混ぜ方が甘かったのかすすぎ洗いの際に多少粉っぽい感触があり、念入りに頭をすすぐ必要がありました。クエン酸リンスも同様に、製品のリンスに比べると薄さを感じます。慣れれば変わるかもしれませんが、最初は多少違和感があります。

・2日目

先日の反省を活かし、手でもう少し細かくかき混ぜるように作った結果、粉っぽさは感じなくなりました。薄さに関しては昨日よりも慣れたのか、あまり気にならなくなっています。洗い上がりですが、ネットでもよく書かれているようにキシキシ感が強いため、クエン酸リンスはほぼ必須でしょう。クエン酸リンスを使ったあとは、基本的に市販のシャンプーとリンスを使ったようなサッパリ感です。匂いもとくになく、かゆみがひどくなることもありません。

・3日目

重曹シャンプーを3日ほど使い続けた結果、髪の脂っぽさが適度に抜け、サラサラになった気がします。今までは髪を指ですくと指が少しベタつくような感じでしたが、今ではそういったベタつきはなくなっています。結論としては、普通のシャンプーと何ら遜色ありません。しかし、慣れないうちは粉っぽく感じることがあるので、細かく混ぜて作った方が良いかもしれません。

重曹シャンプーは誰にでも魅力的なわけではない

重曹シャンプーを使っていて感じたのは、手間がかかるということです。重曹とお湯を混ぜるだけなのでシャンプー作りそのものは簡単ですが、毎日わざわざ重曹を用意してお湯に溶かすとなると、人によっては手間を感じるかもしれません。効果に関しても、人によっては頭皮ケアの効果を実感できない場合があります。重曹シャンプーと市販のシャンプーを比較すると、市販のシャンプーの方が頭皮ケアに適した成分が多く含まれていることもあります。よって、頭皮ケアを第一に考えているのであれば、重曹シャンプーよりもスカルプシャンプーを使った方が良いかもしれません。

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重曹シャンプーは少しずつ試していこう

頭皮は重曹の刺激にすぐには適応できないため、重曹シャンプーは自分の頭皮環境や重曹への適性などを徐々に確認しながら取り入れていくことになります。あせらずにペースを守りましょう。

いくつか注意すべき点はありますが、きちんと重曹シャンプーについて理解し手順を守れば、重曹の特性を活かしたやさしいヘアケアができます。また、より確実に頭皮のケアを行ないたいのであれば、スカルプシャンプーを視野に入れましょう。コストパフォーマンスにおいては重曹シャンプーの方が優れていますが、頭皮ケアの効果においてはスカルプシャンプーの方が有効と言えるでしょう。最近頭がかゆくなったり抜け毛が増えてきたりしているのであれば、この機会に自分の身体と相談しながら、頭皮にやさしいシャンプーを始めてみませんか?

 

 

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