茶雅馬茶道教室 ~MIHO企画~

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2020年09月01日 | 情報
「日本人は言葉が足りない」などと言われることがあります。
見たもの、感じたものをその場で、すぐに表現しないという意味では、そうなのかもしれません。しかし、茶席の中では、床の間の掛物や花、設えてある道具から、相手の心配りを感じ取り、受け止めて感謝したり、また、その気持ちを返すよう振る舞いを心がけたりしているような気がしています。
94年の長い歴史を持った遊園地「としまえん」が昨日閉園しました。
みなさんそれぞれに思い出がおありかと思います。
閉園を知らせる新聞広告を見て、「ドキッ」としてしまいました。
ボクシングの漫画「あしたのジョー」の最後のシーン。
主人公の矢吹丈が戦い終わって真っ白に燃え尽きたその場面が見開きの広告として
掲載されていたのです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5298174bc7bbf4d9e41c3003004631904ffc4c6e
この漫画を読んでいた世代の人は、としまえんは本当に愛されつづけ、そしてラストまで
力いっぱい営業しているのだと、言葉はなくても伝わってきたと思います。
そう考えてみると、人の心を慮るという行為は、茶室の中だけではなく、日常でも生きているのですね。だからこそ、茶道はこれだけ長い間日本人に愛され、続けられているのだと
改めて、感じたところです。
9月1日防災の日です。心を引き締めて新しい月を迎えましょう。


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