自民党を離党した河井案里参議院議員の陣営による選挙違反事件で、検察当局が押収した、★現金の配布先とみられる★１００人以上が記載された★リストが、夫の河井克行前法務大臣の★パソコンで管理されていたことが関係者への取材で新たに分かりました。

検察当局は河井前大臣が大規模な★現金買収を主導し、案里議員も一部の現金を配っていた疑いがあるとして近く、公職選挙法違反の疑いで本格的な捜査に乗り出すものとみられます。

河井案里議員が初当選した去年７月の参議院選挙をめぐっては、夫の河井克行前法務大臣が票の取りまとめを依頼する趣旨で地元議員や後援会幹部など１００人近くに★２０００万円を超える現金を配り、案里議員自身も一部の現金を配っていた疑いがあるとして、検察当局は河井夫妻の刑事責任の追及に向けて捜査を進めています。
関係者によりますと、検察当局は河井夫妻の自宅から現金の配布先とみられる地元議員や後援会幹部などあわせて１００人以上の名前や金額が記載された複数のリストを押収していますが、これらのリストは事務所にある河井前大臣の★パソコンでも管理されていたことが新たに分かりました。
検察当局がリストに記載されていた地元議員などから事情を聴いた結果、現金が配られた疑いがある１００人近くの大半が、河井前大臣や案里議員から現金を受け取ったことを認めているということです。
検察当局は、河井前大臣が大規模な現金買収を主導したとみて近く、公職選挙法の★買収の疑いで本格的な捜査に乗り出すものとみられます。
関係者によりますと、河井夫妻は、違法な行為はしていないなどとして、議員辞職はしない意向を示しているということです。