機械式時計と煙草でブログ！

　ラールセンのラタキア物「アトゥルーディライト」を吸い始めました。

　某ショップさんの情報によると、この銘柄も廃止予定なのだそうです。ラールセンで丸缶の銘柄が廃止になって以降、この「アトゥルーディライト」だけがラールセンのラタキア物だったのですが、それも日本から消えてしまうのだそうです。昨今の中東の情勢不安から、シリア産に限らず全てのラタキアが入手難になっていると聞きますから、ラタキア物のラインアップが減っていくのは仕方ないのかも知れません。

　この煙草は着香のラタキア物で、開封時の香りは殆ど果物系です。ラタキア独特の腐敗臭もあるにはあるのですが、最近では強いラタキアにも慣れてしまった私の鼻では、殆ど感知できないほど弱いラタキア臭しかありません。

　味の方も殆ど果物系なのですが、ラタキア由来と思われるコクと旨味が微かにあって、喫味に奥行きを持たせています。ラタキア初心者の方ですと、それでもラタキア臭が鼻につくかも知れませんが、ラタキアに慣れてしまった方なら、ラタキアを余り意識せずに吸えます。ラタキアが大好きな方だと、「こんなのラタキアじゃねぇ！」と言うかも知れません。（笑）　それくらいラタキアの存在感は薄いです。

　この如何にも着香らしい香りと味の煙草でありながら、ラタキアで奥行きを持たせた煙草というのは、今思えば非常に珍しいような気がします。実は着香されていながらも、着香を感じさせないラタキア物というのは、多分幾つかあると思うのですが、この煙草ほど着香を感じさせるラタキア物は、ちょっと直ぐには思い出せない程度の種類しかありません。

　流通在庫がなくなる前に吸っておいて下さい。


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