テーマ:パイプたばこを吸おう(1804)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ピーターソンの幾つかある毎年恒例限定煙草の内の一つである「スペシャルリザーブ」の2019年版を今回はレポートします。このシリーズについては私も2014年版から毎年吸っており、今回で6年目という事になります。今年の出来はどうでしょう? 開封時の香りは、ナッツとクリームです。この系統の香りは、私としてはちょっと久し振りのような気がします。カットはリボンカットで、色は明るい茶色がメイン。湿気は、やや乾燥気味に感じます。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、ナッツ系の香りと、砂糖の入ったクリームのような味が来ました。コーヒー牛乳の味にも少し似てるかも知れません。尤も、砂糖入りのクリームと言っても、トロトロッとした感じではなく、もっとドライでサラサラした感触になっています。また、硬質なコクも感じますから、意外にバーレー葉が多目のブレンドになってるのかも知れません。 火付きと火持ちは良いです。乾燥気味の葉っぱで、刻みもやや細いので、かなり燃えやすい煙草だと思います。ですから、少し抑え気味の燃やし方を意識した方が良さそうです。 喫煙中盤でも硬質ながらナッツ&クリームな喫味が続きます。砂糖系の甘味を感じるのですが、甘ったるい感じではなく、もっとサラサラしているので、甘々な煙草が得意でない方でも抵抗無く吸えると思います。 喫煙終盤で着香分の味わいが薄まって来ました。ナッツとクリームの味が後退し、バーレー葉由来と思われる硬質なコクがメインの喫味になりました。こういう喫味の変化は、着香煙草では普通だと思います。ただ、着香分が抜けた後の喫味にもう少し甘味が残れば、もうちょっと美味しく楽しめるだろうと思うのですが、この煙草の場合はその辺が希薄で、ちょっと物足りない感じがします。 という事で喫煙終了。後味には硬質なコクが残り、残り香はナッツ系でした。 全体的に見て、ナッツとクリームで味付けした硬質なコクで吸わせる煙草だったと思います。個人的には、もっと着香を強くしてナッツとクリームによる甘味を前に出していた方が好きですが、やや渋好みのコクをメインに吸えたこの煙草の方向性も悪くないと思います。 昨年2018年版の「スペシャルリザーブ」は非着香のVa&Pe系コインカットの渋い煙草でしたし、今年の2019年版もどちらかと言えば渋好みの煙草だったと思います。対して、同社の「サマータイム」の2019年版は普通に派手な着香煙草でした。もしピーターソンが「スペシャルリザーブ」と「サマータイム」或いは年末年始限定煙草「ホリデーシーズン」とで明確な喫味の傾向の違いをつけようとしているのであれば、それは歓迎すべき事だと思います。味が違うと言っても、同じような着香煙草ばかりを一年に何度も限定発売するよりも、大まかな方向性からして異なる煙草を出して行った方が、多様性があって面白いと思うからです。 今後の方向性が気になる所です。 [気になる煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.01 12:30:06
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