テーマ:パイプたばこを吸おう(1816)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
ロバート・マッコーネルの新銘柄レポートの四つ目は「セントジェームズパーク」です。昨年発売になった時の名称は「アペタイザー」で、ダンヒルの「アペリティフ」に相当する銘柄という事になります。因みに、ダンヒル「アペリティフ」の私のレポートはココにあります。 開封時の香りは、出汁系が勝っているラタキア臭で、微かに糞尿っぽい匂いも感じます。カットは、やや細かいリボンカットと、良く解されたブロークンフレイク、それと少しのラフカットが混ざっていて、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、角の取れた出汁系の香りと味が先行してやって来て、ラタキアの主張が予想外に弱く後から来ました。熟した果物のような円やかな甘さもあるような、ないような・・・。全体的に軽く円やかで、上手く纏まった味と香りだと思いますし、そういう表現をする限りに於いてはダンヒル「アペリティフ」と良く似ているのですが、本家の方はもうちょっと果物系が前にあったような気がします。また今回の煙草では「あ、ここはバージニア葉の喫味だな。」と明確に分かる部分があって、それは本家の方のレポートでは記録されていません。 火付きと火持ちに特段の問題はなさそうです。普通に吸えると思います。 喫煙中盤も基本的に喫味は変わっていないようです。非常に滑らかでマイルドな出汁系の味が続きます。ラタキアの主張は強くなく、柔らかな旨味はちゃんと出ているといった具合です。淡々と吸いやすい煙草です。 喫煙終盤も喫味の変化はありません。マイルドな出汁系です。本家の方のレポートでは、果物とオリエントとラタキアがバラバラなまま同居しているというようなレポートを書いていますが、今回の「セントジェームスパーク」では上手い事混ざり合って、全体としてマイルドで円やかな喫味に仕上がっている感じがします。 という事で喫煙終了。後味はマイルドな出汁系で、残り香は焚火と出汁系に微かなラタキア臭といった感じでした。 全体的に見て、非常にマイルドで柔らかな味わいながら、角の取れた旨味は美味しく楽しめるというような煙草でした。 個人的なイメージで言えば、今回の「セントジェームズパーク」は本家であるダンヒル「アペリティフ」と同じ方向性の煙草だと思いますが、本家よりも纏まりが良く、喫味の要素がバラバラになる事なく上手くブレンドされていて、非常に吸いやすい煙草だったと思います。ですから、本家と比べるならば、今回の方が私には好ましく感じました。 好みの問題もありますが、本家よりもレプリカの方が勝っている例もあるという事だと思います。 [勝っている煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.12.08 12:30:07
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