テーマ:パイプたばこを吸おう(1804)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
缶のデザインから言っても完全にクリスマスシーズン向けの煙草を、暦の上では既に春になってしまった今になって吸います。orz コールハスの「ウィンタータイム2019」です。同銘柄については2017年版を以前に吸ってレポートしています。今年の出来具合はどうでしょうか。早速開けてみましょう。 開封時の香りは果物系です。酸味の少ない甘い果物で、桃とリンゴと・・・、何となくトロピカルな果物のようでもあります。それと多分、バニラの香りも混ざっていると思います。カットは細かいリボンカットとラフカットの混合で、湿気はやや少なめです。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、やはり果物系の香りが来ました。割りと開封時そのままの香りで、分かりやすい着香です。一方、味の方はと言えば、甘味と酸味と渋味と旨味やコクのどれも強い主張はして来ず、どれもがバランス良く混在しているような感じです。薄味という訳でもなく、吸い応えはありますが、「こういう味です」とはなかなか言い辛い味です。でも、まぁ、これならこれで悪くはないかな。 火付きと火持ちは良い方だと思います。何の引っ掛かりもなくスムーズに燃えるので、ちょっと油断すると過燃焼になるかも知れません。抑え気味で吸うのが良さそうです。 喫煙中盤になって来ると、少し舌を刺す刺激が来るようになりました。多分、バーレー葉だと思います。この煙草の缶には説明書きのカードが同梱されていて、そこにはブレンドの内容が書かれているのですが、それは「ブラックキャベンディッシュ・バージニア・バーレー・ブロークンバージニア」となっています。ブラックキャベンディッシュのベースはバーレーでしょうし、それとは別に素のバーレーがブレンドされている訳ですから、全体としてバーレーが多めに入っている事になります。なるほど、それでこういう喫味になってると・・・。何となく納得できます。 喫煙終盤になって来ると着香分が薄れて来て、ちょっとスカスカした味になって来ました。バーレーが多めの着香煙草となると、最後はこうなるよね、って感じです。甘味も旨味もコクも何だか物足りない終わり方になってしまいます。 という事で喫煙終了。後味は甘味と酸味と旨味とコクがバランス良く物足りない感じで、残り香は果物系でした。 全体的に見て、果物系の少し派手な着香がクリスマスシーズン向けに上手く施された煙草だったと思います。ややバーレーの割合が多く、舌への刺激も多少ありますが、まぁ、着香煙草としては悪くないと思います。これで、甘味や旨味がもっと出ていれば、かなりの傑作煙草になっていたのではないかと思います。 クリスマスシーズン向けの煙草は、華やかな香りに偏重した作りになっている事が多いと思いますが、この煙草もそうした着香煙草の一つだと思います。こういう煙草は、クリスマス以外で吸うとしたら、春先の気分が浮き足立つ季節ぐらいでしょうか。もっと早くか、もっと遅い時期に吸えば良かったかも知れません。 [納得の煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.02.16 12:30:08
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