テーマ:パイプたばこを吸おう(1805)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
日本では一般的な缶入りパイプ煙草の3倍もの価格で売られているダビドフの限定煙草「リミテッドエディション2019」をレポートします。同銘柄の2017年版については以前にレポートしていますし、2018年には50周年記念として限定煙草が発売されています(近日中に購入予定)から、ダビドフは3年連続して法外な価格の限定煙草を発売しているという事になります。ただし、例えば米国で販売されているダビドフのパイプ煙草は他のブランドと同じくらいの価格になっているので、この法外な売価は日本の輸入元が設定していると思われます。やっぱり、どう考えてもこの価格設定はおかしいと感じます。 でも、まぁ、価格の事は置いといて、とにかくどんな煙草なのか、吸ってみないと分かりません。まずは吸ってみましょう。 開封時の香りは、かなり酸っぱい果物系です。スモモみたいな感じかなぁ。こんなに酸っぱい果物系の香りは初めてです。カットは、リボンカットとラフカットの混合で、やや乾いた手触りです。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、果物系の酸味の中に確かな甘味があって、やっぱりスモモのような味の煙が来ました。香りもスモモです。この「リミテッドエディション」の2017年版も酸味のある果物系だったのですが、それは柑橘系の果物の味で、今回のスモモのような味とは違っていました。今回のこういうスモモ味の煙草も、それはそれで美味しいと感じます。 火付きと火持ちは良いです。やや抑え気味に吸わないと燃え過ぎになりそうな感触もありますが、2017年版のように燃え過ぎると嫌な腐敗臭が混ざるような気配もありませんし、割りと安心して吸えます。 喫煙中盤でもスモモの喫味が続きます。燃え進みがかなり早い感じなので、もっと硬めに詰めた方が良かったのかも知れないのですが、この段階でもスモモを美味しく味わえているので、問題なさそうです。ってか、このスモモ味はなかなか良いです。かなり完成度の高い着香に思われます。 喫煙終盤で流石に着香が抜けて来ますが、大筋でスモモな喫味は続きます。着香が抜けて来た分だけベースの煙草の味も見えて来ますが、渋味もありませんし、かなり質の高い葉を使っている事が分かります。この段階でも、かなり美味しく楽しむ事が出来ました。 という事で、喫煙終了。後味も残り香もスモモでした。 全体的に見て、酸味のあるスモモのような着香が美味しい、かなり完成度の高い着香煙草だったと思います。価格なりに他の3倍も美味しい煙草だとは言えませんが、かなりの出来であるのは確かだと思います。 う~ん、美味しい事は美味しいのですが、やっぱり3倍の価格は厳しいなぁ・・・。以前に吸った2017年版よりも完成度は上がっていると思いますから、その部分で価格なりの内容に近付いているのは確かですし、ブランドイメージを下げたくない輸入元の気持ちも分かりますが、まだまだ価格に納得できる所までは来ていないと言わざるを得ません。 味は良いのに価格で損をしている煙草です。 [完成度の高い煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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