テーマ:パイプたばこを吸おう(1804)
カテゴリ:パイプ煙草インプレ
今回のパイプ煙草レポートは、ロバート・マッコーネルの「バーキンロード」です。勿論、例のダンヒル・レプリカ・シリーズの一つで、一昨年に発売になった時の旧称は「マイミクスチャー・バーキンロード」となっていました。(・・・って、「マイミクスチャー」ってのがなくなっただけの新名称に如何ほどの意味があるのやら。) ダンヒルの「ベイカーストリート」のレプリカという事になっているのですが、この「ベイカーストリート」というのを私は吸った事がありません。多分、日本には輸入されていなかった銘柄だと思います。ですので、今回の煙草が本家をどれ程再現しているのかについて云々する事は出来ません。全く新たに吸う煙草としてレポートします。 それでは開けてみましょう。 開封時の香りは枯草系です。ウェットな枯草の匂いに、微かな腐敗臭と石鹸のような香りが混ざっています。カットは、やや細かいリボンカットで、湿気はやや強めだと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、甘味のない渋い紅茶系の味が来ました。「むむっ、この甘味のなさと硬質なコクは、バーレー葉か?」と思い、情報サイトを調べてみると、本家の「ベイカーストリート」もレプリカの「バーキンロード」もバーレーとバージニアのブレンドとされています。成程、確かにそういう味です。ただ、「バーキンロード」の国内ショップ等での説明では「各種バージニアのミックスチュア」という表記がされており、また当銘柄の缶裏の説明書きでは「consisting of Virginia, Dark Fired and sun-dried tobaccos.」と書かれていて、どちらにもバーレー葉の表記がありません。・・・う~む、味は渋いけどバーレー・キックとかの刺激の類はないので、本当はバーレーじゃないのかも。まぁ、とにかく、そういう甘味のない硬質なコクだけの喫味です。香りは焚火系です。 火付きと火持ちに特段の問題はありません。テクニック的には普通に吸えると思います。 喫煙中盤以降も喫味の変化はありません。硬質なコクだけの渋い喫味です。・・・やっぱりこれをバージニア・ストレートと解釈するのには抵抗を感じます。少なくともバーレー主体の煙草だと思って吸った方が腑に落ちます。缶裏の説明書きに「English mixture」とあるのですが、バーレーが表に出てくる煙草と言えば、着香 or 非着香に限らずアメリカン・ミクスチャーというイメージを私は持っているので、この点に於いても違和感を覚えます。缶裏の説明書きと、実際に吸ってみた私の感覚とが、全くフィットしていません。こういう事もあるんですねぇ。・・・あ、いや別に煙草が不味いと言っているのではなくて、説明書きから想像される味とは全く違う味に感じられるというだけで、この味ならこの味で悪くはないです。 喫煙終盤も同じ喫味です。こういう渋い煙草は、好きな人だと常喫向きで、そうでないなら甘々の着香系と交互に吸ったりするのが良さそうです。 という事で喫煙終了。後味には渋い硬質なコクが残り、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、バーレー主体の煙草だと思って吸うと納得できる渋いコクで吸わせる煙草でした。 個人的には甘味の強い煙草が好きなのですが、こういう渋い煙草も偶に吸うと悪くないものです。ラタキア好きにしろ着香好きにしろ、いつも吸っているコテコテの味の煙草の合間に、こういう渋い煙草を吸って、コテコテ慣れした舌を一度リセットすると、いつものコテコテをより一層楽しめるような気がします。渋好みの常喫用以外でなら、そういう吸い方が一番適していると思います。 [渋い煙草ブログは此方 Click!] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.15 12:30:04
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