La lune du midi-真昼の月-

La lune du midi-真昼の月-

短編小説『SETUGEKKA』掲載中
学園恋愛小説『虹のわたり方』連載中
子育て中心の生活なので出来る時にUPしています。

お月様Welcomeお月様

君に見つけてもらえて良かった。君に出会えて良かった。
月は君を照らす事も出来るし支える事も出来る。
でも真昼の月は君の力が必要なんだ・・・

La lune du midi 真昼の月へようこそ。
ここは【物書き師見習い:Seira】が運営しています。
ブログは主に小説を掲載。詩も掲載しています。

☆小説:『虹のわたり方』
他サイトで連載・掲載していた作品を再投稿しています。
学園・恋愛小説です。
『虹のつくり方』続編 
2人のはるかがこれからどうなっていくのかお楽しみに!
虹のわたり方-1《Prologue一消えた笑顔》
虹のわたり方-11《Lesson 1一Bambino》
虹のわたり方-21《Lesson 2一Music》
虹のわたり方-31《Lesson 3一北の地で》
虹のわたり方-41《Lesson 4一カメラ》
虹のわたり方-51《Lesson 5一青空弁当》
虹のわたり方-61《Lesson 6一キスまでの距離》
虹のわたり方-71《Lesson 7一羽琉香と桃子》
虹のわたり方-81《Lesson 8一Jupiter》
虹のわたり方-91《Lesson 9一Fighter》
虹のわたり方-101《Lesson 10一12月23日》
虹のわたり方-111《Lesson 11一肝心な事》
虹のわたり方-121《Lesson 12一Wデート》
虹のわたり方-131《Lesson 13一Trust》
虹のわたり方-141《Lesson 14一線の繋がり》
虹のわたり方-151《Lesson 15一決戦前》
虹のわたり方-161《Lesson 16一約束》
虹のわたり方-171《Lesson 17一Love Letter》
虹のわたり方-181《Lesson 18一違和感》
虹のわたり方-191《Lesson 19一使者》


・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆・゜☆.。.:*・゜☆

Seiraの日常を綴ったブログはこちらから:『Happy Smife』
Amebaでブログを始めよう!

不可思議なペンを一回りして見終えた後、シンはラグーンに

返していた。後1時間程歩いたら目的地に到着する。

無論途中で戦闘となれば時間がずれ込むのはわかっている事だ。

休憩も終えると再びみんなで歩き出し目的地へと向かう。

壊してしまった橋の修復の為には付近にいる魔物達を一層しなくてはならない。

どれ程の数がいるのかよく解らないが、歩いている側から…

 

「シン!敵だ!!」

 

その呼びかけに僕は腰に差している剣を抜き取る。

”この魔物!!”この間の残りがまたいたのか?!数日前に戦った人型の魔物が僕達

の目の前に現れた!!あの時ユーハンのおかげで弱体化し仕留めて行ったが、まだ

こんなにもいたのかと驚かされる。

城付近に膨大な数の魔物が襲いかかって来ていたが、この一帯も再び結構な

数が見受けられる。

側では戦闘が始まっており僕達もすぐさま戦闘態勢に入る。

こいつらを撲滅しなければ先へと進む事が出来ない。

魔物達の発生源がどこなのかも解らぬが、とりあえずは目の前にこいつらを

倒す事に集中!!

僕もそして他のメンバーも次々魔物達に向かって行った。

 

 

一体また一体と仕留めて行く。

カロは相変わらず宝を盗み取ってからの攻撃、サチコは銃弾を使い切る訳に

は行かないから基本的には体術での攻撃だ。

但しそれで人型魔物を仕留める事は出来ないらしく、最後の一撃は銃を打ち込む

という事をしている。

ダラは鞭を振るいながらジワリジワリと痛めつけている。

時折技を使いながら戦い続けている。

ユーハンも練習の成果が少しずつ出て来ている様子で、メイスを使って敵を

叩いている。

『しかし相変わらず何もしないな…』

ラグさんは相変わらず自らは手を出さず、向かって来た敵にのみ戦っている。

驚かされるのは、あっという間に敵は消え去りみんなが何度か叩いたり切った

りしているにも関わらず、ほぼ一撃で倒してしまうという事だ。

べオルさんと同じ位強いというのは本当のようで、すごいなと驚いてしまう。

そんな事を思いながら僕の目の前には2体の魔物がいる。

『さて右の奴から攻撃して行くとするかな』

2体並んでいる魔物に対し僕は大きく剣を振り上げた。

 

「ハア…ハア…」

構えながら肩が揺れ始める。なんとか1体を倒したけれど、先日戦った魔物

よりも強くなっている気がしていた。

見た目はほぼ一緒なのに、この間とはなんとなく違った印象を受ける。

残り1体、息を整えながら剣を構える。

人型魔物が大きく息を吸い始める。

息を吐き風を吹き付けさせるつもりか、それとも何かあるのだろうか。

魔物が息を吸い胸いっぱいに息が入ると、その息を僕に向かい吹き出した!!

『息が見える?!これは?!』

フーッと吹き出した息は何故か黄色い色をしている。

やばいと思った時には既に遅く、あっという間に僕の所へとかかって来た。

「これは…あっ!!」

息を止めるのが数秒遅く少し吸い込んでしまった。

あっと思った瞬間ビリリと全身が痺れ出し、手に力が入らない。

持っていた剣を落としてしまいそれを拾おうとすると、魔物が僕の目の前

に向かって来た。

”剣を取らなくちゃ!!”

剣を拾おうとしゃがむと魔物がドンと体当たりして来る。

防御していなかった事もありまともにそれを食らうと、僕は後ろへと吹き

飛ばされた。

 

「うっ!!」

 

思わず声が漏れ倒れ込む。ビリビリと身体中が痺れ感覚がおかしくなって行く。

さっき吹き出した息を少し吸っただけでこんなにも痺れてしまうなんて。

顔を歪めながら立ち上がろうとすると、魔物は落とした剣を拾いこっちへと

向かって来る!!

逃げる事も出来ず立ち上がろうにも体が痺れていう事が効かない。

身を守ろうと思うけれど、腕が痺れて力が入らない。

頭の中ではあれこれ考えを巡らせどうにかしなければならないと思っている

が、体が追いついてこない。

このままでは僕の剣で刺されてやられてしまう。

『持って来た道具で何か…薬草。いやこれは違う。毒消し…毒を食らったのか』

持っている道具からこの痺れを治す為の物はないかと考え始める。

毒消し草を食べればこれは治るんだろうか。

ゴソゴソと道具袋の中に手を入れ毒消し草を探す。

痺れて触っている感覚ももはや解らない。

『毒消し草どこだ』

探している間に魔物が僕の目の前に立っている。

僕の剣を振り上げ、僕を切ろうとしている。

『間に合わない!!』

剣が風を切り真下に落ちて来る。僕は目を瞑り痺れている右手で頭を抱えようと

した。

 

シュッ!! 

 

右手が剣で切られ血が吹き出る。

痛さもそうだが痺れも相待って声にならない声を上げる。

魔物は更に僕を斬りつけようと剣を振り上げる。

このままでは本当にやばい。どうにかしなければと思うが力が入らず右手も

するりと覆っていた頭から離れて行く。

流れ出る血を抑えようと道具袋から手を出そうという気持ちがある物のそれが

出来ない。

『誰か こいつを!!』

僕は身動きが取れなくなった状態で絶体絶命の危機に陥った。

 

 

【Sinn Level 10】

【Karo Level 13】

【Dara Level 7】

【Sachiko Level 16】

【Yuhan Level 4】

 

人物紹介情報① --

人物紹介情報② --

人物紹介情報③ --

 

 

http://ameblo.jp/hosikuzuwosagasite/entry-10879623062.html

登場人物一覧①ーーー主要人物一覧表

http://ameblo.jp/hosikuzuwosagasite/entry-10892834669.html

登場人物一覧②ーーータス村~ポウイルト教会迄

http://ameblo.jp/hosikuzuwosagasite/entry-11030573838.html

登場人物一覧③ーーーロエイルブ専用一覧表

 

作者から見たキャラクターの性格、及びリアルでの様子

http://ameblo.jp/hosikuzuwosagasite/entry-11014203767.html

TBD~RPG~人物解析.1

 

不定期、気まぐれで更新予定です。

 

【次回をお楽しみに】

 

※大変お久しぶりです。

 初めましての方もいらっしゃるかと思います。

 8年の時を超えて書いてみましたが、完全に衰えてしまって

 いるのでかなりお見苦しい内容になっております。

 全く成長出来ていなくて申し訳ありません。

 また良ければ読んで下さい。

 また内容も忘れてしまっていると思うので、良ければ読み返して

 頂ければ幸いです。