バイト終わりに所定の交通費で行けるので

イマドキどうかと思うが

歌舞伎町の、TOHOシネマズ新宿へ

 

      カセットテープ・ダイアリーズ

 

 

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と、まったくお金をかけずに日曜日の夜の映画鑑賞

 

1987年のイギリスの田舎町

パキスタン人移民のジャベドは

家長である父親の言いなりで暗黒の青春時代

日記を綴り、暗い暗い詩を書くことが慰めの日々

 

高校入学で初めて、自由な明るい世界に触れるが

自分自身の世界は変わらない

 

そんな時偶然、

ブルース・スプリングスティーンの曲を勧められる

 

初めて聴いた時の衝撃、

鬱屈した自分をそこに見出し

すっかりブルース信者となる

 

当時すでに、ボスはひと世代前の存在で

むしろ親友の親が同志になる有様だが

彼の素晴らしさを広めたくて、記事を書いたりする

 

ジャベドの文才を認める教師が

新聞社のバイトを紹介してくれたり、

同じクラスの女子と付き合うようになったり、

少しずつジャベドの生活も変わっていくが

時はサッチャー政権下の大不況時代、

父親の勤める工場もリストラが始まり…

 

と、移民としての抑圧された差別意識や家族制度、

小市民の地道な生活とボスの曲が相まって、

そりゃあみんな信者にもなるだろう

 

ヒット曲はふんだんに流れ、

要所要所で実際の映像も流れる

 

ダンシン・イン・ザ・ダークが流れた日にゃ

懐かしさと切なさで涙が〜〜〜

 

主人公がボスに夢中になるあまりに

シャツの袖を切るところには吹き出したが

横浜の映画学校の煤けたロビーで

ボスの真似をしていた同級生の

エアギター姿を思い出した

(少年改め青年、どうしてる??)

 

実話だそうだが、

彼が衝撃の開眼をするシーンでは

歌詞の字幕と実際のイメージ文字がダブり、

ああ、語学力さえあればなぁ…

と、せめて英語もできない自分を恨んだけど

 

それでもやっぱり、ボスは最高、

そして思いは万国共通、ってこともわかった

 

我がハタチ当時、ボスは30過ぎ、

なんか田舎臭い感じだなぁ、って思ったことも思い出すが

そんな田舎臭い青年??の歌声に、

まったく驚くほどのセクシーさを感じ取ってしまった女子、

そんな時代もあったのよね、

こればっかりは、男子にはわかるまい(たぶん)

 

そんな胸キュンも思い出しつつ、

またブルース・スプリングスティーンの曲が聴きたくなった

ってか、古いパソコンに入ってたかな、

引っ張り出してみようかな〜〜

(LPは先ごろヤフオクで売っちゃったから…)

(結構高値がついたんだった)

 

 

 

 


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