あられの日記

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目黒雅叙園ひな紀行 1

2020年04月06日 05時13分50秒 | 展覧会&観光施設&能楽
2020/2/27訪問。 2月中旬友人から連絡があり、27日と28日が休みなんだけどどこか行かない?と誘われた。できれば寒い季節なので室内がいいなあとのリクエストで私が選んだのが目黒雅叙園で開催中だった出雲・因幡・萩ひな紀行(2020/1/24-3/15)でした。あのころはまだコロナウイルスで騒いでいたけど、まだ学校も普通に開校していたしというタイミングだった。
当日の朝のニュースで、「博物館や美術館を休館する措置とる所があります」と聞きまず驚き、目黒雅叙園の百段階段は開館してるのか?と疑問を持ったので、WEBで検索。朝7時過ぎに雅叙園に電話問い合わせする。「今日、百段階段のひな紀行を見にお邪魔しようと思うのですが、朝のテレビのニュースで美術館が休館とか言ってるのですが、やってますか?」と。電話口に出たのは若い声の女性だった。「今日は普段通りに開場すると聞いてます」相手もまだ危機感はなかった。「ではお邪魔します」と。私も気軽でした。
待ち合わせはいつもの小田急町田駅ホームです。彼女はJR橋本駅が最寄駅なので、彼女と出かけるときはよく使う方法です。小田急では(普段より少し乗客が多めかな?)でした。ふと、つり革を使うのに躊躇しましたが、私は脳梗塞発症患者で、今でも左足にあんまり力が入らないので踏ん張りが利かない。立つ時はつり革を使わざるを得ません。
(あれ?いつもと違うぞ??)と感じだのは東京メトロに入ってから。
小田急東京メトロ1日券を購入してるので、代々木上原から東京メトロ千代田線に入り表参道で乗り換え。半蔵門線で永田町。南北線に乗り換え目黒駅という道のりです。
いつもと同じ9時半に町田駅で待ち合わせしたのに、いつもより随分東京メトロの乗客が多かった!で、思ったのだけれど、テレビで企業などに「時差通勤をお願いします」と勧めてます。それに従い時差通勤してるけど、電車はコロナが流行する以前のまま。だから混んでると思ったんじゃないかな?普段通勤電車に乗ってる時に比べたら、これでも空いてるかもしれませんが、普段通勤電車を使わない私はとても混んでて怖いと思いましたよ。空き席はなく。たってる人も多く。ニュースで推奨されてる人と対面する時に空けるべき空間距離は保ててませんから。
普段家に引きこもりがちのオバさんは、自分と世間とメディアのギャップにびっくりです。ともあれ、目黒駅に到着。行人坂を下りてて気づく。右足の指先が痛え!この痛みは2月15日だったか、曽我梅林の梅の里を展望台から見下ろしつつ富士山を見たい!と頑張った時、バスの出発時間までに駅に戻れるかどうかヤバかったので急ぎすぎ、下り坂で痛めたせいです。いや〜、右足の小指の隣の指の爪が内出血しちゃって真っ黒になってたわ。自業自得ですけど。で、友人にあんまり早く坂を下りれない〜と訴え、ゆるゆると降りる。入場券購入してエレベーターで降りる。靴を脱いでスリッパに履きかえ進むと、百段階段に出た。
目黒雅叙園のホームページによりますと、「百段階段とは、通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935年(昭和10)に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。7部屋を99段の長い階段廊下がつないでいます。階段は厚さ約5センチのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家たちが創りあげた美の世界が描かれています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました」とある。
では最初の部屋十畝の間へ。
最初の部屋は年代の違うお雛様が展示されていた。
ひとつめは明治天皇雛
説明板発見:「明治天皇と昭憲皇太后を模したお雛様です。洋装に椅子といったまさに明治時代を象徴する出で立ちです。三人官女や随臣も洋装であったり、馬や楽団、兵士など時代を象徴する変わり雛とも言えます」
展示は両陛下のもののみ。結構大きいよ。
並びに展示されていた享保雛。こちらも中央に説明プレートがありますが、よ〜め〜な〜い〜。撮影画像を拡大したら「江戸時代に造られたお雛さまは現代のようなセットではなく、男雛・女雛・三人官女・五人囃子と都度買い足していくものでした。(後略)」
ですって。
平成・皇太子両殿下婚礼雛 経済的に激動の時代であった平成の中で〜(ピンボケ画像で文章が一部読み取れません。当時の混泳を祝って人形師阿部氏が制作した立雛です。先日執り行われた測位の礼のお姿もまるで雛絵巻のような〜(後略)」
そして並びには。
0令和雛「天皇陛下が即位される大嘗祭でお召しになる( )服を大麻で制作した作品です。
新元号「令和」の出典として話題になった万葉集では大麻を詠み込んだ詩が多くあります。制作した人形作家さんは、麻の産地として知られる滋賀県東近江在住。麻を用いた雛人形で人気の作家です」ですって。
他に大正の雛があった。三人官女の五人囃子はともかく。一番手前に3人並ぶ人形。実はこれ、関西地方のお雛様の特徴なんだって。関東だとじいさんの人形になる。そんな差があるとはつゆ知らず、カゴに入った鯛やお寿司がリアルで美味しそうだなあと撮影しました。
実は十畝の間には、他にも可愛いお雛さまや設えが並んでたのですが、撮影しましたが全てピンボケしちゃいまして紹介できません。
けどその後撮影した十畝の間の画像は少しピンボケしてるけどなんとか紹介してもいいかな?
天井です。目黒雅叙園のホームページによりますと、「天井には前面に8面、本間に15面、合計23面の襖仕立ての鏡面に荒木十畝により四季の花鳥画が描かれています。黒漆の螺鈿細工が随所に見られる重厚な造りの部屋です」と紹介されてました。
けど私が一番気になったのは床柱です。
2本ありまして、左の床柱が不思議な形してたのよ?
これは床柱に彫刻してないか?で、漆塗りで仕上げてる?いくらなんでも模様が不思議すぎる。自然にこうはならないと思うんだよね?ところで使われてる木の種類は何だろう?
巨木好きが高じて、木の種類まで気になり出してる近頃の私。
で、分からなければ聞けばいい。「すみません〜」
部屋にいた関係者っぽいおじさんは、有識者でした。
「こちらの木は樹齢200年のイチイを使用してます。大工がこの形に加工しました。イチイは別名アララギとも言います。変種にキャラボク(伽羅木)があり、雛人形の男雛が手に持つ細長いしゃくはイチイの木で造ります。大嘗祭でも陛下が持ってらっしゃいましたね」
へえ〜へえ〜へえ〜!!情報過多でどこまで覚えられただろうか?しかし有識者の説明は止まらなかった。

「右側の木は樹齢220年のバオブラジルの木です」
「??聞いたことない名前なんですけど?」と質問したところ「この建物を作っていた昭和初期、綿を材料の綿花をブラジルから船で輸入していました。この木は船の床板でしたが、形を気に入った社長がこの部屋の床柱にしました」ですってよ?
枝が多かったのね。どんな木なのか気になるなあ。もちろん表面を漆塗り仕上げしてるようですが。
有識者さんは「各部屋全て床柱が違います」と。そんなん言われたら、見物するしかないやん。説明のお礼を述べて次の間へ向かいます。(続く)

*昨日の記事の最後につぶやいたように、この記事は3月上旬に作成してたものです。
goo blogで開催されていたブロガーコンテストの3月のテーマが「花」でした。最初は気軽に後回しに投稿日を先述べしました。
その後、コロナ感染予防で目黒雅叙園のひな紀行の展覧会は会期終了をまたず終了してしまった。となると、せっかく記事を投稿しても、私の記事をみてくださった閲覧者さんが私も見たい!と思ってももうやってない!ということになる。
ならば、当初の3月15日までの会期が終わってから投稿しよう!と更に投稿時期を先述べしました。
で!桜の季節が始まっちゃったんですよ〜。まさかまさかの気の早い桜の開花です。そんなもん見るに決まってるやろ!早咲きの桜に浮かれ、しだれ桜に浮かれ、見物。途中で、コロナ感染症がどんどん事態が悪くなっていきまして。しだれ桜見物にも頭を使って、人がいない時間帯とか人があんまりいない時間帯に見て人がいない時間帯に小田急で往復する!とか工夫しました。
ところがところが、そんな工夫ではどうにもならん!事態になった。3月25日の横浜ガーデンネックレスフライング見物を最後に、桜の名所に今年行くのを諦めた。
桜は来年も咲きます。
ってか、桜を見るために今年は我慢するのだ!と決めて家にこもりました。
で、先述べにしてた目黒雅叙園のひな紀行の記事を今日から連載です。
文章は3月上旬に作成したものです。ところどころコロナ感染予防など、現在の事情とかみ合わないものもあります。たったひと月しか経ってないのにです。展開の速さに唖然としますね。とりあえず、記事作成した当時のまま投稿して、後からあまりにも〜となったらその部分を訂正しますので、よろしくお願いします。

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