あられの日記

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巨木探訪・御嶽神社の鳥居杉とスダジイ

2020年11月21日 05時50分07秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
2020/11/8参拝。御嶽神社さんの鳥居杉は2本。
説明板発見:鳥居杉
この杉は、鳥居杉と呼ばれ、古くから地域のの人々に親しまれ、崇められてきた。杉は長寿で大木になるので、昔から神社仏閣に多く植えられてきた。一説によれば高くそびえて人間の目印になるような大樹は神にとっても目印になるといわれている。また、私たち日本人にとって古木は単なる木材ではなく「長年生き続ける精霊」として古代から大切にしてきた。ヤマトタケルを祭神とするこの神社の杉も同様である。江戸時代に書かれた「新編相模国風土記稿」には「ーーー社寺に古木八十株あり。松・杉・檜・椎等なり。囲三尺より一丈四尺許に至ーーーー杉二株、鳥居杉と称す。囲一丈三尺余ーーーー」とある。当時から人々に親しまれると共に神聖な木として崇められていたことがわかる。また、名の示すとおり、鳥居の形で空にむかって伸びており、遠くからその姿を眺めることができる。樹高は約50メートルもある、県内第一である。
昭和59年には「神奈川の名木100選」に選ばれ、高さといい、樹形の優雅さといいわがふるさと南足柄の誇る文化財である。
何百年もの間、世の移り変わりを見つめてきたこの杉と静かに対話したいものである。
樹高:約50メートル 根回り周囲:約17メートル 胸高周囲:約7、3メートルおよび7、5メートル 樹齢:推定500−700年 
南足柄市教育委員会」
おそらくかつては杉が神社の鳥居の役目を担ってた模様です。現在は杉の間は歩けません。囲いあるし。
だんなが激急な石段を上っていく。私はとても登れない。
「無理〜〜〜!!」と叫んだら、「こちらから上がれますよ?」とどこからか仙人みたいな風貌の男性が登場した。いや、まさか始めから見てらっしゃいました?赤っ恥ですわ。いや、だってさ、鈴木さんちのざる菊をみた後、いきなり山道登りとなり、以後90分足らずの間に出会ったのはトレイルランの人・ハイキングの男性・バイクのアベックの計4人ぽっちだったんだよ?まさか人がいるとは〜〜〜。ともあれ大人なのですから。
「あ、ありがとうございます〜。行ってみます〜」お礼を言って仙人な男性が教えてくれた迂回路へ。
迂回路はコケだらけでした。登れるの?
迂回路には古木があちこちに残存。上の画像左はムクノキ。中央奥は立て札がありバクチの木。
ふおおおおおお〜〜〜〜!!
事前に調べてた巨木のWEBに紹介されていたスダジイの大木です。え〜と?検索検索:スダジイ
胸高幹回り:5、7メートル 樹齢:約300年
ダンナにスダジイの下に立ってもらう。ちなみに、上の画像中央奥に見えてるのが御嶽神社さんの御本殿。

ちなみに、迂回路の終点が御本殿前。
ダンナが無理して登った石段。視線の奥に見えるのが鳥居杉。
さすがに樹高50メートルの神奈川県一の杉です。急階段のてっぺんより更に高いのです。
石段下に戻る。説明板があと2つある。
御嶽神社の社叢林 神奈川県指定天然記念物 指定:平成6年2月15日
御嶽神社社叢林は、箱根外輪山の明神ヶ岳東斜面の標高160ー200メートルに位置しています。周辺は杉植林が広がっていますが、神社社叢林はスダジイ・タブノキ・シカラシ、ウラジロガシを主体とした常緑広葉樹林で構成されており、面積的にまとまっているだけでなく、胸高直径1、5〜2メートルに達するスダジイの老大木も生育しています。さらに神奈川県の南部を分布の北限とするイズセンリョウがここに生育していることは特記すべき特徴であります。イズセンリョウはは湯河原から小田原、南足柄に分布すると記録されておりますが、支自然林中では少なく。湯河原、伊勢原の日向薬師に次いで御嶽神社社叢林に多くみられます。また。東斜面にホソバカナワラビが広く生育しています。
御嶽神社は箱根外輪山溶岩の安山岩上の堆積した関東ローム層(立川層)上に位置しており、ローム層堆積の浅深の差はありますが、樹高19−32メートルに達する常緑広葉樹をよく保存しています。高木層は前述のスダジイ、タブノキ。シラカシ、ウラジロガシに、イタラカエデ、ムクロジ、カゴノキが混生しています。林床にはアリドウシ、ホソバカナワラビ、オオバジャノヒゲなども生育し、ホソバカナワラビ、スダジイ群集にまとめられます。
御嶽神社社叢林は、箱根外輪山北部にまとまって残る貴重な自然林であります。 平成6年3月28日 南足柄市教育委員会」
そういえば、さきほど御本殿で参拝してたらば、コンコンと不思議な音が途切れず聞こえてました。何の音だろう?と思って確認に行ったらば、本殿東にあった建物の屋根に小さなものが落ちて音が鳴ってたのです。んん〜??確認したらどんぐりでした。裏の斜面の大きな木々が、どんぐりを落としてたのですよ。どんぐりが落ちる音を初めて聞いたわ〜。いや、建物の屋根に落ちなかったどんぐりは、地面に積もる落ち葉に落ちてそっちもポスッとかガサっと聞こえてた。ダンナは最初、イノシシかシカでもいるんじゃないか?とびびってたけど、正体がドングリと知り見物に来た。
さて、時刻は既に11時37分です。出発だ。次の目的地は、同じ丘陵にある長泉院のセンベルセコイアの大木です。

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