少し前。
広島の繁華街のど真ん中に、100円ショップのダイソーがOPENしているのがニュースになっていた。
場所は、パルコ前、
「廣文館 金座街本店」の跡地と言えばわかりやすいだろうか。
しかし、
町から本屋がどんどん減っていく・・・。
本屋は、
本通りの入り口のフタバくらいになったんじゃあないか?
本屋ってのは、
町から消しちゃいけない代表格のお店と思うが、どうだろうか?
その街に暮らす人間の、智が減衰すると言っても過言ではないと思う。
文庫本は持ち歩いて、旅にも出張にも出掛けるが、
電子書籍の詰まったスマホを出先で読むことはない。
これは田中だけなんだろうか。
なんで本はあんなにも「読ませる」のか、「考えさせる」のか。
紙の本の印字じゃないと調子が上がらない。
これは昭和脳なのか?時代遅れの男の愚痴か?
今のマンションに引っ越す際に、
本棚2つ分の書籍を処分した。
古本屋に持っていって5000円弱だったけど、
買った時の価格は10万円じゃあ利かないだろう。
文庫本から写真集、雑誌も画集もさまざまな本があった。
新しく住むマンションに合わせて、
モノを持たない生活をしてみようと、
本もできるだけ電子書籍にしてみたけれど、
確実に頭が悪くなっている気がする。
もともとできの良くない頭が、本という物質の文字の並びを追わなくなってから、ことさら悪くなっているような気すらするのだ。
なので、最近は文庫本を買っては売る、というようなことをしている。
やっぱり印字の本が必要なんじゃないか?
特にアッパラパーの自分のような人間には。
時代の移り変わりとともに、
今までとは違う商売の流れで、何かが生まれて消えるのは仕方ない。
だけど、
人間が人間である以上、文化的に知的に生きるための栄養が書物だとして、智の供給の場である書店が消える町ってのは、相当に手痛い損失なんじゃないのかな?
またいつか、本屋が復権する日を願って。
あちこちに本屋立ち並べーい!!!!!