スーパー行ったらさ、お客様の声を貼りだしてるとこってあるじゃないですか。
「~を入荷してください。」
「貴重なご意見ありがとうございます。調達部に情報連携させていただきますね。」
みたいなヤツ。
私、あれを結構読むんですよね。
何だろ。
リアルな声というものにエンターテイメントを感じている。
あれってさ、結構明け透けで、
「~さんの接客が良かったです!」というポジティブなものから、
「~って商品を置かなくなったのは、単純にセンスがないとしか言いようがない。」みたいなネガティブなものまで、全部貼り出されている。
良い声だったら、「ありがとうございます!」って返信しとけばいいけど、クレームだったら対応を間違えられない。
相手を怒らせないようにしつつ、第三者も納得するような回答を求められる。
でさ、どの返信も、絶妙な内容で返信されているわけですよ。
丁寧で分かりやすく、決して失礼にならないように、でも、相手に媚びるわけでもない。
最高の文章で返信されている。
普段コメントを返さない私からすると、あれを返信している人は超人に違いないと常々思っている。
ここからは、実際の返信を見ながら紹介させてもらいたい。
まずは、これ。
「アルファアルファを入れてほしい。」というお客さんに、「近日入荷予定です。」と答えるレジ部鈴木さん。
これはね、最もベーシックな返信。
レジ部鈴木さんによる、ベーシックな返信。
ただ、ここにも配慮が含まれている。
お客さんがさ、
『アルファアルファ』を入荷してほしい、って言ってるんですけど、これさ、
たぶん『アルファルファ』なんですよ。
『アルファアルファ』じゃなくて、
『アルファルファ』が正しいと思う。
そういう野菜があるんです。
かいわれ大根みたいなヤツ。
間違ってる。アが多い。
そこに、敢えて触れない鈴木さん。
絶対間違いに気付いてると思うんですけど、指摘しない。
むしろ、自分も『アルファアルファ』と書いてる。
意図は伝わっているんだから、ちょっとした間違いは取り上げる必要ないでしょう、という鈴木さんの優しさが見える。
私だったらさ、指摘するよ。
アルファアルファって商品があったらマズいから、ちゃんと言う。
「『アルファアルファ』ではなく、『アルファルファ』ではないでしょうか?
『アルファアルファ』という商品を検索したところ、1件もヒットしませんでした。
恐らく、『アルファルファ』が正しいかと思われます。
東京03は、角田さんの加入前は『アルファルファ』というコンビ名で活躍されていたことはご存じでしょう。
その『アルファルファ』です。
以後、お間違えなきよう宜しくお願いします。」
そんな返信になってしまう。
レジ部鈴木さんは、配慮も仕事も出来る人。
もちろん、これだけではありません。
続いては、これ。
何かよく分かんないけど、中国語で書いてある。
その際の返信は、もちろん中国語。
レジ部鈴木は、バイリンガル鈴木でもあったのです。
加油(頑張れ)とか謝謝(ありがとう)とか書いてあるから、何か褒めてるんだと思う。
レジ部鈴木さんは、これからも頑張る、的なことを言ってるんだと思う。
まぁ、もしかすると鈴木さんは中国語分からなくて、一緒に働いてる中国の人に聞いたのかもしれないけど、ちゃんと相手の国の言葉で返信する気遣いはさすがの一言。
私なら、
「読めねぇ~!」って返信する。
最後に、これ。
「おかしとてもおいしいです。」
これはもう笑っちゃった。
「おかしとてもおいしいです。」
と平仮名で書かれたメッセージに、レジ部鈴木さんも平仮名で返信してる。
鈴木さんの平仮名返信で気付いたんですけど、これ、お子さんからのメッセージってことですよね。
字の雰囲気と平仮名から、お子さんが書いたメッセージだと推理。
子ども向けのメッセージを書いて返信したんだと思う。
私なら絶対気付かない。
漢字の書けない字の下手な大人だと思う。
システムエンジニアだと思う。
システムエンジニアは漢字書けないし、みんな字が下手だから。
数少ない情報で、こんな推察出来ない。
普通に大人だと思って返信してしまう。
「堅あげこそ至高。比肩するものなし。」
って返信してしまう。
レジ部鈴木さん、すごいよなぁ。
しっかりとメッセージを読み込んでいる。ちゃんと仕事してる。
お客様の声を本当に大切にしてる感じがする。
すごいなぁ。
まぁ、最後のは本当にただ漢字の書けない字の下手な大人説もあるんだけど、平仮名で返信することで、子どもが書いた可能性に気付く程読み込んでいるよ、ということを第三者に伝えることが出来るので、結果的には大正解だと思う。
そういうとこも含めてすごい。
すごいよなぁ~。
レジ部鈴木さんみたいな人が、
きっと世界を平和にしてくれるんだと思う。
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